データーチェック
1番人気は8年連続で3着以内なし
近2年は3歳馬が好走
ハンデ52キロ〜55キロが狙い目
サクラバクシンオー産駒
内外のどちらかが有利になりやすい
ダート中距離をこなすような種牡馬の血
前走上がり最速の人気馬は信用できない


2020年7月5日(日曜) 4回阪神2日第56回 CBC賞
《レース結果》
1 枠2黒 3 ラブカンプー 牝5 51.0 斎藤 新 1:08.7
2 枠3赤 6 アンヴァル 牝5 54.0 北村 友一 1:09.0 1 3/4
3 枠1白 2 レッドアンシェル 牡6 57.0 福永 祐一 1:09.3 2
4 枠5黄 9 タイセイアベニール 牡5 56.0 松山 弘平 1:09.3 ハナ
5 枠3赤 5 エイシンデネブ 牝5 53.0 幸 英明 1:09.5 1 1/4

《レース内容》
13番人気のラブカンプーが鮮やかな逃げ切りで重賞初制覇。
2年目の斎藤新騎手(19)=栗・安田隆=も重賞初勝利を飾った。
11番人気のアンヴァルが2着、3着に3番人気のレッドアンシェルが入り、
3連単は244万4630円の大波乱となった。
力いっぱい左ムチを振るって、ゴールへと飛び込んだ。
2年目の斎藤騎手が5歳牝馬ラブカンプーを見事にエスコート。
9度目の重賞挑戦で初めて先頭で駆け抜けると、力強くガッツポーズだ。
「こみ上げてくるものが大きかったです。枠((3)番)や斤量を考えて
積極的な競馬をしようと思っていました」
殊勲の19歳が汗をぬぐった。好スタートから果敢にハナを奪い、
直線の入り口で3〜4馬身リード。最軽量のハンデ51キロを
存分に生かして、そのまま押し切った。
昨年はJRAで42勝を挙げて最多勝利新人騎手賞を受賞。
だが、今年は“2年目のジンクス”と戦っていた。
5月30日に今年の19勝目を挙げてから勝ち星なし。
焦る気持ちもあったが、師匠の安田隆調教師や岩田康騎手から
「まだ2年目だし焦ることはない」とアドバイスをもらい、
「楽しんで乗ろう」と気持ちを切り替え好結果を残した。
人馬ともにうれしい重賞初制覇。森田調教師も「前走あたりから後肢の張りがよくなって、
(2年前の)走っていた頃に戻ってきた」と、2018年スプリンターズS2着馬の復調を喜んだ。
次走のアイビスSD(26日、GIII、新潟、芝1000メートル)は、
先約の藤田菜七子騎手が騎乗予定。「これで気持ちに余裕が出てきたので、
リズムをつかむきっかけになれば」とジョッキー。11ポイントで
サマージョッキーズシリーズのトップに立った若武者が、さらなる飛躍を誓った。
2019年6月30日(日曜) 3回中京2日第55回 CBC賞
《レース結果》
1 枠6緑 9 レッドアンシェル 牡5 56.0 福永 祐一 1:09.8
2 枠4青 4 アレスバローズ 牡7 57.5 川田 将雅 1:09.8 クビ
3 枠3赤 3 セイウンコウセイ 牡6 58.0 幸 英明 1:09.9 クビ
4 枠6緑 8 キョウワゼノビア 牝6 52.0 中井 裕二 1:10.0 1/2
5 枠5黄 7 ビップライブリー 牡6 56.0 和田 竜二 1:10.3 1 3/4

《レース内容》
福永騎乗で1番人気のレッドアンシェルが、メンバー最速タイの上がり3ハロン34秒4の
末脚を繰り出し重賞初制覇。これで芝1200メートルは2戦2勝。短距離界の
新星として名乗りを挙げた。クビ差2着に7番人気のアレスバローズ、
3着に2番人気のセイウンコウセイが入った。
土砂降りの雨を切り裂くように、レッドアンシェルが力強い伸びを披露した。
28年ぶり2回目となる不良馬場での実施もなんのその。通算7度目の挑戦で待望の重賞初制覇を飾った。
「何とかしのいでくれという気持ちでした。スタートも良かったし、イメージしていた位置で
レースができました。馬場状態は苦にしませんでしたし、一生懸命走ってくれて勝てましたね」。
現役トップのCBC賞3勝目、ずぶ濡れの福永騎手は笑みを浮かべた。
発馬を決めて、中団の外をリズム良く追走。直線は外から一完歩ずつ前との差を詰めると、
ゴール前でグイッともうひと伸び。内から先に抜け出したアレスバローズを、きっちりと差し切った。
距離短縮が吉と出た。これまでは詰めの甘さが見られたが、前走の彦根Sから1200メートル戦で2連勝。
「1600メートルだと少ししまいが甘くなる。1400メートルまでは辛抱してくれるイメージでしたが、
距離を短縮したのが良かったね」と庄野調教師は結果に満足げだ。
次走は未定だが、秋はスプリンターズS(9月29日、中山、GI、芝1200メートル)が視界に入る。
「1200メートルで重賞を勝たせてもらったし、この路線を進んで行けたら」とトレーナーが語れば、
鞍上も「このカテゴリーでトップを目指してほしい」と力を込める。
 5歳にして新境地を開いたレッドアンシェル。群雄割拠の短距離界で頂点を目指す。
2018年7月1日(日曜) 3回中京2日11R 第54回 CBC賞
《レース結果》
1 枠4青 8 アレスバローズ 牡6 54.0 川田将雅 1:07.0 33.2 490 -2 角田晃一 4
2 枠5黄 10 ナガラフラワー 牝6 52.0 高倉稜 1:07.2 1 1/4 33.3 476 +6 高橋亮 9
3 枠5黄 9 セカンドテーブル 牡6 56.0 水口優也 1:07.3 1/2 34.4 482 -10 崎山博樹 8
4 枠8桃 18 マルガイアサクサゲンキ 牡3 53.0 武豊 1:07.4 1/2 32.9 458 0 音無秀孝 3
5 枠2黒 3 レーヴムーン 牡5 53.0 荻野極 1:07.4 クビ 34.1 470 -8 藤岡健一 13



《レース内容》
川田将雅騎手騎乗の4番人気・アレスバローズ(牡6、栗東・角田厩舎)が優勝。
勝ちタイムは1:07.0(良)。
2着には1馬身1/4差で9番人気・ナガラフラワー(牝6、栗東・高橋亮厩舎)、
3着には半馬身差で8番人気・セカンドテーブル(牡6、栗東・崎山厩舎)が続いて入線した。
トウショウピストが押して先手をうかがうが、それを交わしてワンスインナムーンがハナを切り、
速いラップを刻む。馬群はやや縦長となって、1番人気ダイメイフジ、
3番人気アサクサゲンキは後方待機。
2番人気のペイシャフェリシタは早めに前のポジションを取って直線へ。
逃げるワンスインナムーン、2番手のセカンドテーブルが渋太く粘り込みをはかるところを、
中団にいたアレスバローズが力強く交わして先頭。
馬群を縫って急追するナガラフラワーの追い上げを振り切ってトップでゴールに入った。
勝ったアレスバローズは、昨年暮れにオープン入りし、
ここ2走はオープン特別で差のない競馬を続けていたが、デビュー26戦目、
2度目の重賞挑戦で嬉しいタイトル獲得。
遅咲きのディープインパクト産駒がサマースプリントシリーズ制覇へ名乗りを上げた。
2017年7月2日(日) 3回中京2日11R 第53回 CBC賞(GIII)
《レース結果》
1 4 7 シャイニングレイ 牡5 56.0 北村友一 1:08.0   33.2 530 -2 高野友和 2
2 7 14 セカンドテーブル 牡5 56.0 水口優也 1:08.0 ハナ 34.6 484 -2 崎山博樹 13
3 2 4 アクティブミノル 牡5 56.0 酒井学 1:08.3 1 3/4 35.1 480 +2 北出成人 8
4 1 2 ティーハーフ 牡7 57.0 国分優作 1:08.3 クビ 33.8 462 0 西浦勝一 9
5 6 11 スノードラゴン 牡9 58.0 大野拓弥 1:08.3 ハナ 33.5 512 -2 高木登 12



《レース内容》
北村友一騎手騎乗の2番人気・シャイニングレイ(牡5、栗東・高野厩舎)が優勝。
勝ちタイムは1:08.0(良)。2着にはハナ差で13番人気・セカンドテーブル(牡5、栗東・崎山厩舎)、
3着には1馬身3/4差で8番人気・アクティブミノル(牡5、栗東・北出厩舎)が続いて入線した。
内から酒井学騎手が出ムチを入れてアクティブミノルがハナを切り速い流れを作る。
好位グループは8頭ほどがひと塊となり、エイシンスパルタンは中団、
1番人気のメラグラーナはその後ろに付け、シャイニングレイは更に後方で
4コーナーでは後ろから3番手のポジション。
速いラップを刻んだアクティブミノルが内で懸命に粘るところへ馬場の真ん中から
セカンドテーブルが迫る。残り100mでセカンドテーブルが先頭に立ち、
逃げ切るかと思われたところで、外からシャイニングレイが末脚一閃。
ハナ差セカンドテーブルを捕らえたところがゴールだった。
勝ったシャイニングレイは、14年のホープフルSの勝ち馬で、重賞2勝目。
翌年の弥生賞のあと屈腱炎で2年の休養を余儀なくされ、今年の3月に復帰。
休養明け2戦は伸びを欠いてしまったが、前走の安土城Sを好タイムで勝って
復活の狼煙を上げると、このレースでは今までになかった後方3番手からの競馬で
鮮やかな差し切り勝ち。かつてのクラシック候補がスプリント路線で完全復活を果たした。
2016年7月3日(日) 3回中京2日11R 第52回 CBC賞(GIII)
《レース結果》
1 7 11 レッドファルクス 牡5 56.0 M.デムーロ 1:07.2   32.7 466 -4 尾関知人 3
2 5 7 ラヴァーズポイント 牝6 50.0 松若風馬 1:07.2 クビ 33.3 506 -6 高橋康之 7
3 4 5 ベルカント 牝5 55.5 藤岡康太 1:07.3 クビ 33.5 486 前計不 角田晃一 2
4 6 9 サドンストーム 牡7 56.0 C.ルメール 1:07.4 1/2 33.3 478 +4 西浦勝一 6
5 8 12 ベルルミエール 牝5 53.0 太宰啓介 1:07.6 1 1/4 33.4 470 -6 高橋亮 10



《レース内容》
M.デムーロ騎手騎乗の3番人気・レッドファルクス(牡5、美浦・尾関厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:07.2(良)。
2着にはクビ差で7番人気・ラヴァーズポイント(牝6、栗東・高橋康厩舎)、
3着にはクビ差で2番人気・ベルカント(牝5、栗東・角田厩舎)が続いて入線した。
好スタートを決めたベルカントがそのままハナを切るが、ラヴァーズポイント、
シンデレラボーイがピッタリとマークして激しい先行争い。
エイシンブルズアイはその直後のインで構え、レッドファルクスは中団、
スノードラゴンは後方3番手からいつものように終いにかける。
半馬身リードを保ってベルカントが先頭で直線へ。ラヴァーズポイントがその外から並びかけ、
内にエイシンブルズアイ、馬場の真ん中からサドンストームも迫るが、
行き脚が付いたレッドファルクスが大外から各馬をまとめて捕らえてゴール。
2着争いはラヴァーズポイントがベルカントを抑え、
トップハンデのスノードラゴンはレッドファルクスに次ぐ上がりをマークしたものの6着までが精一杯だった。
勝ったレッドファルクスは、前走の欅Sに続いて2連勝。前走まで4戦連続でダートを使われていたが、
芝でも2勝を挙げていて、それがともに中京コース。ダートを含めてこの勝利で5戦4勝、
2着1回という得意の中京で嬉しい重賞初制覇となった。
また、騎乗したM.デムーロ騎手は現役10人目となる重賞50勝目の節目の勝利となった。
2015年7月5日(日) 3回中京2日11R 第51回 CBC賞(GIII)
《レース結果》
1 3 6 ウリウリ 牝5 55.5 岩田康誠 1:09.1   34.4 468 0 藤原英昭 2
2 4 7 ダンスディレクター 牡5 55.0 浜中俊 1:09.2 1/2 34.7 440 0 笹田和秀 1
3 7 13 サドンストーム 牡6 57.0 国分優作 1:09.2 クビ 34.5 480 +4 西浦勝一 3
4 5 10 ベルルミエール 牝4 53.0 川島信二 1:09.3 クビ 35.0 466 -6 高橋亮 5
5 1 1 セイカプリコーン 牡7 53.0 岡田祥嗣 1:09.4 3/4 34.3 486 -2 服部利之 17



《レース内容》
この時期の施行だと、以前のこのレースのイメージとは違って
スピード馬にかわいそうな年もありますね。ちょっと興ざめな気もしますが…。
雨の影響が大きかった今年はその悪馬場がどう影響するかが焦点だった。
けど、終わってみれば順当に強い馬が上位に来ました。
ファンの勝利ですね。午後になってインを避ける騎手が出てきましたが、
それがウリウリにとっては好都合にもなりました。
後方から内々に進路を取って見事に差し切ったけど、
岩田はイチかバチかのイン突きだった印象。
一方、2着に敗れたダンスディレクターの浜中は外出しにこだわって、
ちょっと追い出しを待たされた。それが半馬身差となってしまった。
いつもより前の位置を確保していただけにもったいなかった気がする。
それでも激しい2着争いを制したので合格点を与えてもいいでしょう。
ウリウリも牝馬でハンデ55・5キロながら、しっかりと勝ったんですから評価できます。
前回の安土城Sが高速馬場でレコード勝ち。
今回は時計のかかる馬場で結果を出したのだから、
短距離界に新星誕生と言っていいんじゃないかな。
今回も着差は少しですけど、完勝ですからね。
マイルよりは6ハロンのほうが対応できるということでしょうか。
サドンストームは重賞チョイ足らずのキャラ通りだけど、
57キロを考えれば力は示している。4着のベルルミエールもしぶとさが光っていた。
阪神牝馬S2着からすれば納得の好走ですし、こういう馬場も合いますね。
8着に負けましたが、跳びが大きくてこういう馬場が向かないジャストドゥイング。
今回はこの馬の形でもないし、この一戦だけで見限りたくないです。
2014年7月6日(日) 3回中京2日11R 第50回 CBC賞(GIII)
《レース結果》
1 6 11 トーホウアマポーラ 牝5 53.0 福永祐一 1:08.6   33.7 496 0 高橋亮 4
2 4 8 エピセアローム 牝5 55.0 浜中俊 1:08.7 1/2 34.2 488 0 石坂正 3
3 8 16 ニンジャ 牡5 54.0 酒井学 1:08.9 1 1/4 34.0 466 -2 宮徹 10
4 5 9 スギノエンデバー 牡6 57.0 和田竜二 1:09.0 3/4 33.9 462 -6 浅見秀一 9
5 4 7 ベルカント 牝3 52.0 武豊 1:09.0 クビ 34.8 470 -2 角田晃一 1

《レース内容》
東と同様、こちらもひと息入っていたトーホウアマポーラが快勝。2着がエピセアロームでした。
平均ペースの割りには位置取りは思ったより後ろでした。
以前より馬が落ち着いたというか、突っかかっていかなくなりました。
福永ジョッキーはマジンプロスパーで昨年のこのレースを勝っています。
このコースは勝ち方を把握しているのでしょう。
ハンデの53キロも大きい。ただ数字的にはどうだろう?、昨年が1分08秒0だから、
1分08秒6はちょっと物足りない。今回は全体的にレベルが低かったのかも知れません。
それに輪をかけるように人気馬も凡走しました。
ルナフォンターナはモマれたわけでもないのに全く味気なし。
前走では3着のニンジャを問題にしなかったんだが・・・。
左回りが良くないのかも知れません。
1番人気のベルカントは過大評価でしょう。桜花賞は好勝負した馬ならいざしらず、
やっぱりここでは総合力では見劣りました。
ハンデキャッパーの52キロは極めて妥当な評価だったと思います。
勝ち馬のほかに収穫があるとすれば、エピセアロームが以前の力を取り戻しつつあることくらい。
数字はともかく、今年のスプリンターズSは新潟施行。
左回りで結果を出した上位馬は一応、マークしておいたほうがいいかも知れません。
2013年6月30日(日) 3回中京2日11R 第49回 CBC賞(GIII)
《レース結果》
1 14 マジンプロスパー 牡6 58.0 福永祐一 1:08.0 レコード 33.3 504 -8 中尾秀正 1
2 12 ハクサンムーン 牡4 57.5 酒井学 1:08.0 クビ 33.8 480 +16 西園正都 2
3 4 サドンストーム 牡4 56.0 川田将雅 1:08.4 2 1/2 32.9 470 -2 西浦勝一 3
4 6 ザッハトルテ 牝6 52.0 松山弘平 1:08.6 1 1/4 33.7 446 +8 牧田和弥 5
5 1 バーバラ 牝4 53.0 浜中俊 1:08.6 クビ 33.9 436 +12 小崎憲 4

《レース内容》
マジンプロスパーが1分08秒0でレコード勝ち。見事に連覇を達成した。
2着にもハクサンムーンが入って実績馬同士のワンツーでした。
マジンプロスパーは当面のライバルであるハクサンが行ってくれたお陰で
目標がはっきり、レースがしやすかったですね。直線はまさにマッチレースになりました。
58キロのハンデであまり信用してなかったが、ラスト100mの伸び脚はさすが。
実力勝ちと言っていいだろう。
暑くなって馬体が締まってきたように、この時期が合うのかも知れない。
ハクサンは逆にプラス16キロでしたが、57.5キロを背負ってよく頑張りました。
レースの流れは前3ハロン34秒2→後33秒8、中京の1200戦は乱ペースにはなりませんね。
アイラブリリーがスタート前のアクシデントで外枠発走になったのも味方しました。
とはいえ、ハクサンもレコードで走破。内容的には誉められていいし、
4歳馬でまだまだ成長が期待できそう。この後のサマースプリントシリーズでも注目です。
3着にはサドンストームが追い込んで来た。
メンバー最速の上がり32秒9をマークしたように最後の脚は目立ったけど
前の2頭とは0秒4差、今日のところは力の違いを見せ付けられた格好だ。
平均ペースでハマる形でもなかったですから持ち味を出したといっても
前半で有力馬2頭とあれだけ離されてしまっては仕方ありません。
軽ハンデだった牝馬のザッハトルテ、バーバラはさらに離されて4.5着止まり。
これだけのハンデ差があっての結果となると重賞ではまだ力不足と言わざる得ない。


2012年7月1日(日) 2回中京2日    11R 第48回 CBC賞(GIII)
《レース結果》
1 11 ダッシャーゴーゴー 牡4 58.5 川田将雅 1:08.1   33.7 522 -12 安田隆行 1
2 3 ヘッドライナー せん7 57.5 幸英明 1:08.2 3/4 34.4 498 0 西園正都 4
3 1 タマモナイスプレイ 牡6 56.0 渡辺薫彦 1:08.3 クビ 34.3 478 0 南井克巳 13
4 8 グランプリエンゼル 牝5 54.0 C.ウィリアムズ 1:08.4 3/4 34.0 446 0 矢作芳人 5
5 5 エーシンホワイティ 牡4 56.0 北村友一 1:08.5 クビ 34.0 490 +2 松元茂樹 3

《レース回顧》
土曜日に芝5レースでレコード。
日曜1Rもレコード決着でどんな時計が出るかと思ってましたが・・・。

ドシャ降りになってメーンの時には重馬場発表、
数字的にはレコードになったけど、馬場差は少なく見積もっても1秒はありました。
この馬場になったことが勝敗に多きな影響を与えた。

勝ち馬マジンプロスパーは主力組で唯一1分07秒台の時計のない馬。
馬場悪化を苦にしないというよりも、戦いやすい舞台設定になった感じ、
これが最大の勝因でしょう。

加えて、ダッシャゴーゴーとの比較でいえば1.5キロ差も大きな味方となった。
内容的には正攻法からの抜け出しで文句のつけようがない。

ただ指摘した通りの馬場状態
スプリンターズSで1分07秒台で走れるかどうかは不明のままです。

ダッシャーゴーゴーは59キロを考えれば悪くない内容でしたけど、
絶頂時の迫力がうせてしまった印象がした。
斤量差もあるけど、上昇中の勝ち馬と停滞気味のこの馬の差が出た結果とも思える。

エーシンヒットマンは大幅な馬体重でデビュー以来最低体重。
これが影響したと思う。

馬場が合うと思ったグランプリエンゼルは伸びを欠いた。
時計がかかる馬場状態になると、直線の急坂がポイントになってくる。
坂を上がったところで止まった感じでした。

中京の馬場状況、春の柔らかい馬場はどこに行ってしまったのか、
直線が長くなったといっても、基本的には前に行ってないとダメな印象です。
2011年6月12日(日) 3回阪神4日  11R 第47回 CBC賞(GIII)
《レース結果》
1 11 ダッシャーゴーゴー 牡4 58.5 川田将雅 1:08.1   33.7 522 -12 安田隆行 1
2 3 ヘッドライナー せん7 57.5 幸英明 1:08.2 3/4 34.4 498 0 西園正都 4
3 1 タマモナイスプレイ 牡6 56.0 渡辺薫彦 1:08.3 クビ 34.3 478 0 南井克巳 13
4 8 グランプリエンゼル 牝5 54.0 C.ウィリアムズ 1:08.4 3/4 34.0 446 0 矢作芳人 5
5 5 エーシンホワイティ 牡4 56.0 北村友一 1:08.5 クビ 34.0 490 +2 松元茂樹 3



《レース回顧》
ダッシャーゴーゴーが期待通りの勝ちっぷりでした。58.5キロを背負ってのものだから立派です。
ビシビシ追って体が絞れていたのも良かったです。

レースぶりが安定して、どの位置からでも差して来られる、実際にオーシャンSで
キンシャサノキセキを負かしたわけですし、もうG1を勝つのも時間の問題でしょう。

2着ヘッドライナーは京都で行われた去年の勝ち馬、当時は56キロを背負って
2着は52キロだったダッシャゴーゴー、
今回の斤量差で着順が入れ替わったのは、いかにダッシャーゴーゴーが成長したかという事に尽きます。

3着タマモナイスプレイは持ち時計がかかる馬場とインでうまく流れたのが大きかった。
枠順の有利・不利もあったと思うが先行力のある馬が好枠を引くと楽に動けます。

エイシンホワイティは悔いの残る競馬、道中被されただけでなく、直線でも進路がありませんでした。
他にはグランプリエンゼル、夏場に強い馬ですし2〜5着馬はG3クラスなら十分にチャンスはありそうです。

2010年6月13日(日) 4回京都8日      10R 第46回 CBC賞(GIII)
《レース結果》
1 6 ヘッドライナー せん6 56.0 幸英明 1:08.9   34.6 492 -2 西園正都 4
2 15 ダッシャーゴーゴー 牡3 52.0 古川吉洋 1:09.0 3/4 34.0 512 +6 安田隆行 7
3 8 ワンカラット 牝4 54.0 藤岡佑介 1:09.1 クビ 34.3 510 +2 藤岡健一 3
4 16 メリッサ 牝6 52.0 池添謙一 1:09.3 1 1/4 34.6 484 +4 佐山優 12
5 13 エーシンビーセルズ 牡4 54.0 藤岡康太 1:09.4 3/4 34.1 474 +6 松永昌博 13



《レース内容》
改修工事が進められる中京競馬場に替わって、今年のCBC賞(GIII)は京都競馬場が舞台。
激しい先行争いの中から、間もなく抜け出してきたのはヘッドライナーだった。

開催を重ねた芝を濡らす雨は、梅雨の始まりを告げるように強まっていた。
稍重の発表以上にパワーを要しそうな馬場コンディションだったが、芝とダートで各3勝ずつを挙げている同馬は、
苦にすることなくレースをリードしていく。前々走の高松宮記念は0秒3差の7着、
前走・テレビ愛知オープンでも0秒1差2着と、調子も上がっていたのだろう。
直線に入ってもヘッドライナーの脚色は鈍らず、むしろ追走する各馬を突き放すほどの勢いでゴールを目指す。

そのまま内ラチ沿いで、懸命に粘るヘッドライナー。軽ハンデ52キロの3歳馬ダッシャーゴーゴーが、
あるいは久々となる1200mへの出走で切れ味を示したワンカラットが、馬場の外から猛然と脚を伸ばしてくる。
が、これらを4分の3馬身封じる逃げ切りで、ヘッドライナーの1着ゴールとなった。

スプリント路線そのものを引っ張っていく存在へと成長するための、自信となりそうな重賞初制覇である。