データーチェック | |||
前走3着以内の1番人気馬 | |||
牝馬の活躍するレース | |||
4枠までの内枠が有利 | |||
ヒモ荒れ注意で格上挑戦馬は軽視 | |||
前走逃げていた馬は人気で飛ぶ場合が多い | |||
前走の位置取りが3〜5番手ぐらいの馬が良い |
2020年6月21日(日曜) 1回函館4日第27回 函館スプリントステークスGV | |
《レース結果》 1 枠3赤 6 ダイアトニック 牡5 58.0 武 豊 1:07.5 2 枠8桃 16 ダイメイフジ 牡6 56.0 菱田 裕二 1:07.8 2 3 枠5黄 10 ジョーマンデリン 牝4 54.0 岩田 康誠 1:07.9 1/2 4 枠5黄 9 フィアーノロマーノ 牡6 57.0 藤岡 康太 1:07.9 アタマ 5 枠4青 8シヴァージ 牡5 56.0 藤岡 佑介 1:08.0 クビ 《レース内容》 武豊騎乗で1番人気のダイアトニックが2番手から直線で抜け出して快勝。 昨秋のスワンSに続く重賞2勝目を挙げるとともに、2012年に2着だった 父ロードカナロアの雪辱を果たした。2馬身差の2着に、 逃げた10番人気のダイメイフジ。3着は3番人気のジョーマンデリンだった。 人馬ともに父ゆかりの地で、父の日に鮮やかな親孝行だ。 快晴の函館で行われたサマースプリントシリーズ開幕戦は、 1番人気のダイアトニックが2番手から直線で早めに抜け出し、横綱相撲で押し切った。 「断然の人気だし、結果を出せてほっとしています」 穏やかな海風が流れる検量室前で、テン乗りで手綱を取った武豊騎手から白い歯がこぼれる。 初めて背負った58キロの斤量を克服しての勝利に 「スタート次第でハナに立ってもいいと思っていたし、 実際(スタートが)抜群に速くて楽にいいポジションが取れた。 かなり高いスプリント能力を秘めている」とパートナーの走りをたたえた。 自身JRA重賞通算340勝目だが、意外にも函館スプリントSは初勝利。 サマージョッキーズシリーズでも10ポイントでトップと、幸先のいいスタートを切った。 直線の不利に泣いた高松宮記念のうっぷんを晴らす快勝劇に「前走は本当に不本意だったけど、 きょうで能力をはっきり証明してくれた。次はキーンランドC。 その後はスプリンターズSに挑戦させたい」と安田隆調教師は 力強い口調で今後のローテーションを明かした。 父ロードカナロアが2着だった舞台ではずみをつけた孝行息子が、秋を見据えて躍動する。 |
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2019年6月16日(日曜) 1回函館2日第26回 函館スプリントステークス | |
《レース結果》 1 枠7橙 10 カイザーメランジェ 牡4 56.0 江田 照男 1:08.4 2 枠7橙 11 マルガイアスターペガサス 牡3 52.0 小崎 綾也 3 枠8桃 13 タワーオブロンドン 牡4 58.0 D.レーン 1:08.6 クビ 4 枠5黄 7 ダイメイフジ 牡5 56.0 松岡 正海 1:08.7 1/2 5 枠2黒 2 ペイシャフェリシタ 牝6 54.0 岩田 康誠 1:09.0 1 1/2 《レース内容》 5番人気カイザーメランジェが逃げ切って重賞初制覇を飾った。サマースプリントシリーズ初戦を 制した同馬の次のターゲットは、キーンランドC(8月25日、札幌、GIII、芝1200メートル)。 2番人気アスターペガサスが2着、1番人気タワーオブロンドンは3着だった。 6頭が競走除外となり、レース前には突然の大雨。波乱ムードが漂う中で躍動したのは、 穴男・江田照騎手だ。5番人気のカイザーメランジェをアッと驚く逃げ切りに導いた。 「小細工せずにスピードを生かそうと思っていました。最後はいっぱいいっぱいでもよく頑張ってくれました」 好スタートを切ると迷わずハナへ。馬なりで直線に向くと、難なく後続の追撃を振り切った。 鞍上にとっては2012年日経賞(ネコパンチ)以来の重賞V。 右拳を握りしめてガッツポーズをつくると、テレビカメラに向かって「江田照男は生きてます!」と吠えた。 こちらも15年フェアリーS(ノットフォーマル)以来の重賞勝利を飾った 中野調教師は「前走で千直を使ったことで行きっぷりが良くなっていた。 時計のかかる緩い馬場も合った」と勝因を分析した。 今後は18日に放牧に出され、キーンランドCに向かう。 父サクラオリオン、母の父サクラプレジデントも札幌で重賞V。ゆかりの地で再び花満開だ。 |
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2018年6月17日(日曜) 1回函館2日11R 第25回 函館スプリントステークス | |
《レース結果》 1 枠1白 1 セイウンコウセイ 牡5 57.0 池添謙一 1:07.6 34.5 500 0 上原博之 3 2 枠5黄 9 マルチヒルノデイバロー 牡7 56.0 四位洋文 1:07.6 ハナ 33.9 506 -10 昆貢 10 3 枠4青 7 ナックビーナス 牝5 54.0 三浦皇成 1:07.7 クビ 34.3 522 0 杉浦宏昭 1 4 枠7橙 14 アドマイヤゴッド 牡6 56.0 岩田康誠 1:07.8 3/4 33.4 492 0 須貝尚介 13 5 枠3赤 5 タマモブリリアン 牝5 54.0 古川吉洋 1:07.9 クビ 34.5 474 -4 南井克巳 11 《レース内容》 池添謙一騎手騎乗の3番人気・セイウンコウセイ(牡5、美浦・上原厩舎)が優勝。 勝ちタイムは1:07.6(良)。 2着にはハナ差で10番人気・ヒルノデイバロー(牡7、栗東・昆厩舎)、 3着にはクビ差で1番人気・ナックビーナス(牝5、美浦・杉浦厩舎)が続いて入線した。 ダッシュ良く飛び出したのはワンスインナムーンだったが、 最内からそれを制してセイウンコウセイがハナを主張。 ナックビーナス、ライトフェアリー、タマモブリリアンらが先団を形成する。 ヒルノデイバローは中団、ダイアナヘイローはその後ろに付ける意外な展開でレースが進む。 セイウンコウセイが淀みないラップを刻み、15頭を引き連れて直線へ。 懸命に逃げるセイウンコウセイに1番人気のナックビーナス、 更にヒルノデイバローが襲いかかり、ゴール前は3頭の争い。 ハナ差ヒルノデイバローの追撃を凌いだセイウンコウセイが復活星を挙げた。 勝ったセイウンコウセイは、昨年の高松宮記念以来の勝利で2つ目の重賞勝ち。 今年は高松宮記念からぶっつけではなく、京王杯SCを挟んでの参戦となったが、 テン乗りの池添謙一騎手が積極的にレースを進め、 G1ホースの底力を鮮やかに引き出して逃げ切り勝ち。昨年4着のリベンジを果たした。 |
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2017年6月18日(日) 1回函館2日2017年6月18日(日)第24回 函館スプリントステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 6 8 ジューヌエコール 牝3 50.0 北村友一 1:06.8 レコード 33.9 482 -2 安田隆行 3 2 3 3 キングハート 牡4 56.0 中谷雄太 1:07.2 2 1/2 34.2 492 +4 星野忍 4 3 4 4 エポワス せん9 56.0 柴山雄一 1:07.2 クビ 34.1 484 +6 藤沢和雄 7 4 8 12 セイウンコウセイ 牡4 56.0 幸英明 1:07.3 1/2 34.9 502 +2 上原博之 1 5 4 5 マル外イッテツ 牡5 56.0 石橋脩 1:07.4 クビ 34.3 490 +6 斎藤誠 11 《レース内容》 北村友一騎手騎乗の3番人気・ジューヌエコール(牝3、栗東・安田隆厩舎)が優勝。 勝ちタイムは1:06.8(良)。2着には2馬身半差で4番人気・キングハート(牡4、美浦・星野厩舎)、 3着にはクビ差で7番人気・エポワス(セ9、美浦・藤沢和厩舎)が続いて入線した。 1番人気に支持されたセイウンコウセイ(牡4、美浦・上原厩舎)は4着に敗れた。 ジューヌエコールが初の1200m戦でG1馬を撃破した。先手を奪ったシュウジ、 今春の高松宮記念を制したセイウンコウセイを見ながら好位を追走。 手応え十分のまま4コーナーで外から牡馬2頭に並びかけた。 直線では粘るセイウンコウセイをあっさりかわし、外から追い込んできた キングハートに2馬身差をつける完勝。 レコードタイムでサマースプリントシリーズ初戦を制した。 勝ったジューヌエコールは、昨年7月の中京芝1400m戦で新馬勝ち。続くききょうSも連勝し、 デイリー杯2歳S(G2)では後にNHKマイルC(G1)3着のボンセルヴィーソを破って 重賞初制覇を飾った。阪神ジュベナイルF(G1)は4番人気に推されながら11着。 年明け初戦のフィリーズR(G2)は4着、桜花賞(G1)は9着に敗れ、 スプリント路線へ矛先を向けた。斤量50キロとはいえ初距離で重賞ウイナーに完勝し、 スプリント能力の高さを見せた。 |
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2016年6月19日(日) 1回函館2日11R 第23回 函館スプリントステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 8 16 ソルヴェイグ 牝3 50.0 丸田恭介 1:07.8 レコード 34.3 464 +4 鮫島一歩 12 2 2 3 シュウジ 牡3 52.0 岩田康誠 1:07.8 ハナ 34.0 486 -8 須貝尚介 2 3 1 1 レッツゴードンキ 牝4 54.0 吉田隼人 1:08.0 1 1/4 34.0 476 0 梅田智之 7 4 5 9 アクティブミノル 牡4 56.0 藤岡康太 1:08.0 クビ 34.3 480 -2 北出成人 3 5 3 5 エポワス せん8 56.0 杉原誠人 1:08.1 1/2 33.9 486 +6 藤沢和雄 10 《レース内容》 3歳馬によるワンツーフィニッシュ。軽量馬の恩恵牡馬52キロ、 牝馬にいたっては50キロというのはやっぱり軽い。 レコードとはいえ1分7秒8.洋芝、滞在競馬という前提はありますが、 それをこなせば、みんな走れて不思議ではないタイムです。 そんな中で決め手となったのが軽量だったのでしょう。 56キロアクティブミノルとの56キロ差。4角では同じような位置にいたのに 追われてから切れ味が違った。古馬との混合戦で最初に台頭するのが 短距離戦戦と言われていますが、まさにそのセオリどおりでした。 かと言って予想を当てるのは簡単じゃない。 同じ3歳でもオデュツセウスは7着まで。戦力く的には上位2頭にヒケは取らないと思うが。 枠順や脚質の違いもあると思います。接戦だった上位2頭の実力は ソルヴェイグはすべてがうまく行き過ぎた。そういう意味では 1200に短縮してアピールしたシュウジの方が注目できるのでは。 同じことは3着レッツゴードンキにも言える。この距離は2度目だったけど、 見せ場を作った。内枠が良かったとは思えなかったし、 復活したと見ていいのではと思います。ただ古馬の層が薄かった気がします。 オメガヴェンデッタもそうだし、ローレルベローチェもそうかも知れませんが、 G1で勝負になりそうな馬ではなかったです。 あくまでG3というところ。仮に高松宮記念2着馬とか、それぐらいのレベルの馬が 出ていたら、違った結果になっていたでしょう。 それも含めて夏のローカルG3ってとこ、来年以降も頭を悩ませることになりそうだ。 |
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2015年6月21日(日) 1回函館2日11R 第22回 函館スプリントステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 5 9 ティーハーフ 牡5 56.0 国分優作 1:08.3 34.0 454 -6 西浦勝一 4 2 8 16 アースソニック 牡6 56.0 丸田恭介 1:08.7 2 1/2 34.7 490 -10 中竹和也 14 3 7 13 レンイングランド 牡3 52.0 菱田裕二 1:08.7 ハナ 34.9 500 -8 矢作芳人 12 4 6 11 セイコーライコウ 牡8 57.0 柴田善臣 1:08.8 3/4 35.0 490 +6 竹内正洋 7 5 2 3 アンバルブライベン 牝6 56.0 田中健 1:08.8 ハナ 35.7 450 -2 福島信晴 2 《レース内容》 同日9Rの500万下条件の勝ち時計が1分08秒33で このレースと同タイム。レース自体の上がり35秒3は こちらのほうが要しているし、レベルとしてはどうだっただろう。 例年より芝丈が短いように感じました。 時計に関しては洋芝ならではの難しさですね。 2着アースソニックが1分08秒7ですから正直、どの馬にもチャンスはありました。 中身がある内容だったのは勝ち馬のティーハーフくらい。 つまずき気味のスタートで3コーナーから大外をひとまくり。 自信満々の本命ではなかったけど、ラストの切れ味は強さが際立っていた。 連勝の勢いに加えて、まだ上を目指せる5歳馬。 今後の上がり目に乏しいメンバーだったけど、この強さは素直に評価していいと思います。 2、3着に伏兵が乱入したのは走破タイムが遅かったのが要因。 ローブティサージュは内で包まれて力を出し切れなかったのは分かるが、 コパノリチャードの大敗は情けない。 高松宮記念Vが時計を要する不良馬場。勝つには勝ちましたが、 本質的にスプリントは合わないのではないでしょうか。 先行馬に厳しい流れを差し引いても、 1400メートルと同様のパフォーマンスが見られませんから。 アンバルブライベンもハナを叩けないと少々モロい。 3着レンイングランドがまだ3歳で成長を期待するくらい。 連勝の勢いに乗るティーハーフはサマースプリントシリーズの主役候補だ。 勝ち時計の評価については来週以降を見てからでも遅くはありません。 このレースで感じたのは世代交代の予感。 夏のスプリント路線は若く可能性を秘めた馬を探すことにしましょう。 |
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2014年6月22日(日) 1回函館4日11R 第21回 函館スプリントステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 3 3 ガルボ 牡7 58.0 津村明秀 1:08.5 34.1 470 -2 清水英克 8 2 6 10 ローブティサージュ 牝4 54.0 三浦皇成 1:08.5 クビ 34.0 458 +6 須貝尚介 6 3 6 9 クリスマス 牝3 50.0 丸田恭介 1:08.5 アタマ 34.0 426 +2 伊藤大士 4 4 7 12 セイコーライコウ 牡7 56.0 柴田善臣 1:08.7 3/4 34.3 496 0 鈴木康弘 5 5 4 6 フォーエバーマーク 牝6 55.0 村田一誠 1:08.8 1/2 35.0 514 -2 矢野英一 《レース内容》フォーエバーマークがハナを主張。外からメモリアルイヤーが続き、 スマートオリオンは3番手の一角。その後ろからストレイトガールがレースを進めた。 直線に入りフォーエバーマークが粘り込みを図るが、 残り100mを切って様相が一変。中団やや後ろから、 馬群を割って一気の伸び脚を見せたガルボが差し切り優勝。 ローブティサージュ、クリスマスと後方待機組の決着となった。 ストレイトガール、スマートオリオンは馬群の中で進路を失い、いずれも着外に敗れた。 勝ったガルボは一昨年4月のダービー卿チャレンジトロフィー以来となる勝利で、 4つ目の重賞タイトルを獲得。これまでの好走歴は軒並み冬から春の涼しい時期に集中も、 夏本番を控えた函館の地で久々の美酒。1200m戦では初の勝利となった。 鞍上の津村明秀騎手は昨年のマーチS(グランドシチー)以来の重賞制覇。 |
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2013年6月16日(日) 1回函館2日11R 第20回 函館スプリントステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 7 14 パドトロワ 牡6 58.0 勝浦正樹 1:08.5 34.3 536 +12 鮫島一歩 6 2 3 5 シュプリームギフト 牝5 54.0 秋山真一郎 1:08.5 アタマ 33.9 460 -2 須貝尚介 5 3 1 1 フォーエバーマーク 牝5 54.0 三浦皇成 1:08.6 1/2 34.5 510 0 矢野英一 3 4 8 16 アドマイヤセプター 牝5 54.0 岩田康誠 1:08.6 ハナ 33.5 476 +6 橋田満 7 5 4 8 スギノエンデバー 牡5 56.0 北村友一 1:08.7 1/2 33.2 460 -4 浅見秀一 4 《レース内容》 レースは逃げ馬が揃っていましたが、 予想通りハナに立ったのは最内枠のフォーエバーマーク。 そこへ外から好スタートを決めたパドトロワも加わり、 開幕週らしく速いペースでスピード勝負となりました。 直線では逃げ粘るフォーエバーマークがラスト50mで止まり、 パドトロワが交わし切って勝利。好位から上手く馬群を捌いた シュプリームギフトが2着に食い込みました。 1番人気に支持されたドリームバレンチノは、 中団前目から外々を回す展開で直線伸び切れず7着。 上がりも速くなったため、4・5着には斬れるアドマイヤセプター、 スギノエンデバーらが突っ込んで来ましたが、 やはり全体的な流れは内有利の前残り馬場でしたね。 本命にしたテイエムオオタカはスタートでまさかの出負けが響きました。 直線でも少し馬群に包まれていましたし。 ドリームバレンチノはもう少し力の要る馬場の方が合っていますし、 開催後半のキーンランドCでは巻き返してくるでしょう。 あと、器用な馬なので内枠が欲しかったかな。 |
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2012年6月17日(日) 1回函館4日11R 第19回 函館スプリントステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 2 2 ドリームバレンチノ 牡5 56.0 松山弘平 1:09.4 34.6 488 +2 加用正 2 2 1 1 ロードカナロア 牡4 56.0 福永祐一 1:09.5 3/4 34.9 502 +2 安田隆行 1 3 8 10 ビスカヤ 牝6 54.0 荻野琢真 1:09.9 2 1/2 34.5 428 +2 木原一良 11 4 6 7 パドトロワ 牡5 56.0 安藤勝己 1:10.0 3/4 35.5 534 0 鮫島一歩 3 5 7 8 ブルーミンバー 牝7 54.0 川須栄彦 1:10.1 クビ 35.3 482 0 加藤征弘 7 《レース内容》勝ったのは2番人気のドリームバレンチノ。 序盤は前をやり合うのを見ながら中団に控えると、 直線で抜け出して圧倒的1番人気ロードカナロアの追撃を振り切って勝利。 スピードのある馬だけあって序盤から置いて行かれた感じはなく、 しっかり脚を溜めて直線もよく伸びました。 4コーナーで内のロードカナロアを封じ込めて抜け出した松山Jの好騎乗も光りました。 これで3連勝で一気に重賞初制覇となりました。母が小倉2歳S勝ち馬コスモヴァレンチで、 函館コースは初めてでしたけど、全妹が函館2歳Sで2着に入っていますし、 ロージズインメイ産駒なので力の要る馬場も合っているようです。 この前の連勝が高速馬場の好時計でしたし、どんな馬場に対応できてこの先が楽しみです。 2着には圧倒的1番人気のロードカナロアが入りました。 最内枠から直線で外へ持ち出して伸びるも捕らえ切れませんでした。 おそらく早めに外へ出していれば勝っていたかもしれませんが、 今後を考えると今回のような競馬も必要になってくるでしょうね。 3着には最低人気のビスカヤが追い込んで来ました。 道中は最後方を追走すると、直線で内目を付いて馬群を抜け出して来ました。 後方でジッと脚を溜めて上手く内を突きました。 函館コースでは昨年500万、1000万と勝っており、 格上挑戦したオープンでも4着と好走している相性の良いコース。 今回も格上挑戦で、さすがに重賞ではどうかと思いましたけど、見事に適性の高さを見せました。 父コマンダーインチーフが洋芝向きなのもありますけど、 やはり注目は母父セイントバラードでしょう。 特に函館コースはサンデーサイレンス以外のヘイロー系と相性が良く、 ドリームバレンチノの父ロージズインメイもヘイロー系です。 |
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2011年7月3日(日) 1回函館6日 11R 第18回 函館スプリントステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 2 カレンチャン 牝4 54.0 池添謙一 1:08.0 34.5 488 +10 安田隆行 1 2 3 テイエムオオタカ 牡3 53.0 丸山元気 1:08.0 クビ 34.9 480 +2 石栗龍彦 3 3 1 アンシェルブルー 牝4 54.0 蛯名正義 1:08.1 クビ 34.7 456 0 田中清隆 2 4 5 ドラゴンファング 牡6 56.0 藤岡佑介 1:08.3 1 1/2 34.6 488 -14 矢作芳人 11 5 10 ベイリングボーイ 牡7 56.0 北村友一 1:09.0 4 34.9 464 +8 清水久詞 9 《レース回顧》 カレンチャンが見事に1番人気に応えた。 これで休養を挟んで重賞2勝を含む3連勝、完全に本格化ムードだ。 4コーナーでは少し外へ膨れ気味、洋芝といっても 今の函館は時計が速く距離ロスは最小限に抑えたいところ、 それを考えれば着差はクビでしたが、それ以上に強い内容。 今年のサマースプリントシリーズはもちろん、今後のスプリント路線でも 有力な存在になりそうだ。 2着には3歳のテイエムオオタカが粘りきりました。 前走でレコードをマークしましたが、今回も同じタイムで走ってるんだから、こちらも立派な内容でした。 中1週のローテーで後続のプレッシャーも結構受けていた、決して展開に恵まれての好走ではない。 アンシャンブルーは結局、逃げ馬を捕られらませんでした。 今は1400mの方が合っているのかも。 クリアサンスは51キロの軽量を生かせず、やっぱりハナに行かないとダメなのかな。 今後は評価を改める必要があります。 |
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2010年 7月4日(日) 1回函館6日 9R 第17回 函館スプリントステークス(GIII) |
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《レース結果》 1 1 ワンカラット 牝4 54.0 藤岡佑介 1:08.2 レコード 34.5 508 -2 藤岡健一 2 2 13 ビービーガルダン 牡6 59.0 安藤勝己 1:08.5 2 34.8 510 +4 領家政蔵 1 3 5 アポロフェニックス 牡5 56.0 勝浦正樹 1:08.6 クビ 34.9 478 -8 柴崎勇 5 4 14 キョウエイアシュラ 牡3 53.0 吉田隼人 1:08.6 アタマ 34.7 446 -8 矢作芳人 4 5 4 アーバニティ 牡6 56.0 横山典弘 1:08.8 1 1/4 34.8 498 -8 古賀慎明 3 《レース内容》 この夏、新スタンドがグランドオープンした函館競馬場。新生なって初の重賞レースは、 恒例「サマースプリントシリーズ」の開幕戦・函館スプリントS(GIII)だ。 なんとかハナを切ろうとするラブミーチャンに、内からケイアイアストン、 外からはグランプリエンゼルやシンボリウエストが絡んでいく。 自然と速くなった流れを手ごたえよく好位で追走したのが、 1番人気ビービーガルダン、2番人気ワンカラットだった。 人気2頭は4コーナーで前との差を詰めていくが、ビービーガルダンは外から、 ワンカラットは内から。このコース取りの差と、ビービーガルダンは59キロ、 ワンカラットは54キロという斤量差が、直線で両馬の末脚の差となって現れた。 一気に抜け出し、ビービーガルダンを突き放すワンカラット。 結局、アポロフェニックスとキョウエイアシュラの猛追を封じて 懸命に2着を死守したビービーガルダンに2馬身の差をつけて、 ワンカラットが勝利。昨年の報知杯フィリーズレビュー以来となる 久々の勝利を重賞制覇で飾ったのだった。 勝ちタイムは1分08秒2のコースレコード。今年の夏も白熱のスピード勝負が 繰り広げられることを予感させる、そんなシリーズ開幕戦だったといえるだろう。 |