データーチェック
1番人気は連対率80%
SS産駒は2.3着が多い
先行馬有利
差し馬なら内枠が条件
マイルでも対応できるスピードのある馬


2015年12月5日(土) 4回中京1日11R 第51回 金鯱賞(GII)
《レース結果》
1 7 10 ミトラ せん7 56.0 柴山雄一 1:58.8   34.6 508 -2 萩原清 5
2 1 1 ディサイファ 牡6 57.0 四位洋文 1:59.0 1 1/4 34.9 498 0 小島太 1
3 2 2 サトノノブレス 牡5 56.0 和田竜二 1:59.0 アタマ 34.6 518 +4 池江泰寿 4
4 8 11 マイネルフロスト 牡4 56.0 松岡正海 1:59.1 3/4 34.5 484 -2 高木登 8
5 8 12 クラレント 牡6 56.0 田辺裕信 1:59.1 ハナ 35.1 504 +6 橋口弘次郎 6

《レース内容》
1分58秒8は昨年の金鯱賞でマークされたレコードとタイ記録。
その勝ち馬ラストインパクトといえばJCで2着に好走したばかり。
昨年2着だったサトノノブレスは同じ走破時計(1分59秒0)で3着だから、
これに先着した2頭は相応の評価ができる計算だ。
それが生きのいい3、4歳馬だったら来年に向けて展望が開けたんですが…。
ベテランのワンツーとなりました。
勝ったミトラは小回りコースに対応するスピードに加え、ここにきて耐久力も身に付けてきた。
最近はあまり活躍していないシンボリクリスエス産駒だが、この馬の成長力には目を見張る。
昨春あたりは短距離を使っていましたが、距離を延ばして良さが出ました。
7歳を迎えての充実ぶりは本当に素晴らしい。
ディサイファ相手の勝利なので価値は高いのですが、これからさらに良くなるかとなると…。
強敵と戦ってきたディサイファはこのメンバーに入ると力は上位。
ただ夏場から使いだして秋の天皇賞にピークを持ってきた。少々ガス欠だった感も否めない。
期待外れだったのがベルーフ、レーヴミストラルの3歳勢です。
条件が合わなかった面もあるのでしょうが、
今回の組み合わせで見せ場もないようではGTでは苦しいでしょう。
復調気配は4着マイネルフロスト。調教の動きも良くなってきたし、
昨年のダービー3着馬の今後は要注意だ。
2014年12月6日(土) 4回中京1日11R 第50回 金鯱賞(GII)
《レース結果》
1 2 4 ラストインパクト 牡4 57.0 川田将雅 1:58.8 レコード 34.6 486 0 松田博資 1
2 6 12 サトノノブレス 牡4 57.0 池添謙一 1:59.0 1 1/2 34.8 508 0 池江泰寿 4
3 3 5 エアソミュール 牡5 57.0 武豊 1:59.1 1/2 35.1 500 +10 角居勝彦 2
4 8 16 ラブリーデイ 牡4 56.0 幸英明 1:59.3 1 35.2 484 +2 池江泰寿 6
5 5 10 カレンブラックヒル 牡5 57.0 秋山真一郎 1:59.3 クビ 35.9 478 +10 平田修 5

《レース内容》午前中に雪が舞った時はどうなるかと思ったが、
終わってみればラストインパクトが1分58秒8のレコードで快勝。
これで今年重賞3勝目だから立派というほかない。
2着のサトノノブレスが早めに抜け出したところをワンテンポ待てたのも良かった。
川田騎手もよほど自信があったんでしょうね。以前は情けない面もあった馬ですが、
一戦ごとに良くなっている感じがします。サトノと同じ4歳ですが、成長力を感じます。
次走は菱田とのコンビで有馬記念か。今の勢いなら掲示板くらいはあっても不思議じゃないな。
他の上位勢もほぼ順当でしたが…。
問題はウインバリアシオンだな。まさか15着とは…。
休み明けでしたし、この距離も忙しいんでしょうけど、それにしても負け過ぎですね。
これも次は有馬だろうけど、この内容だと一変までは難しいだろうな。
2013年11月30日(土) 4回中京1日11R 第49回 金鯱賞(GII)
《レース結果》
1 11 カレンミロティック せん5 56.0 池添謙一 1:59.6   35.8 460 +6 平田修 3
2 13 ラブリーデイ 牡3 54.0 蛯名正義 2:00.0 2 1/2 35.6 480 +6 池江泰寿 6
3 4 ウインバリアシオン 牡5 56.0 藤岡康太 2:00.1 3/4 34.6 538 +30 松永昌博 8
4 12 トゥザグローリー 牡6 56.0 北村友一 2:00.4 1 3/4 35.3 534 +8 池江泰寿 5
5 8 フラガラッハ 牡6 56.0 高倉稜 2:00.4 クビ 34.4 496 0 松永幹夫 7

《レース内容》
カレンミロティックが重賞初挑戦で優勝。2走前がレコード勝ちで時計の裏付けはあったし、
スピードの生きる中京は打ってつけだった。休養明けとはいえ上がり馬。
距離もピッタリでした。それにこの母系はヒカルアマランサスとか活躍馬が多い。
次は有馬記念みたいだけど、G1となると壁は厚いかも。
メイショウナルトがひっかかって飛ばしてくれたのもありました。
2着のラブリーデイは3歳馬で好内容。印象の薄いタイプですけど
ダービー(7着)でもコンマ4秒しか負けていません。
この時期は必ず力を付けてくる3、4歳馬が出現します。
1年5ヶ月ぶりで30キロ増のウインバリアシオンが3着に来たのは驚いた。
屈腱炎の長期休養明けでの好走はあまり前例がないですからね。
それにしてもメイショウナルトはここまで止まるペースではなかったと思います。
秋にきつい競馬が続いた反動でしょうか。
小倉記念をレコード勝ちした時の勢いはないし、負け方が良くない。
オーシャンブルーも同様。追い切りでトゥザグローリーをアオっていたから期待したんだけど・・・。
6着のムスカテールも掲示板には載らないといけない流れ。
上がり馬を評価する時期であると同時に、トゥザグローリーなど
実績馬に復活を期待しにくいムードを感じたのも確かです。
2012年12月1日(土) 3回中京1日11R 第48回 金鯱賞(GII)
《レース結果》
1 6 オーシャンブルー 牡4 56.0 C.ルメール 2:00.4 レコード 34.7 436 0 池江泰寿 6
2 9 ダイワマッジョーレ 牡3 55.0 丸田恭介 2:00.5 3/4 34.8 444 +8 矢作芳人 8
3 5 アドマイヤラクティ 牡4 56.0 M.デムーロ 2:00.6 クビ 34.7 486 +2 梅田智之 4
4 11 トウカイパラダイス 牡5 56.0 柴山雄一 2:00.6 ハナ 35.2 500 +4 田所秀孝 9
5 12 クレスコグランド 牡4 56.0 浜中俊 2:00.8 1 1/4 35.1 496 -6 石坂正 11

《レース内容》
一応はレコード決着だけど。まだサンプルの少ない中京コースだし、
正直G2と呼ぶには小粒なメンバーだった。
レベルうんぬんはさておき、秋以降の重賞は世代交代がひとつのテーマ。
質量で上回った3.4歳世代がやはり結果を出しましたね。

勝ったオーシャンブルーはアルゼンチン共和国5着の経験が生きた。
新装間もない中京で展開や乗り方が難しい中、
この馬は1番無理せず流れに乗れたということでしょう。
たた、やはりこのメンバーを考えると現時点で大きな舞台でとは言いにくい。
むしろ伸びシロ込みで2着ダイワマッジョーレ、ラジニケ賞6着と下地はあるし、
負けたけど、今後に期待を持たせるものだった。
3歳で期待を裏切ったサトノギャラントは、あの形では流れも不向きでした。
この距離でも大丈夫だと思うのですが・・・。
その前の2戦は東京でじっくり脚をためる競馬、クラスが上がり中京に替わって
同じ手は通用しなかったということ。ダノンバラードは執拗に絡まれて数字以上に厳しい展開、
アーネストリーはいいところの行きっぷりにないです。
ここで掲示板にも載れないとなると厳しい・・・。負けた組は騎乗数の少ない
中京で乗り方が難しかったとフォローしたいところですが、そうは言っても
1.3着は外国人騎手・・・さすがと言うべきか、他の騎手がマズイと言うべきか・・・。

2011年5月28日(土) 3回京都11日  11R 第47回 金鯱賞(GII)
《レース結果》
1 13 ルーラーシップ 牡4 58.0 福永祐一 2:02.4   35.8 496 前計不 角居勝彦 1
2 5 キャプテントゥーレ 牡6 58.0 小牧太 2:02.5 3/4 36.4 464 +8 森秀行 2
3 9 アーネストリー 牡6 58.0 佐藤哲三 2:02.9 2 1/2 36.7 536 +6 佐々木晶三 3
4 3 ホワイトピルグリム 牡6 57.0 池添謙一 2:03.4 3 36.1 468 +2 鮫島一歩 11
5 12 アンライバルド 牡5 58.0 N.ピンナ 2:03.6 1 1/4 37.3 486 +12 友道康夫 9



《レース回顧》
ルーラシップが期待通りの走りを見せてくれました。
スタートのミスはありましたが、3コーナ過ぎから押し上げて
最後はきっちりキャプテントゥーレを捕らえました。

大跳びで馬場も合わなかったことを考えると着差以上の強さです。
一完歩ごとに差を詰めてきた脚は本当に迫力がありました。
当然、次走の宝塚記念でも有力でしょう。

敗れたとはいえキャプテントゥーレもレース運びとしては完璧でしょう。
ルーラーが遠征帰りだけに、終わってみれば相手が悪かったしか言いようがありません。

3着は順当にアーネストリー、今回休み明けだったから
次の宝塚記念へ向けて良い叩き台になった。

アンライバルドも長いブランクから復帰して5着確保
さすがに即復活とはいかないでしょうが、その兆しは感じられました。
秋も含めて今後が楽しみになってきましたね。


2010年5月29日(土) 4回京都3日   10R 第46回 金鯱賞(GII)
《レース結果》
1 5 アーネストリー 牡5 57.0 佐藤哲三 1:59.5   34.0 532 +4 佐々木晶三 1
2 9 ドリームサンデー 牡6 57.0 秋山真一郎 1:59.7 1 1/4 34.4 500 -2 池江泰郎 6
3 6 スマートギア 牡5 57.0 池添謙一 2:00.1 2 1/2 33.8 458 +2 佐山優 4
4 7 ホワイトピルグリム 牡5 57.0 四位洋文 2:00.3 1 34.2 460 +4 鮫島一歩 7
5 13 アドマイヤオーラ 牡6 57.0 安藤勝己 2:00.3 ハナ 34.2 458 -2 松田博資 8



《レース内容》
今年は京都競馬場での開催となった金鯱賞(GII)では、約5か月半ぶりの実戦にもかかわらず
アーネストリーが1番人気に推された。京都・芝2000mは3戦2勝、2着1回と好相性を誇り、
2走前のアルゼンチン共和国杯が2着、前走・中日新聞杯で重賞初制覇と本格化の到来を感じさせる存在だ。
そのアーネストリーが、磐石の競馬を見せる。

逃げるドリームサンデーの2番手につけたアーネストリー。淡々と、かつゆったりと流れるペースの中、
十分に折り合って追走し、馬なりのまま最終コーナーを回り切る。もう後は、前を交わすだけ。
懸命に粘るドリームサンデーに並びかけると、直線半ばで競り負かし、そのままゴールへと飛び込む。
ドリームサンデーには1馬身4分の1差、その2馬身半後ろに追い込んだスマートギアを従えての、
まったく危なげのない完勝だった。

軽快な先行力と確かな末脚を披露して、重賞2連勝を果たしたアーネストリー。
この充実ぶりを武器に、今後も中距離路線で活躍してくれそうな1頭である。

2頭のオークス馬を同時に生み出した2分29秒9の戦いは、競馬史に永遠に刻まれることになる。