データーチェック
実績のある1番人気でも過信禁物
実績馬は人気とは逆の評価を
リピーターに注意
スタミナ型のノーザンダンサー系
中山巧者が強いレース
近2走で3位以内の上がりを使っているような馬
前走5着以内の好調馬


2020年3月28日(土曜) 3回中山1日第68回 日経賞
《レース結果》
1 枠8桃 14 ミッキースワロー 牡6 56.0 横山 典弘 2:32.9
2 枠6緑 10 モズベッロ 牡4 56.0 池添 謙一 2:33.1 1 1/4
3 枠7橙 12 スティッフェリオ 牡6 57.0 田辺 裕信 2:33.1 クビ
4 枠7橙 11 サンアップルトン 牡4 55.0 柴田 善臣 2:33.3 1 1/4
5 枠8桃 13 アイスバブル 牡5 56.0 津村 明秀 2:33.5 1 1/4


《レース内容》
横山典騎乗で1番人気のミッキースワローがV。重賞3勝目を飾った。
順調なら天皇賞・春(5月3日、京都、GI、芝3200メートル)に挑む。
1馬身1/4差の2着が2番人気のモズベッロだった。
無観客のスタンドに激戦の蹄音が響き渡る。外から伸びた3頭の追い比べから
抜け出したのはミッキースワロー。3歳秋に衝撃的な末脚でセントライト記念を制した
中山で、完全復活を予感させる重賞3勝目だ。
「前走(AJCC4着)が勝負どころで故障馬のアオリを受ける不利があったので、
スムーズにいけばと思っていた。1頭になるとフラフラしたり、余力があっても
一生懸命走らないところがあってヒヤヒヤしたけど、力通りでしたね」
このレースで単独最多の6勝目をマークした横山典騎手が、激戦を振り返った。
直線で外へ斜行し、鞍上は4月11日から2日間の騎乗停止を言い渡されたが、
接戦を勝ち切ったパートナーの能力を再認識できたようだ。
「僕の中では何とか好結果を出したかったんだ」と語ったのは菊沢調教師。
道中はいつも通り中団でゆっくり構え、勝負どころからロングスパートで進出して勝った愛馬を、
「モズベッロ、スティッフェリオを相手に、最後は意地を見せてファイトしてくれたね。
やっぱり強い馬だよ。6歳になっても堅実に頑張ってくれる」と満面の笑みでねぎらった。
次走はトレーナーが戦前から「今年は使ってみたいんだ」と話していた天皇賞・春が
視野に入る。ミッキースワローにとっては2018年有馬記念(11着)以来、
1年5カ月ぶりのGI挑戦だ。雌伏のときを経て、完全に軌道に乗った“ツバメ”がこの春、反撃に出る。
2019年3月23日(土曜) 3回中山1日第67回 日経賞
《レース結果》
1 枠1白 1 メイショウテッコン 牡4 55.0 武 豊 2:34.2
2 枠6緑 7 エタリオウ 牡4 55.0 M.デムーロ 2:34.4 1 1/4
3 枠4青 4 マルチサクラアンプルール 牡8 56.0 横山 典弘 2:34.6 1 1/4
4 枠7橙 10 カクチハッピーグリン 牡4 55.0 服部 茂史 2:34.8 1 1/4
5 枠2黒 2 ゴーフォザサミット 牡4 56.0 石橋 脩 2:34.9 クビ

《レース内容》
武豊騎乗で3番人気のメイショウテッコンが逃げ切って2度目の重賞V。
武豊騎手は50歳になって初の重賞勝ちを飾った。次走は天皇賞・春になる見込み。
1番人気エタリオウは1馬身1/4届かず、キャリア10戦で7度目の2着となった。
競馬界の“生ける伝説”はまだまだ現役だ。寒の戻りの中山で4000勝男
武豊に導かれたメイショウテッコンが完璧な逃走劇を披露。
圧倒的1番人気のエタリオウを封じ、鮮やかに昨夏のラジオNIKKEI賞以来となる重賞Vを飾った。
「厩舎でしっかりやってくれたおかげで、課題のスタートをうまく出てくれた。
エタリオウが来たところで一緒にペースを上げたけど、本当に終始、手応えが良かった」
15日に50歳の大台に到達した鞍上が表彰台で穏やかな笑みを浮かべる。
先日、引退を発表した米大リーグ・マリナーズのイチロー外野手とは定期的に顔を合わせる間柄。
「本当に尊敬している。試合を見られないのは寂しいけど、たくさん勇気をもらったからね」と
たたえつつ、「僕は伸び盛り。60代までいくよ」と力強く生涯現役を宣言。
「明日(高松宮記念=モズスーパーフレア)も人気だと思うし頑張らないと」と
貪欲に50代最初のGIとなる尾張の地へ向かった。

2018年3月24日(土曜) 3回中山1日11R 第66回 日経賞
《レース結果》
1 枠7橙 12 ガンコ 牡5 56.0 藤岡佑介 2:33.9 35.6 502 -2 松元茂樹 3
2 枠2黒 3 チェスナットコート 牡4 55.0 蛯名正義 2:34.0 3/4 34.8 458 +2 矢作芳人 7
3 枠6緑 11 マルチサクラアンプルール 牡7 57.0 田辺裕信 2:34.1 3/4 34.6 486 -4 金成貴史 6
4 枠3赤 4 ロードヴァンドール 牡5 56.0 横山典弘 2:34.1 アタマ 35.8 498 -4 昆貢 4
5 枠4青 7 トーセンバジル 牡6 56.0 M.デムーロ 2:34.3 3/4 35.3 484 0 藤原英昭 2


《レース内容》
藤岡佑介騎手騎乗の3番人気・ガンコ(牡5、栗東・松元茂厩舎)が優勝
勝ちタイムは2:33.9(良)。2着には3/4馬身差で7番人気・チェスナットコート(牡4、栗東・矢作厩舎)、
3着には3/4馬身差で6番人気・サクラアンプルール(牡7、美浦・金成厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたキセキ(牡4、栗東・角居厩舎)は9着に敗れた。
ロードヴァンドールがハナを主張したところを外からガンコが交わして逃げる。
ここからアルター、ゼーヴィント、ソールインパクト、ノーブルマーズ、トーセンバジルまでが
離れた先行集団。少し離れてチェスナットコート、サクラアンプルール、キセキ、ナスノセイカン、
ショウナンバッハ、ピンポンがジッと控える。サイモントルナーレとアクションスターは付いて行けず。
ゆったりとしたペースで流れていたが、これを嫌ったのか、キセキが1、2コーナーで
一気に動いて向正面に入ったところでハナに立つ。3コーナーでは各馬の鞍上の手が動き、
ガンコがキセキを再び交わして先頭となり直線へ。後半の速い流れで多くの先行勢が崩れる中で
ガンコが渋太く脚を伸ばして先頭でゴールイン。
2、3着には後方から外を回ってきたチェスナットコートとサクラアンプルールが食い込んだ。
勝ったガンコは、デビュー当時は芝を使われていたが、結果を出せずダート転向して3勝を挙げていた。
その後、ダートで思うように結果を残せなくなった17年末、再び芝、
更に長距離戦に舞台を移すと、初戦でいきなり勝利、日経新春杯(G2)で3着、
前走の松籟Sでも圧勝と適性の高さを見せてきた。
二度目の重賞挑戦、強豪が揃う日経賞(G2)で重賞初勝利を挙げた。
手綱をとった藤岡佑介騎手は、クリンチャーは乗り替わりとなってしまったが、
新コンビで天皇賞・春に向かうことになる。
2017年3月25日(土) 3回中山1日11R 第65回 日経賞(GII)
《レース結果》
1 7 13 シャケトラ 牡4 55.0 田辺裕信 2:32.8   35.0 510 -6 角居勝彦 4
2 6 11 ミライヘノツバサ 牡4 55.0 藤岡佑介 2:32.9 3/4 36.2 500 +2 伊藤大士 7
3 5 10 アドマイヤデウス 牡6 56.0 岩田康誠 2:32.9 アタマ 35.8 486 -4 梅田智之 6
4 5 9 レインボーライン 牡4 55.0 M.デムーロ 2:33.1 1 1/4 35.4 448 +10 浅見秀一 2
5 6 12 ゴールドアクター 牡6 57.0 吉田隼人 2:33.2 クビ 36.2 498 0 中川公成 1


《レース内容》
田辺裕信騎手騎乗の4番人気・シャケトラ(牡4、栗東・角居厩舎)が優勝。
勝ちタイムは2:32.8(良)。
2着には3/4馬身差で7番人気・ミライヘノツバサ(牡4、美浦・伊藤大厩舎)、
3着にはアタマ差で6番人気・アドマイヤデウス(牡6、栗東・梅田智厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたゴールドアクター(牡6、美浦・中川厩舎)は5着に敗れた。
勝ったシャケトラは昨年の日本ダービーの2週後、
6月12日の未勝利戦でデビューしていきなり初勝利。
慎重に使われながら順調に勝ち上がり、前走は日経新春杯に格上挑戦して
2着と素質の高さを見せていた。クラシック戦線に参加することは叶わなかったが、
ゴールドアクターなど実力馬が揃う中、キャリア6戦目で重賞初制覇を決めた。
2016年3月26日(土) 3回中山1日 11R 第64回 日経賞(GII)
《レース結果》
1 6 マイネルキッツ 牡7 59.0 松岡正海 2:34.1   34.7 510 0 国枝栄 6
2 8 エアシェイディ 牡9 57.0 戸崎圭太 2:34.2 3/4 34.8 496 +2 伊藤正徳 4
3 13 トーセンクラウン 牡6 58.0 江田照男 2:34.2 アタマ 35.2 472 -2 菅原泰夫 7
4 4 ネヴァブション 牡7 58.0 後藤浩輝 2:34.2 ハナ 34.9 494 +4 伊藤正徳 2
5 1 トリビュートソング 牡5 57.0 勝浦正樹 2:34.4 1 1/4 34.8 488 0 尾形充弘 5

《レース内容》
フラガラッハが出遅れて最後方から。どの馬も行こうとはしないが、
内からディサイファが押し出されるようにハナに立つ。
1度は先頭に立つシーンもあったサウンズオブアースだが、結局2番手に落ち着く。
そのすぐ外にゴールドアクターがつけ、直後からマリアライトがレースを進める。
前半1000mの通過が65秒台とかなりゆったりとした流れでレースが進んでいくが、
特に道中で動きを見せる馬もおらず、馬順もあまりかわらないまま2週目の3コーナーへ。
徐々にペースが上がり始め、サウンズオブアースとゴールドアクターが先頭に並びかけていく。
直線に入ったところでサウンズオブアースが抜け出しを図る。内ではディサイファが粘りこみを図るが、
外から迫るゴールドアクターの脚色が良く、サウンズオブアースとの一騎討ちになる。
3番手にはマリアライトが浮上するが、前との差は詰まらない。ゴール前まで続いた叩き合いは、
外のゴールドアクターがサウンズオブアースを競り落としたところがゴールであった。
勝ったゴールドアクターはこれで昨年7月から続く連勝を5に、重賞の連勝も3に伸ばした。
有馬記念で接戦を演じた2着のサウンズオブアースに人気が集まっていたが、
終わってみれば今回も主役はこの馬。天皇賞(春)など、これからのG1戦線に向けて、
まずは今季初戦を最良の形で飾った。なお、有馬記念を制した馬が日経賞も制したのは、
シンボリルドルフ、マツリダゴッホに続き3頭目。
2015年3月28日(土) 3回中山1日11R 第63回 日経賞(GII)
《レース結果》
1 5 6 アドマイヤデウス 牡4 56.0 岩田康誠 2:30.2   34.2 472 -6 橋田満 4
2 3 3 ウインバリアシオン 牡7 57.0 福永祐一 2:30.5 1 3/4 34.7 526 -4 松永昌博 5
3 4 4 ホッコーブレーヴ 牡7 56.0 田辺裕信 2:30.5 アタマ 34.4 480 0 松永康利 6
4 7 10 サウンズオブアース 牡4 55.0 M.デムーロ 2:30.5 アタマ 34.0 500 +4 藤岡健一 1
5 1 1 フラガラッハ 牡8 56.0 横山典弘 2:30.7 1 1/4 35.6 498 0 松永幹夫 7


《レース内容》
2分30秒2という勝ち時計はかなり優秀。
息の入らない流れで中身あるレースでした。
それを4歳馬が制したというのも今後に向けて収穫あるものだった。
アドマイヤデウスは春の天皇賞に向けて弾みをつけました。争覇圏に入ってきたとみていいでしょう。
56キロの斤量も味方しただろうが、昨春の天皇賞で好走したウインバリアシオン、
ホッコーブレーヴを封じたのだから評価していいだろう。
長距離で頭角を現してきた馬。天皇賞の舞台もピッタリだ。
その2、3着馬も昨年と同じくらい走れるところは見せました。
それから勝ち馬と同じ4歳の4着サウンズオブアースも悪くない内容でした。
昨年の秋に急に強くなった印象ですが、それが本物だったことを証明しました。
それもスムーズさを欠いて脚を甘すシーンがあってのもの。
勝ち馬に負けない評価をしてもいいかも。
問題はフェノーメノです。消極的過ぎたとはいえ、全く反応しなかった。
前哨戦ながら、余裕のない仕上げだった感もあります。
昨年後半GTでMGI着のようなことにならなければいいのですが…。
2014年3月29日(土) 3回中山1日11R 第62回 日経賞(GII)
《レース結果》
1 6 10 ウインバリアシオン 牡6 56.0 岩田康誠 2:34.4   33.9 526 -8 松永昌博 1
2 6 11 ホッコーブレーヴ 牡6 56.0 田辺裕信 2:34.7 1 3/4 34.3 480 -6 松永康利 10
3 2 2 ラストインパクト 牡4 55.0 川田将雅 2:34.9 1 1/4 34.6 490 0 松田博資 3
4 3 5 サトノアポロ 牡6 56.0 三浦皇成 2:34.9 ハナ 35.1 504 -2 国枝栄 13
5 5 8 フェノーメノ 牡5 58.0 蛯名正義 2:34.9 アタマ 34.9 488 -8 戸田博文 2

《レース内容》
レースは逃げ馬不在の中、押してトレイルブレイザーがハナへ行き、
予想通りのゆったりしたペースに。1番人気ウインバリアシオンはいつも通り中団後ろに、
2番人気フェノーメノはなだめながら3番手の位置取り。
3コーナーからピッチが上がり後半1000m58.8と底力の問われる展開となりました。
3コーナー手前から後方のマイネルジェイドが仕掛け、
それに合わせるようにウインバリアシオンも動き、
4コーナー出口で一気に先団を射程に入れると、
直線入り口で早々に先頭に立ってそのまま押し切り勝利。
2着には中団でジッと我慢したホッコーブレーヴが直線で外から伸び、
中団内を回ったラストインパクトが直線で内ラチ沿いを突いてサトノアポロ、
フェノーメノとの3着争いを制しました。
勝ったウインバリアシオンは強気の競馬で以前のように力のある所を見せましたね。
ラスト4Fのラップが11.9-11.7-11.1-11.9で、この馬の上がり3Fが33.9。
丁度動き始めたラスト4F目のラップは11.9より早いでしょうし、
上がり4Fで45秒台前半くらいの脚を使っているはず。
長く持続する脚を使うのが持ち味でしたし、完全に復活したと言ってもいいでしょうね。
スタミナは十分ありますし、天皇賞春でも有力候補になるのは間違いないです。
2着ホッコーブレーヴは仕掛けが入った3コーナーでも馬群の後ろでジッと脚を溜め、
直線で外へ出して斬れ脚を見せました。
前有利の中山コースでもいつも通りの斬れを発揮しましたね。
斬れる馬ですし東京コースを中心に使われているのですが、
今回はスタミナが問われる展開になったのが良かったかと。
人気馬が早めに動いてくれたのも良かったかな。
展開に左右されやすい馬で、東京コースよりは阪神や京都の方が合っているのではないでしょうか。
3着ラストインパクトは予想通り前に馬を置いて折り合いを重視。
直線では狭い内ラチ沿いを突く根性を見せましたけど、案外伸び切れませんでした。
スタミナ面では問題ないのですけど、やはり今の中山の馬場は合わなかったかな。
2番人気に支持されたフェノーメノは直線で伸び切れず5着でした。
休み明けのせいか少し折り合いに苦労していた感じでしたし、斤量も背負っていたので仕方のないところ。
連覇が懸かる本番で巻き返せるかどうかでしょう。
2013年3月23日(土) 3回中山1日11R 第61回 日経賞(GII)
《レース結果》
1 14 フェノーメノ 牡4 56.0 蛯名正義 2:32.0   34.3 494 +2 戸田博文 1
2 1 カポーティスター 牡4 56.0 高倉稜 2:32.2 1 1/2 34.7 512 -6 矢作芳人 9
3 12 ムスカテール 牡5 56.0 内田博幸 2:32.4 1 34.6 480 -14 友道康夫 7
4 4 タッチミーノット 牡7 56.0 横山典弘 2:32.6 1 1/4 34.7 504 0 柴崎勇 3
5 7 マイネルキッツ 牡10 57.0 三浦皇成 2:32.8 1 1/4 35.7 506 +2 国枝栄 11


《レース内容》
フェノーメノが今季初戦を快勝。G1取りに向けて好スタートを切った。
3歳時にすでに一戦級と好勝負している馬ですけど、
4歳になって初戦をキッチリ勝ったのは大きいです。
それも正攻法の堂々たる勝ちっぷり。
勝ち時計もこの時期とすれば立派だし、完勝と言っていい。
仕上げもほとんど完璧だった。
G2にしてはちょっと物足りないメンバーではあったが、
このあたりでは役者が違うというところだろう。
粘り込みを図るカポーティスターを大外からあっさり差し切ってしまうのだから。
これで胸を張ってトップグループの仲間入り。
本当に計算できる馬になりました。
ただ本質的に中距離向き、春天皇賞3200m向きという感じじゃない。
今後は春の天皇賞を目指すのか、あるいは香港の
クイーンエリザベスU世Cへ遠征するかは現時点で未定だけど
G1戦線をにぎわす存在。その動向に注目していきたい。
2012年3月24日(土) 3回中山1日     11R 第60回 日経賞(GII)
《レース結果》
1 8 ネコパンチ 牡6 56.0 江田照男 2:37.4   37.8 480 -2 星野忍 12
2 7 ウインバリアシオン 牡4 56.0 武豊 2:38.0 3 1/2 35.7 514 -8 松永昌博 2
3 13 ルーラーシップ 牡5 57.0 福永祐一 2:38.1 クビ 36.2 504 0 角居勝彦 1
4 12 コスモロビン 牡4 55.0 柴田大知 2:38.5 2 1/2 36.4 526 0 清水英克 6
5 2 ネヴァブション 牡9 56.0 横山典弘 2:38.7 1 1/4 36.9 484 -6 伊藤正徳 9



《レース回顧》
大逃げをうったネコパンチが後続を寄せ付けず、楽々と逃げ切りました。
上がり37秒8で初重賞制覇です。この3戦は3000m以上の長距離レースに出走して
2桁着順が続いていて、今日も12番人気の評価でした。
どの馬も追いかける気配すらなく、淡々と2500mを走り抜けした。
3馬身半差の2着に、後続馬群の最後方を追走したウインバリアシオン。
メンバートップの35秒7の末脚を繰り出して、
ゴール手前で3着のルーラーシップをとらえました。
さらにクビ差の3着に断然人気のルーラーシップ。
4着コスモロビン以下を2馬身以上引き離しましたから
ウインバリアシオンもルーラーシップもメンバーの中では力は上のように見えますが、
今日はネコパンチの術中にまんまとはめられた印象です。
2011年4月2日(土) 2回阪神3日  11R 第59回 日経賞(GII)
《レース結果》
1 1 トゥザグローリー 牡4 58.0 福永祐一 2:25.4   34.2 528 -4 池江泰寿 1
2 5 ペルーサ 牡4 58.0 横山典弘 2:25.8 2 1/2 34.3 502 -8 藤沢和雄 2
3 9 ローズキングダム 牡4 59.0 武豊 2:25.9 1/2 34.7 470 +2 橋口弘次郎 3
4 6 マイネルキッツ 牡8 58.0 松岡正海 2:26.2 1 3/4 34.8 506 +12 国枝栄 6
5 2 エーシンジーライン 牡6 57.0 岩田康誠 2:26.3 クビ 35.4 494 0 岡田稲男 8



《レース回顧》
日経賞は現4歳勢のハイレベルはもはや言うまでもないが、
3強と言える組み合わせの直接対決を制したのは
トゥザグローリーでした。前半の1000m通過は62.7秒というスローの上がり勝負
スタミナを問われなかった点は天皇賞(春)の前哨戦として参考にしにくいですが、
それでも着差のつきにいくい展開で2馬身半差、まさに完勝という内容でした。

ライバルよりも前でレースを進めたアドバンテージだけでは片付けられない強さです。
出世こそ遅れましたが、成長曲線が他とは違う、まさに本格化といえる。
それに比べるとペルーサもローズキングダムも物足りない内容でした。

5分のスタートを決めたペルーサですが、
59キロを背負ったローズキングダムをどうにか交わした程度では・・・。
ローズキングダムは斤量を背負ったにせよジリっぽい感じで本番での逆転は厳しい感じです。

4着はベテランのマイネルキッツ、不向きの瞬発力勝負で休み明けを考えれば悪くない内容
本番が消耗戦になればまだまだ見限れないでしょう。
2010年3月27日(土) 3回中山1日  11R 第58回 日経賞(GII)


《レース結果》
1 6 マイネルキッツ 牡7 59.0 松岡正海 2:34.1   34.7 510 0 国枝栄 6
2 8 エアシェイディ 牡9 57.0 戸崎圭太 2:34.2 3/4 34.8 496 +2 伊藤正徳 4
3 13 トーセンクラウン 牡6 58.0 江田照男 2:34.2 アタマ 35.2 472 -2 菅原泰夫 7
4 4 ネヴァブション 牡7 58.0 後藤浩輝 2:34.2 ハナ 34.9 494 +4 伊藤正徳 2
5 1 トリビュートソング 牡5 57.0 勝浦正樹 2:34.4 1 1/4 34.8 488 0 尾形充弘 5


《レース内容》
日経賞(GII)では、久しぶりにターフへと姿を現したロジユニヴァースが注目を集め、
昨年の日本ダービー以来約10か月という長期休養明けにもかかわらず
単勝オッズ3.0倍の1番人気に推された。
が、勝利をつかみ、復活をアピールしたのはもう1頭のGI馬、マイネルキッツだった。

大逃げを打ったキングストレイルを次第に追い詰めたロジユニヴァースが、
直線半ばで前を交わそうとする。これを目標に、好位のナムラクレセントや
トーセンクラウン、外から押し上げてきたエアシェイディ、
さらにはネヴァブションなど歴戦のつわものたちも差し脚を伸ばす。
ゴール前は各馬ぎっしりひしめきあっての叩き合いとなった。

ここから鋭く抜け出してきたのがマイネルキッツだ。道中は後方に控えていたが、
4コーナーから直線にかけては上手く内を突き、
狭い間隙を割るようにして差し切ってみせたのだ。

マイネルキッツにとっては、昨春の天皇賞以来となる勝利。
連覇へ向けて上々の前哨戦になったといえるだろう。
が、2着エアシェイディから6着同着のロジユニヴァースまで差はわずか。
今季の古馬中長距離戦線では、実力伯仲の面白い闘いが見られそうである。