データーチェック
1番人気の取拾は決め手
マンハッタンカフェ産駒が近年活躍している
外枠は大不利(7枠、8枠)
3番人気で連を外すのは非サンデー系


2020年5月9日(土曜) 3回京都5日第68回 京都新聞杯
《レース結果》
1 枠5黄 6 ディープボンド 牡3 56.0 和田 竜二 2:11.7
2 枠7橙 11 マンオブスピリット 牡3 56.0 北村 友一 2:11.7 クビ
3 枠7橙 10 ファルコニア 牡3 56.0 川田 将雅 2:12.0 1 1/2
4 枠6緑 8 アドマイヤビルゴ 牡3 56.0 藤岡 康太 2:12.1 1/2
5 枠6緑 9 イロゴトシ 牡3 56.0 小崎 綾也 2:12.5 2 1/2

《レース内容》
和田騎乗で4番人気のディープボンドが競り合いを制して重賞初勝利。
日本ダービー出走に向けて調整される。クビ差2着は3番人気のマンオブスピリット。
断然人気に推されたアドマイヤビルゴは4着に終わった。
父と同じ道へ、確かな手応えを得た。このレースを制してダービーの栄光も手にした
キズナの産駒ディープボンドが、激しい叩き合いから抜け出して前哨戦の父子制覇を達成。
東上最終便で貴重な賞金加算を果たした。
「スタートさえ決まれば、と思っていました。いいところで競馬ができましたね。
しぶとい脚が使えることは分かっていたので、並んだところで『大丈夫だな』と思いました」
重賞初Vに導いた和田騎手が頬を緩めた。道中は5、6番手で、人気のアドマイヤビルゴをマーク。
先に抜け出したライバルを残り1ハロン過ぎでかわすと、外から伸びる
2着マンオブスピリットもクビ差で退けた。この3歳世代が初年度の父に届けた
6つ目の重賞タイトル(交流含む)は、大きな意義のある1勝だ。
アザレア賞から中1週で皐月賞(10着)に臨み、さらに中2週という厳しいローテーション。
それでも鞍上は「力をつけている感じがありましたね」とうなずき、大久保調教師も
「前走も栗東に帰ってきてからすぐに元気いっぱいだった。後肢も強くなっている感じがあって、
成長を感じます」とタフネスぶりと成長度に目を細める。
今後は「来週以降の馬の状態を見て(の判断)にはなりますが、せっかく日本ダービーへの
チケットをいただいたので、オーナーと相談して前向きに考えていきたいです」と
トレーナーは大一番を見据える。無敗の皐月賞馬コントレイルと同門の
“ノースヒルズ軍団”に現れた新星。本番でも父子制覇を狙うディープボンドが、一世一代の晴れ舞台に挑む。 
2019年5月4日(土曜) 3回京都5日第67回 京都新聞杯
《レース結果》
1 枠7橙 12 レッドジェニアル 牡3 56.0 酒井 学 2:11.9
2 枠3赤 3 ロジャーバローズ 牡3 56.0 浜中 俊 2:11.9 クビ
3 枠4青 6 サトノソロモン 牡3 56.0 B.アヴドゥラ 2:12.3 2 1/2
4 枠4青 5 マルチナイママ 牡3 56.0 柴田 大知 2:12.3 ハナ
5 枠5黄 7 タガノディアマンテ 牡3 56.0 松山 弘平 2:12.5 1 1/4


《レース内容》
酒井騎乗で11番人気のレッドジェニアルが中団から鮮やかに差し切って重賞初制覇。
令和初のJRA重賞ウイナーに輝くとともに、日本ダービーへ弾みをつけた。
2着は2番人気のロジャーバローズ。1番人気のタガノディアマンテは5着に敗れた。
快晴に恵まれたゴールデンウイークの淀で、令和初の重賞タイトルを手にしたのは
11番人気の伏兵レッドジェニアルだ。鮮やかに差し切って重賞初制覇。
賞金を加算して日本ダービー出走を確実にした。
「本当にしばらく重賞を勝っていなかったので、とにかくうれしいです」と
2014年の菊花賞(トーホウジャッカル)以来、
4年半ぶりの重賞制覇となった酒井騎手が顔をほころばせた。
外め(12)番枠から抜群のスタートを切ると、スッと中団馬群へもぐり込んだ。
前に壁が作れなかった前走と違い、リラックスして脚をためられたことで、直線に向いて末脚が爆発。
「4コーナーを回るときに手応えはあったし、手応え通りしっかり反応してくれました」。
メンバー最速の上がり3ハロン34秒7の脚を繰り出して、
逃げ粘るロジャーバローズをゴール前でクビ差捕らえた。
デビュー当初から高い能力を感じていた陣営が、出世の妨げとなっていた精神面に工夫をこらし、
ギリギリで競馬の祭典に間に合った。
 「(装着する)鞍を厩舎で置くなど、なるべくテンションを上げないようにしたのがよかった。
無駄なエネルギーを使わなかったし、馬の理解度もありました」と
高橋忠調教師は一戦ごとの成長を口にした。
距離適性を考慮して、デビューから5戦は全て2000メートル以上を選択したことも実を結んだ。
トレーナーは「東京に行ってどうなるか」と長距離輸送をポイントに挙げたが、
鞍上は「きょうのような競馬をすれば、しっかり走れる力を証明できた。
ダービーの大舞台でも頑張ってくれると思います」と力を込めた。
フランス語で“素晴らしい”を意味するジェニアル。その名のとおりの輝く未来に向けて、快進撃を続ける。
2018年5月5日(土曜) 3回京都5日11R 第66回 京都新聞杯
《レース結果》
1 枠7橙 13 ステイフーリッシュ 牡3 56.0 藤岡佑介 2:11.0 34.6 454 +16 矢作芳人 7
2 枠4青 8 アドマイヤアルバ 牡3 56.0 岩田康誠 2:11.3 1 3/4 34.3 464 -4 須貝尚介 11
3 枠8桃 15 シャルドネゴールド 牡3 56.0 H.ボウマン 2:11.3 ハナ 33.9 440 -4 池江泰寿 4
4 枠1白 2 グローリーヴェイズ 牡3 56.0 浜中俊 2:11.4 3/4 34.3 448 +4 尾関知人 2
5 枠3赤 6 メイショウテッコン 牡3 56.0 松山弘平 2:11.4 クビ 35.0 494 +6 高橋義忠 12


《レース内容》
藤岡佑介騎手騎乗の7番人気・ステイフーリッシュ(牡3、栗東・矢作厩舎)が優勝。
勝ちタイムは2:11.0(良)。2着には1馬身3/4差で11番人気・アドマイヤアルバ(牡3、栗東・須貝尚厩舎)、
3着にはハナ差で4番人気・シャルドネゴールド(牡3、栗東・池江寿厩舎)が続いて入線した。
メイショウテッコンが颯爽とハナを奪い、ステイフーリッシュは3馬身後ろで2番手を追走。
さらに3馬身ほど離れてタニノフランケル、ケイティクレバーが追走。
馬群は縦長となり、1番人気のフランツは最後方から終い勝負にかける。
淀みないペースでレースは進み、メイショウテッサイにステイフーリッシュが並びかけて直線へ。
勢いが付いたステイフーリッシュがそのまま後続を突き放し、
残り200mで勝負あり。アドマイヤアルバが懸命に追いすがるが、ゆうゆうとリードを保って重賞初Vを決めた。
勝ったステイフーリッシュは、新馬勝ち直後に挑んだホープフルSで3着に入った素質馬。
前走の共同通信杯は見せ馬なく10着と敗れたが、その後は無理せず目標をダービーに切り換え、
ラストチャンスとなったこのレースで見事な快勝。
勝ちタイムも優秀で、晴れの舞台に楽しみな馬が戻ってきた
2017年5月6日(土) 3回京都5日 11R 第65回 京都新聞杯(GII)
《レース結果》
1 8 11 プラチナムバレット 牡3 56.0 浜中俊 2:15.2   33.6 480 +2 河内洋 2
2 3 3 サトノクロニクル 牡3 56.0 川田将雅 2:15.2 アタマ 34.0 456 +6 池江泰寿 1
3 2 2 ダノンディスタンス 牡3 56.0 和田竜二 2:15.2 クビ 34.2 522 +10 佐々木晶三 6
4 5 5 サトノリュウガ 牡3 56.0 池添謙一 2:15.3 1/2 33.9 478 0 平田修 5
5 6 8 ミッキースワロー 牡3 56.0 菊沢一樹 2:15.3 ハナ 34.1 488 0 菊沢隆徳 4


《レース内容》
浜中俊騎手騎乗の2番人気・プラチナムバレット(牡3、栗東・河内厩舎)が優勝。
勝ちタイムは2:15.2(良)。2着にはアタマ差で1番人気・サトノクロニクル(牡3、栗東・池江寿厩舎)、
3着にはクビ差で6番人気・ダノンディスタンス(牡3、栗東・佐々晶厩舎)が続いて入線した。
大外からウインベラシアスが主導権を取ってスタンドを通過。そのまま徐々にリードを広げ
て大逃げの形で向こう正面へ。離れた2番手にダノンディスタンス、サトノクロニクル、カケルテソーロ、
サトノリュウガ、ミッキースワローと続く。プラチナムバレットはそれらを見る形で、
インヴィクタも後方から少しずつポジションを押し上げる。
逃げたウインベラシアスが先頭で直線に入るも、ダノンディスタンス、ミッキースワローが
捕らえて先頭へ躍り出る。更に外からサトノリュウガ、プラチナムバレット、
馬群をこじ開けてサトノクロニクル、ゴールドハットも加わって大混戦。
最後は大外を力強く伸びたプラチナムバレットがサトノクロニクルをアタマ差抑えて
ダービーの切符を手に入れた。勝ったプラチナムバレットは、
新馬戦で2着に下したサトノクロニクルを再び従えて重賞初勝利。
姉にスマートレイアーがいる良血で、これまでは前々の競馬で
安定した成績を残していたが、今回は後方から末脚を伸ばす競馬で快勝。
姉同様の自在性を武器に堂々と大舞台へ挑む。
2016年5月7日(土) 3回京都5日11R 第64回 京都新聞杯(GII)
《レース結果》
1 2 2 スマートオーディン 牡3 56.0 戸崎圭太 2:12.6   33.8 482 -2 松田国英 1
2 7 11 アグネスフォルテ 牡3 56.0 松山弘平 2:12.7 3/4 34.5 438 -2 長浜博之 9
3 6 9 ロイカバード 牡3 56.0 池添謙一 2:12.9 1 1/2 34.3 440 -10 松永幹夫 4
4 8 13 ブラックスピネル 牡3 56.0 C.ルメール 2:13.0 クビ 34.6 502 +8 音無秀孝 2
5 5 7 エルプシャフト 牡3 56.0 横山典弘 2:13.3 1 3/4 34.1 442 +4 角居勝彦 3


《レース内容》
断然人気のスマートオーディンが鮮やかに勝ち切った。
見た目はレベルの違う走りだったが、これが果たしてダービーにつながるかどうかだ。
共同通信杯のような正攻法の競馬をするとダメな馬でしたからね。
今回は4つコーナーがあるコースの適性というより、平均ペースのなかでも
しっかりと脚を使えるかどうかが課題だったと思います。
松田厩舎の英才教育が少しずつ実を結んできているのは感じられるレースだったが…。
一応は合格点の走りだったのではないでしょうか。若干、行きたがる面を見せていましたが、
初めての距離でもメンバー最速の上がり(33秒8)を使ったのは立派です。
ただ、ダービーでの印は…やはり△止まりでしょうか。
東京の2400メートルで同じ手が通用するかどうかは疑問が残る。
数字の裏付けはあるが、それほど長くいい脚を使えるタイプにも思えない。
皐月賞で厳しいレースを経験してきた馬と比べると…。
マカヒキと同じ位置から同じ脚を使えると思わすほどのすごみは感じませんでした。
東京で勝っているし、決め打ちすればひょっとするかもしれないが…。
ただ、負かしたのが1勝馬のアグネスフォルテ(2着)。レベルは高かったとは言い難い。
3着ロイカバード、4着ブラックスピネルは春が過ぎたのにまだツボミのまま。
この2頭の開花宣言は秋以降となるだろう。
確かに3、4着馬は物足りない内容でした。アグネスフォルテは長浜調教師
最後のダービーに望みをつなぎました。
2015年5月9日(土) 3回京都5日11R 第63回 京都新聞杯(GII)
《レース結果》
1 2 4 サトノラーゼン 牡3 56.0 川田将雅 2:11.3   34.5 454 +4 池江泰寿 2
2 1 2 ポルトドートウィユ 牡3 56.0 武豊 2:11.4 1/2 34.3 476 -4 高野友和 1
3 8 15 アルバートドック 牡3 56.0 藤岡康太 2:11.4 ハナ 34.1 472 -2 松田博資 6
4 2 3 トーセンバジル 牡3 56.0 岩田康誠 2:11.4 アタマ 34.0 468 -4 藤原英昭 4
5 1 1 ダノンリバティ 牡3 56.0 浜中俊 2:11.5 3/4 34.8 508 0 音無秀孝 3


《レース内容》
4着馬までが勝ち馬から0秒1差の接戦。
先週の青葉賞レーヴミストラルと同じく、川田がサトノラーゼンをダービー出走に導いた。
勝ち時計自体は評価していいと思います。ただ、一昨年にダービーを制した
キズナは完勝でした。上位は仕掛けるタイミングと位置取りの差が明暗を分けました。
キャリアを積んでいる馬も多く、上積みという点でもどうか。
サトノラーゼンはしぶとさは光ったが、強さは感じなかった。
ポルトドートウィユは下見所で良くは見えませんでした。
ユタカくんの手綱と素質だけでつかんだ2着。
春はトライアル完敗で評価を下げましたが、完成の域にはまだこれからの馬です。
3着アルバートドックも良くなるのはまだ先だろう。
期待したダノンリバティは好位で流れに乗って伸び切れず。
ダービーへの道はほぼ閉ざされた。
昨年は2分11秒0で走破したハギノハイブリッドが互角に戦えると思いましたが、
ダービーでは13着。今年の上位2頭が通用するかは微妙で、皐月賞組のほうがレベルは高い。
それでもプリンシパルSよりレベルが上なのは間違いない。
今後の成長があるようなら、ダービーの伏兵候補になるかもしれない。
2014年5月10日(土) 3回京都5日11R 第62回 京都新聞杯(GII)
《レース結果》
1 2 3 ハギノハイブリッド 牡3 56.0 秋山真一郎 2:11.0   34.7 448 +4 松田国英 3
2 6 11 サウンズオブアース 牡3 56.0 浜中俊 2:11.2 1 1/4 35.3 498 0 藤岡健一 8
3 3 5 ガリバルディ 牡3 56.0 福永祐一 2:11.2 ハナ 34.5 492 -2 藤原英昭 5
4 4 8 シャドウダンサー 牡3 56.0 武豊 2:11.2 クビ 34.7 492 -8 角居勝彦 1
5 1 2 ミヤビジャスパー 牡3 56.0 池添謙一 2:11.3 3/4 34.8 494 +10 笹田和秀 2

《レース内容》
東上最終便とも言える京都新聞杯はハギノハイブリッドが豪快に差し切った。
父がブライアンズタイムの直子のタニノギムレット。この父系はこの時期に急に
力をつけてくる馬がいます。ハギノも今回の勝ちっぷりは今までにないもの。
明らかにパワーアップしています。確かに叩き込んで強くなってきた感じです。
時計は馬場状態によるところが大きいと思うが、大外から一気に伸びてきた脚にはインパクトがあった。
昨年の勝ち馬キズナは勢いに乗ってダービーも勝ちました。
1昨年のトーセンホマレボシも3着に好走しているし、最近の傾向からすれば、
今年のハギノハイブリッドも本番で面白いのでは。レース運びが自在でレースもうまい。
連化候補の資格は十分だと思います。2着サウンドオブアースは勝ち馬ほどの内容はなかったが
最後までしぶとかった。浜中ジョッキーの腕も光りました。
ゴール間際でハナだけ差し返しましたから。1番人気に推されたシャドウダンサーは
位置取りが後ろ過ぎたし、高速馬場の決め手勝負でも見劣ってしまった。
力で押し上げてきましたけど、惜しいシ−ンはなかったです。今回は完敗でした。
2013年5月4日(土) 3回京都5日11R 第61回 京都新聞杯(GII)
《レース結果》
1 5 キズナ 牡3 56.0 武豊 2:12.3   34.5 480 -2 佐々木晶三 1
2 8 ペプチドアマゾン 牡3 56.0 藤岡康太 2:12.5 1 1/2 35.4 468 0 吉村圭司 9
3 12 ジャイアントリープ 牡3 56.0 北村友一 2:12.7 1 1/4 35.3 498 -2 村山明 11
4 13 シンネン 牡3 56.0 福永祐一 2:12.7 クビ 35.2 472 +4 浅見秀一 10
4 14 ウインアルザス 牡3 56.0 中井裕二 2:12.7 同着 36.3 498 0 西園正都 7

《レース内容》
このレースを走る前からダービー候補の1頭に数えられていたキズナ。
その能力がG1レベルなのは疑う余地がなく
見た目にスリリングだった今回の勝ちっぷりは同馬のスター性をさらに引き上げた。
だが、皐月賞との比較ではるかに落ちるメンバー構成では勝つのは当然。
注目すべきは見た目のインパクトではなく内容そのものだ。
レースの上がり3ハロン35秒9を1秒以上も上回る鬼脚=34秒5を発揮した今回の一戦は
同じくレースの上がり35秒8を大きく上回る34秒3で差し切った毎日杯と内容が類似している。
1000m通過が今回=59秒2、毎日杯=58秒6とともに速い流れだったにも関わらず
前が止まらない馬場の影響で2着以下に先行馬が残ったというところも同じ。
高速馬場への適正を改めて証明した一方で流れが速すぎたために
課題のひとつとされている折り合いのチェックはできなかった。
超が付くスローペースでも折り合いをつけることができるのか?
これに対する答えは未知数のまま本番を迎える。
だが、これは距離不安がささやかれる皐月賞上位組も同じだ。
現段階で皐月賞組より上という材料が見当たらず、
一方で逆転の可能性を感じた別路線組もこの馬のみということも追記しておきたい。
ダービーは4強だ。
2012年5月5日(土) 3回京都5日     11R 第60回 京都新聞杯(GII)
《レース結果》
1 2 トーセンホマレボシ 牡3 56.0 C.ウィリアムズ 2:10.0 レコード 34.7 498 0 池江泰寿 5
2 10 ベールドインパクト 牡3 56.0 四位洋文 2:10.4 2 1/2 34.7 488 +4 大久保龍志 2
3 6 エキストラエンド 牡3 56.0 岩田康誠 2:10.5 3/4 34.7 458 -2 角居勝彦 1
4 8 ククイナッツレイ 牡3 56.0 幸英明 2:10.5 アタマ 34.4 424 0 松田国英 10
5 9 メイショウカドマツ 牡3 56.0 武豊 2:11.0 3 35.8 522 0 藤岡健一 3


《レース回顧》
メイショウカドマツが馬場を意識して引っ張ったとはいえ、すごい時計が出ました。
開催2週目から速い時計が目立っていたが、日本レコードになるとは。
高速馬場ゆえの時計ですが、勝ち方は堂々たるもの。
夢のあるトーセンジョーダンの下という血統背景を感じさせる。

5ハロン通過58秒0で後半も59秒2と崩れていないから
馬自身の良化は確実に認められます。
ウィリアムズ騎手の手腕もかなりのパーセンテージであると思います。
モサッとしたタイプをスッと先行させるあたりは流石です。

焦点はダービーでどうか?
先々を考えれば高く評価できますが、異常に時計が早過ぎる点が気がかり、
特にディープインパクト産駒は走り過ぎてしまう傾向があるので今後のケアが大変かもしれない。
加えてワールドエースあたりと比較すると完成度でまだ劣る印象。

一気にV戦線浮上とは思えない、2着ベールドインパクトにも同じ事が言える。
この時計で結果を出したので評価はできますが、即ダービーまでとは・・・
終わってみれば1〜4着までがディープインパクト産駒。
高速馬場での強さ、適正を改めてアピールしたレースでした。
2011年5月7日(土) 3回京都5日   11R 第59回 京都新聞杯(GII
《レース結果》
1 5 クレスコグランド 牡3 56.0 武豊 2:13.5   33.9 490 -4 石坂正 3
2 11 ユニバーサルバンク 牡3 56.0 岩田康誠 2:13.5 ハナ 34.0 472 -2 松田博資 2
3 10 サウンドバスター 牡3 56.0 秋山真一郎 2:13.5 アタマ 33.6 474 -6 佐藤正雄 10
4 2 ルイーザシアター 牡3 56.0 安藤勝己 2:13.7 1 1/4 34.3 490 -2 加藤征弘 7
5 6 サンビーム 牡3 56.0 藤田伸二 2:13.7 クビ 34.5 498 -12 山内研二 8



《レース回顧》
断然の1番人気レッドデイヴィスはレース中に故障し先頭意欲がなく競馬にならなかった。
変わって浮上したのはクレスコグランド。
直線で外へ持ち出すとユニバーサルダンスをハナ差捕らえた。

馬自体は地味なイメージがあるが、アプリコットフィズの弟でマンハッタンカフェの近親
血統背景は確かなものがあった。
この時期に3連勝、いずれも2000mを超えての距離ですし、タフな一面も。
ダービーでも面白いかも知れません。

2着ユニバーサルダンクは、ほとんど崩れていないので物差しになる馬
それを負かした点は評価できるし、一戦ごとに力を付けている印象です。

ダービーでは伏兵候補の一頭に挙げてもいいのではないでしょうか。



2010年5月8日(土) 3回京都5日   10R 第58回 京都新聞杯(GII)
《レース結果》
1 11 ゲシュタルト 牡3 56.0 池添謙一 2:12.8   34.3 494 -2 長浜博之 3
2 8 コスモファントム 牡3 56.0 松岡正海 2:13.0 1 1/4 34.7 486 +2 宮徹 2
3 1 レーヴドリアン 牡3 56.0 藤岡佑介 2:13.0 ハナ 33.9 460 -2 松田博資 1
4 16 メイショウウズシオ 牡3 56.0 飯田祐史 2:13.0 クビ 34.4 486 +14 飯田明弘 10
5 5 ブレイクアセオリー 牡3 53.0 和田竜二 2:13.1 3/4 34.6 504 +2 宮本博 5


《レース内容》
きさらぎ賞2着、皐月賞9着、鋭い末脚を持つレーヴドリアンが1番人気。
ヴィクトワールピサとはクビ差の2着だったラジオNIKKEI杯2歳S以来となるコスモファントムが2番人気。
そして、スプリングS2着、皐月賞7着、しぶとさの光るゲシュタルトが3番人気。
京都新聞杯(GII)では重賞で好走歴のある3頭が人気を集め、
実際のレースもまた、この3頭が上位を争うことになった。

逃げたモズ、早めに仕掛けたシャイニーナイトを交わし、直線に入ると同時にコスモファントムが先頭へと躍り出る。
これをターゲットとするように、ゲシュタルトもスパートを開始。遅れてレーヴドリアンが大外から、
いつものように鋭く追い込んでくる。結局、ゴール手前でコスモファントムを競り負かした
ゲシュタルトがさらに1馬身4分の1と差を広げ、レーヴドリアンの猛追も3着に封じてゴールしたのだった。

第一冠・皐月賞では跳ね返されたクラシックという大きな壁に、ふたたび挑む資格を自らつかみ取った。
ゲシュタルトにとっては、そんな重賞初制覇といえるだろう