データーチェック | ||||||
1番人気には厳しいハンデ戦 | 前走 | *上がり上位は過信できない | ||||
前走G1よりも条件戦 | *G1からは不振 | |||||
マイル以上で4コーナー3番手以内の馬 | ||||||
ノーザンダンサー、ロベルト、スタミナ系サンデー系の馬 | 青葉賞出走組には注目 | |||||
中山1600〜1800mを勝った馬 |
2020年7月5日(日曜) 2回福島2日第69回 ラジオNIKKEI賞 | |
《レース結果》 1 枠1白 1 バビット 牡3 53.0 内田 博幸 1:47.3 2 枠8桃 11 パンサラッサ 牡3 54.0 三浦 皇成 1:48.1 5 3 枠2黒 2 ディープキング 牡3 52.0 戸崎 圭太 1:48.1 アタマ 4 枠7橙 9 パラスアテナ 牝3 52.0 武 豊 1:48.2 3/4 5 枠8桃 12 ルリアン 牡3 54.0 坂井 瑠星 1:48.4 1 1/4 《レース内容》 8番人気バビットが、好ダッシュから先手を奪って5馬身差で圧勝。 団野騎手の落馬負傷で急きょ乗り替わった内田騎手を背に、 未勝利戦から3連勝で重賞初制覇を果たした。2着は7番人気パンサラッサ。 夏の福島もド派手な大逃走劇で開幕だ。果敢に先手を奪った8番人気の伏兵バビットが、 直線でさらに後続を引き離して5馬身差V。稍重馬場で前半5ハロン59秒6の平均ペースで引っ張ると、 勢いは直線に入って衰えるどころか増すばかり。逃げてラスト3ハロンも 最速の35秒8で駆け抜けられては、後続もお手上げだ。 「番手でもいいという話だったけど、いつも前に行っている馬だし、いいスタートだったのだから 下げる必要はないな、と。4コーナーでも手応え十分だったけど、 まさかこんなにいいパフォーマンスができるとはね」 内田騎手が汗をぬぐいながらパートナーの力強い走りをたたえた。7Rで団野騎手が落馬負傷したため、 急きょの代打となったが、さすがは中央&地方通算で4400勝以上をマークする大ベテラン。 「任された仕事は精いっぱいやらなきゃいけない。団野騎手が育ててきた馬だし、 いい競馬をしてバトンタッチしたかった」と奮い立ち、最高の結果を残した。 2018年の中山牝馬S(カワキタエンカ)以来のJRA重賞2勝目となった浜田調教師は、 「強かったですね。びっくりです」と衝撃の逃げ切りに驚きの表情。 「体重はあまり変わらないけど、中身がついてきたのでしょう」と愛馬の成長にも目を細めた。 昨年の北海道トレーニングセールでわずか500万円(税抜き)で取引された馬が、 未勝利戦から3連勝でGIIIもゲット。調教やレースのパドックで馬っけを出す癖はあるが、 それでも競馬ではしっかり仕事をまっとうするところが面白い。 「馬っけはいい方に出ているのかな。内田さんには『距離は延びても大丈夫』と言ってもらえました」 この後はひと息入れ、秋は菊花賞を目指す意向をトレーナーは示した。 無敗の2冠馬コントレイルが3冠を狙うクラシック最終戦は、 夏のみちのくで名を上げた個性派の参戦でさらに盛り上がりそうだ。 |
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2019年6月30日(日曜) 2回福島2日第68回 ラジオNIKKEI賞 | |
《レース結果》 1 枠7橙 14 ブレイキングドーン 牡3 55.0 田辺 裕信 1:49.8 2 枠1白 2 マイネルサーパス 牡3 54.0 柴田 大知 1:49.9 3/4 3 枠7橙 13 ゴータイミング 牡3 53.0 武 豊 1:50.1 1 1/4 4 枠2黒 3 ダディーズマインド 牡3 54.0 宮崎 北斗 1:50.1 クビ 5 枠8桃 16 アドマイヤスコール 牡3 54.0 横山 典弘 1:50.1 ハナ 《レース内容》 中団の後ろを進んだ3番人気のブレイキングドーンが外を回って追い込んで 重賞初制覇を飾った。今後は放牧に出て秋は菊花賞が大目標になる。 9番人気マイネルサーパスが3/4馬身差の2着で、1番人気ヒシイグアスは9着に敗れた。 長く続いた雨のようだった。昨秋の京都2歳S2着以降、 強豪相手に悔しいレースを繰り返していたブレイキングドーンが みちのくで復活。不良馬場の大混戦を力でねじ伏せた。 「(内の)馬場の悪いところに押し込められるのは嫌だったけど、うまく外枠が引けたし、 直線を向くまでも余裕が結構あった。最後も後ろから差される手応えじゃなかった。うまくいきました」 殊勲の田辺騎手が表彰台で晴れやかな表情を浮かべる。二本松市出身の地元っ子。 2014年七夕賞(メイショウナルト)以来の凱旋重賞Vへ、 初めてコンビを組むパートナーのレースを見て 戦略を組み立てた。実際にスタートを見事に決めて、 道悪を意識した仕掛けのタイミングもドンピシャ。 それでも「強い馬相手に善戦しているだけのことはあった。賞金を加算できて、 大きいところも使えるので頑張ってくれると思う」と、パートナーの底力をたたえた。 昨年6月の新馬戦以来、約1年ぶりとなる待望の2勝目に、見届けた中竹調教師も胸をなで下ろす。 「ダービーを諦めた時点でここを目標にやってきた。どこが変わったというより、 きょうは体調そのものが良かった。道悪も得意じゃないけど、苦にはしないから」と喜びをかみしめつつ、 「これで秋は胸を張って出られる。今後は大山ヒルズ(鳥取県)に放牧に出して、秋は菊花賞が目標。 前哨戦を使うかどうかは、様子を見て考えたい」とさらなる高みを見据える。 ダービー馬ロジャーバローズが凱旋門賞挑戦を明言し、 混沌(こんとん)とした今年の菊花賞戦線。昨年、2着だったフィエールマンが 秋の大輪につなげた夏のオープニングGIIIから、今年もスターが誕生するかもしれない。 |
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2018年7月1日(日曜) 2回福島2日11R 第67回 ラジオNIKKEI賞 | |
《レース結果》 1 枠2黒 2 メイショウテッコン 牡3 56.0 松山弘平 1:46.1 34.8 482 -6 高橋義忠 2 2 枠5黄 6 フィエールマン 牡3 54.0 石橋脩 1:46.2 1/2 34.4 476 -10 手塚貴久 1 3 枠5黄 7 キボウノダイチ 牡3 53.0 戸崎圭太 1:46.3 3/4 35.3 490 -10 松元茂樹 9 4 枠4青 4 マイハートビート 牡3 54.0 石川裕紀人 1:46.5 1 1/4 34.6 450 +6 高橋義忠 11 5 枠6緑 8 エイムアンドエンド 牡3 53.0 大野拓弥 1:46.5 ハナ 35.0 486 +2 奥村武 6 《レース内容》 松山弘平騎手騎乗の2番人気・メイショウテッコン(牡3、栗東・高橋忠厩舎)が優勝。 勝ちタイムは1:46.1(良)。2着には半馬身差で1番人気・フィエールマン(牡3、美浦・手塚厩舎)、 3着には3/4馬身差で9番人気・キボウノダイチ(牡3、栗東・松元茂厩舎)が続いて入線した。 ダッシュ良くハナを奪ったのはキボウノダイチ。3番手にメイショウテッコン、 少し離れてエイムアンドエンドやキューグレーダーが追走。 その後方、外目でイェッツト、フィエールマンが脚を溜める。 直線では残り200mを切ってもキボウノダイチが粘っているが、 すぐ外からメイショウテッコンが猛追、 後方外からはフィエールマンが伸びてきて大混戦のままゴールイン。 勝ったメイショウテッコンは圧勝した白百合Sに続いて4勝目。 重賞初勝利。掛かり気味の追走に映ったが、控える競馬でも結果を残したことで 秋以降も活躍が期待される。馬主は松本好雄氏、生産者は新ひだか町の下屋敷牧場。 |
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2017年7月2日(日) 2回福島2日11R 第66回 ラジオNIKKEI賞(GIII) | |
《レース結果》 1 8 11 セダブリランテス 牡3 54.0 石川裕紀人 1:46.6 35.1 524 -2 手塚貴久 2 2 6 7 ウインガナドル 牡3 53.0 津村明秀 1:46.6 クビ 35.4 454 +2 上原博之 8 3 1 1 ロードリベラル 牡3 53.0 吉田隼人 1:46.7 クビ 34.4 418 +2 尾形和幸 9 4 8 12 クリアザトラック 牡3 56.0 北村宏司 1:47.1 2 1/2 35.5 438 -10 角居勝彦 3 5 4 4 マイネルスフェーン 牡3 56.0 柴田大知 1:47.3 1 1/4 35.4 454 +4 手塚貴久 6 《レース内容》 石川裕紀人騎手騎乗の2番人気・セダブリランテス(牡3、美浦・手塚厩舎)が優勝。 勝ちタイムは1:46.6(良)。2着にはクビ差で8番人気・ウインガナドル(牡3、美浦・上原厩舎)、 3着にはクビ差で9番人気・ロードリベラル(牡3、美浦・尾形和厩舎)が続いて入線した。 1番人気に支持されたサトノクロニクル(牡3、栗東・池江寿厩舎)は6着に敗れた。 他が行く気を見せない中でウインガナドルが楽にハナへ。その直後にニシノアップルパイ、 少し離れてセダブリランテス、ライジングリーズン、サトノクロニクル、クリアザトラックと有力所が並ぶ。 ロードリベラルは最後方に待機。淡々とした流れで向正面を過ぎ、ほぼ一塊になって直線へ。 馬群の中にいる馬は加速しづらそうで、スムーズに動けたのは逃げたウインガナドル、 好位外目追走のセダブリランテス、マクりながら進出してきたロードリベラル。 最後は前2頭が併せ馬となり、セダブリランテスが抜け出し勝利。ロードリベラルは猛追届かず3着まで。 勝ったセダブリランテスは新馬戦→500万下特別→今回と無傷の3連勝。 近親にはナリタブライアンやビワハヤヒデ、キズナなどPacific Princess牝系の血脈を受け継いでいる。 これは昨年の勝ち馬ゼーヴィントも同様で、同馬主の連覇にもなる。 鞍上の石川裕紀人騎手はデビュー4年目で嬉しい重賞初勝利を挙げた。 |
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2016年7月3日(日) 2回福島2日11R 第65回 ラジオNIKKEI賞(GIII) | |
《レース結果》 1 1 1 ゼーヴィント 牡3 54.0 戸崎圭太 1:47.0 34.5 482 -2 木村哲也 1 2 3 6 ダイワドレッサー 牝3 53.0 石川裕紀人 1:47.2 1 1/4 35.1 452 +6 鹿戸雄一 9 3 8 15 アーバンキッド 牡3 56.0 福永祐一 1:47.2 アタマ 34.3 472 +6 斎藤誠 5 4 2 3 アップクォーク 牡3 53.0 柴山雄一 1:47.3 クビ 34.5 496 -6 中川公成 3 5 8 16 ブラックスピネル 牡3 57.0 武豊 1:47.3 ハナ 34.1 498 -4 音無秀孝 2 《レース内容》 戸崎圭太騎手騎乗の1番人気・ゼーヴィント(牡3、美浦・木村厩舎)が優勝。 勝ちタイムは1:47.0(良)。 2着には1馬身1/4差で9番人気・ダイワドレッサー(牝3、美浦・鹿戸厩舎)、 3着にはアタマ差で5番人気・アーバンキッド(牡3、美浦・斎藤誠厩舎)が続いて入線した。 スタートで人気のブラックスピネル、アップクォークが出遅れる。 先手を主張するのはジョルジュサンク。ハナを奪うが、 2コーナーでミエノドリーマーが一気に上がって先頭へ。 ゼーヴィントは先行集団をインコースでうかがう。アップクォークは中団後方、 ブラックスピネルは後方2番手からの競馬に。3コーナー過ぎでジョルジュサンクが ハナを奪い返し、ミエノドリーマーは後退していく。ブラックスピネルは大外を回して直線へ。 ジョルジュサンクが後続を2馬身突き放し、粘りこみ態勢に入るが、 好位を追走していたダイワドレッサーが脚を伸ばしてくる。前を捕えるかと思われたが、 その外から馬群の空いた真っ只中を抜けて来たのが白い帽子のゼーヴィント。 一気に前を捕えて先頭でゴールを駆け抜けた。2着争いは混戦になったが、 ダイワドレッサーが2着、大外から脚を伸ばしたアーバンキッドが3着に入った。 勝ったゼーヴィントは前走のプリンシパルSで出遅れながらも メンバー最速の上がり34.2秒で3着。ダービーへのキップは逃したものの、 素質の片鱗は見せていた。秋には菊花賞へ向かうのか、 それとも中距離路線で古馬と当たるのか、 ハイレベルと言われている3歳世代からまた1頭楽しみな馬が現れた。 |
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2015年7月5日(日) 2回福島2日11R 第64回 ラジオNIKKEI賞(GIII) | |
《レース結果》 1 2 3 アンビシャス 牡3 56.5 C.ルメール 1:46.4 34.3 460 +2 音無秀孝 1 2 6 12 ミュゼゴースト 牡3 55.0 柴田善臣 1:47.0 3 1/2 35.4 496 0 大江原哲 4 3 3 6 マルターズアポジー 牡3 53.0 武士沢友治 1:47.1 3/4 35.8 520 -8 堀井雅広 12 4 8 16 ロジチャリス 牡3 54.0 大野拓弥 1:47.1 クビ 35.6 544 -10 国枝栄 3 5 7 14 ブランドベルグ 牡3 53.0 藤岡佑介 1:47.2 クビ 35.5 472 -2 牧田和弥 10 《レース内容》 秋の飛躍を約束するべく、アンビシャスが3馬身半差の圧勝。 ラストは流す余裕があったほどだ。 前後半がほぼイーブンの乱れない流れでこの強さですから。 2〜4着馬は先行馬ですし、この中では能力が突出していました。 勝因は道中で折り合ったこと。インで我慢が利いて ディープ産駒の瞬発力を鞍上がうまく引き出した。 かかり通しの共同通信杯、毎日杯3着からレベルアップしている。 ひと夏を経てさらに成長する予感さえある。 秋は中距離路線に進むようですが、2冠馬ドゥラメンテが不在ですし、 菊花賞という選択肢もあるのではないでしょうか。 父エルコンドルパサーに祖母の父がレインボウクウェスト。 欧州の底力を備えているので距離は大丈夫だと思います。 ただ、相手に恵まれたのも事実。走破時計1分46秒4は、 前日の古馬500万下(雄国沼特別=3歳馬が勝利)より0秒2も遅かった。 余力十分だった勝ち馬は別として、この時計でついて来れなかった2着以下は物足りない。 2着ミュゼゴースト、3着マルターズアポジーは完璧な立ち回りでしたからね。 強いて挙げれば6着ナヴィオンですが、福島の必殺技・イン突きを狙って失敗に終わりました。 新興勢力として期待していた堀厩舎2頭は揃って惨敗とは驚いた。 レアリスタは攻め馬からかかっていたので不安はあったが…。 キャンベルジュニアともども、まだキャリア3戦目。 コース替わりに初の右回りと、かわいそうだった部分もあります。 今日は力を出し切っていないので…。 2着以下は流れひとつで着順が変わってしまう感じ。 ハンデ頭が強い勝ちっぷりで世代トップグループの仲間入りしたのは確か。 アンビシャスが秋にどんな走りを見せてくれるのか、本当に楽しみになったz。 |
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2014年7月6日(日) 2回福島2日11R 第63回 ラジオNIKKEI賞(GIII) | |
《レース結果》 1 5 9 ウインマーレライ 牡3 54.0 松岡正海 1:45.9 35.2 488 -4 高木登 5 2 2 4 クラリティシチー 牡3 55.0 内田博幸 1:46.1 1 1/4 34.8 474 +2 上原博之 1 3 2 3 ウインフェニックス 牡3 54.0 石橋脩 1:46.1 アタマ 35.1 450 -2 奥平雅士 7 4 1 2 オウケンブラック 牡3 52.0 田中勝春 1:46.3 1 1/4 35.1 452 -14 田中剛 10 5 8 15 ラディウス 牡3 52.0 柴田大知 1:46.4 1/2 34.9 454 +4 高野友和 16 《レース内容》 青葉賞8着以来のウインマーレライがインから鮮やかに抜け出した。 中間はビシビシやってデキも良かったが、それ以上に福島の小回りコ−スへの 適正が高いということだろう。松岡ジョッキーは百点満点のレース運びでした。 それに展開も味方しました。3コーナー手前で意外とペースアップしなかったので、 インでじっくり脚を溜められました。最後の直線も内に進路を取ったのですから 全くロスがありません。勝ち時計の1分45秒9は速いです。 レコードの1分45秒3には及ばないけど、今年のすごい高速馬場というわけではない。 それを考えれば立派な数字です。クラリティーシチーもよく追い込んで来ました。 勝ち馬とは対照的に、こちらは4コーナーで外を回らざる得ない態勢。 この時計ですから、普通なら来ないパターンですけど、ゴール寸前で2着に上がりました。 ずっと使い込んでいるのに、これだけ走るのですから、こちらも偉いです。 ウインフェニックスもちょうど勝ち馬の後ろにつけていたように、 そつのないレース運びだった。一旦は先頭に踊り出る場面もあったのだから、 内容は良かったです。ピオネロはデキは良く見えましたが・・・。 レースのラストのラップ11秒7−11秒7.この馬はあまり切れる脚は使えない。 ラリングクライはゲート内で立ち上がってしまいました。 おかげでスタートひと息で走るフォームも崩れていた。 今回は力を出せませんでした。ショウナンワダチはいい位置につけながら11着に大敗。 56キロのハンデというよりはG1・NHKマイルC10着の後で 体調が下降気味だったのだろう。今回は状態もそうですが、 コース適正の差が明暗を分ける結果になりました。 |
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2013年6月30日(日) 2回福島2日11R 第62回 ラジオNIKKEI賞(GIII) | |
《レース結果》 1 11 ケイアイチョウサン 牡3 54.0 横山典弘 1:47.9 34.3 438 -2 小笠倫弘 8 2 4 カシノピカチュウ 牡3 55.0 西田雄一郎 1:47.9 クビ 34.7 468 +2 牧田和弥 14 3 3 アドマイヤドバイ 牡3 54.0 池添謙一 1:48.0 クビ 35.0 450 -4 橋田満 5 4 7 フラムドグロワール 牡3 56.0 田辺裕信 1:48.0 アタマ 35.2 490 -6 藤沢和雄 3 5 9 シャイニープリンス 牡3 56.0 和田竜二 1:48.2 1 1/2 35.4 504 0 栗田博憲 6 《レース内容》 予想を大きく覆された結果で、何をどう説明していいか全く分からない。 それが福島競馬なんですけど、5ハロン通過が60秒5と開幕週にしては ごく普通の流れ。有力馬が崩れる展開でもなかったです。 3角の感じでは有力先行勢が上位を争うゴールシーンを想像していた。 それなのに4角最後方の内からケイアイチョウサンがごぼう抜きだとは・・・。 勝ち馬に関しては、前が開くか開かないかの競馬ができる楽な立場。 ベテランの技が最高に生かされたことは間違いありません。 横山典のファインプレーと言うしかないけど、 京成杯3着ぐらいしか実績のない馬がこの芸当。 ハンデ戦になって以来、春に走り過ぎてしまった馬に分が悪いレース。 小回り1800mのハンデ戦で、特にG1戦線を戦ってきた馬には調整が難しい時期、 荒れる条件は揃っています。 それにしても開幕週なのに1分47秒9の平凡な時計で人気馬が総崩れとは。 NHKマイルC→ダービーのステップを踏んだフラムドグロワールの4着は ある程度納得がいくけど、ガイヤースヴェルトがブービー負けとは想像もつかなかった。 確かにNHKマイルの流れで踏ん張ったのに今回の流れで大失速とは予想できません。 最終追いの動きがちょっと気になったように思ってる以上に体調が本当ではなかったかも。 インプロヴァイズは4角で射程圏に上がった時は稽古、当日の気配の良さから 突き抜けると思ったけど、距離なのか、掛かって見た目以上に 脚を浪費してるのか・・・。それにしても。 同じメンバーでもう一回競馬をしても全く違う結果でしょうから、 今後の指標にはならない重賞だったと思う。 |
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2012年7月1日(日) 2回福島6日 11R 第61回 ラジオNIKKEI賞(GIII) | |
《レース結果》 1 6 ファイナルフォーム 牡3 54.0 戸崎圭太 1:47.9 34.8 528 -2 堀宣行 2 2 4 ヤマニンファラオ 牡3 55.0 安藤勝己 1:48.2 2 35.3 468 +4 河内洋 1 3 5 オペラダンシング 牡3 53.0 江田照男 1:48.3 1/2 34.9 446 0 尾形充弘 16 4 15 メイショウカドマツ 牡3 55.0 藤岡佑介 1:48.3 ハナ 35.6 520 -2 藤岡健一 5 5 3 クリールカイザー 牡3 53.0 吉田豊 1:48.4 クビ 34.7 470 +2 相沢郁 9 《レース回顧》 5ハロン通過が60秒5、レースは思ったよりゆったりした流れになりました。 上位4頭もそれなりの位置で運んだ馬たちですから。 それでも優勝馬ファイナルフォームの力は一枚抜けていました。 接戦になって不思議のない流れで2馬身差ですから。 前走は若さを見せたけど、今回は発馬を決めてサッと好位につけたのも良かった。 今年は本当にディープインパクトの当たり年。 器の違い、スケールの大きさを見せつけたこの馬も、これからが楽しみだ。 530キロ前後と体があるし、ゆったりして詰った部分がない。 9ハロンまでしか経験がないけど、融通性はありそうだ。 2着ヤマニンファラオは正攻法の競馬は想定通り、 連対死守で人気の責任は果したと言えるけど・・・ 切れる脚がないだけに、できれば前が引っ張って36秒台のレース上がりが理想でした。 流れを作ったのは4着メイショウカドマツ、 この馬もタメ逃げでは味が出ないことがはっきりしています。 マークされる立場で厳しかったかも知れないが もっと後続に脚を使わせる競馬をしないと。 3着オペラダンシングはゴール前は詰め寄ってヤマニンも一瞬危なかった。 力馬が台頭するローカル傾向を思い知らされた。 ただ他の53キロの馬と比較しても立派な走り、フロックではない。 内容的には後方から伸びた5着クリールカイザーと6着ダイワマッジョーレも評価できる。 展開次第では出番もあった。 案外だったのは12着アーデント、芝の切れ目に驚くアクシデントもあったが、 全般に流れに乗れなかった。 |
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2011年7月3日(日) 3回中山6日 11R 第60回 ラジオNIKKEI賞(GIII) | |
《レース結果》 1 10 フレールジャック 牡3 54.0 福永祐一 1:46.9 34.4 436 -10 友道康夫 2 2 7 マイネルラクリマ 牡3 56.0 松岡正海 1:47.0 3/4 35.0 468 0 上原博之 3 3 2 カフナ 牡3 55.0 柴田善臣 1:47.3 1 3/4 34.4 474 +6 池江泰寿 1 4 5 ターゲットマシン 牡3 54.0 田中勝春 1:47.4 1/2 35.2 484 +6 宗像義忠 8 5 6 アバウト 牡3 53.0 芹沢純一 1:47.5 1/2 35.7 516 +8 加用正 6 《レース回顧》 フレールジャックが土付かずの3連勝で重賞ウイナーの仲間入り ディープインパクト産駒らしく小柄ながら、バネが尋常ではない印象を受けた。 初の長距離輸送、コーナーの多いコースもどうかと心配していた陣営ですが 実際にマイナス10キロでパドックでも汗ビッショリでした。 これらの厳しい条件を克服しての3連勝ですから価値があります。 新星誕生と言って良いでしょう、ラスト1Fは余裕さえありましたから。 残る問題は距離適正だけになりました。 今回は流れてくれたもありましたが上手に折り合っていた。 距離が伸びても心配する必要はないと思う。 過去にはロックドゥカンブが3戦目でこのレースを制し セントライト記念優勝から菊花賞3着という成績があります。 この馬にも同様の期待が掛けられそうです。 2.3着争いは位置取りが明暗を分けた。 3週目は異常な高速馬場で本来の競馬ができなかったカナフにとってスタートが大誤算 流れに乗ったマイネルラクリマ、乗り損ねたカナフ、2.3着差はその違いだけです。 ショウナンパルフェは1角の不利が全てです。 |
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2010年 7月4日(日) 2回福島6日 11R 第59回 ラジオNIKKEI賞(GIII) |
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《レース結果》 1 14 アロマカフェ 牡3 55.0 柴田善臣 1:47.3 35.0 456 0 小島太 3 2 8 クォークスター 牡3 55.0 C.ウィリアムズ 1:47.3 クビ 34.5 496 +2 堀宣行 2 3 15 レト 牡3 55.0 幸英明 1:47.4 1/2 35.5 436 -6 本間忍 6 4 12 ナイスミーチュー 牡3 53.0 松岡正海 1:47.5 クビ 35.0 478 0 橋口弘次郎 7 5 9 トゥザグローリー 牡3 56.0 内田博幸 1:47.5 ハナ 35.6 520 +2 池江泰郎 1 《レース内容》 ラジオNIKKEI賞(GIII)では、青葉賞でペルーサの2着、 日本ダービーでは7着だった良血の素質馬トゥザグローリーが1番人気に推された。 そのトゥザグローリー、レース序盤は後ろから2番手の位置で追走していたが、 流れの落ち着いた向こう正面から引っ張り切れない手ごたえで前へ前へと進出していく。 ついには2〜3番手まで追いつき、そして直線へ。先行集団から抜け出すレト、 追いすがるトゥザグローリーに、後方各馬が鋭い末脚で襲い掛かっていくという展開となった。 ここで力強い伸びを見せたのがアロマカフェだ。青葉賞はトゥザグローリーに0秒1遅れての4着、 日本ダービーの優先出走権を手に入れられなかった馬だが、 ここでは雪辱の脚でトゥザグローリーを交わし去る。さらには粘るレトを差し切り、 後方から追い込んだクォークスターもクビ差振り切って1着ゴールを果たす。 3コーナーから大外を回ってロングスパートを敢行しながら、直線でもパワフルに伸びての重賞初制覇。 ハイレベルな3歳牡馬戦線に、また1頭、アロマカフェという楽しみな存在が浮上してきた。 |