データーチェック | ||||
1番人気馬の3着以内率は9割 | 芝1600〜2000m重賞で3着以内の実績がある馬 | |||
高齢の実績馬に注意 | リピート好走率は低い | |||
上がり馬の勢いは軽視 | 5歳牡馬 | |||
7、8枠が有利 | 中京・芝1600mからの転戦組には注意 | |||
1、2番人気で来るのは前走が重賞だった馬ばかり | ||||
人気薄で来るのは近3走以内に3着までに来ているような馬 |
2020年8月16日(日曜) 3回新潟2日第55回 関屋記念 | |
《レース結果》 1 枠8桃 17 サトノアーサー 牡6 56.0 戸崎 圭太 1:33.1 2 枠8桃 18 トロワゼトワル 牝5 54.0 三浦 皇成 1:33.3 1 1/4 3 枠2黒 3 アンドラステ 牝4 54.0 岩田 望来 1:33.5 1 1/4 4 枠4青 8 ミッキーブリランテ 牡4 56.0 岩田 康誠 1:33.5 クビ 5 枠5黄 10 ミラアイトーン 牡6 56.0 横山 和生 1:33.5 アタマ 《レース内容》4番人気のサトノアーサーがメンバー最速の上がり 3ハロン33秒7の末脚で追い込み、2年2カ月ぶり2度目の重賞制覇となった。 鞍上の戸崎圭太騎手(40)=美・田島=は、昨秋の落馬負傷から復帰後初のタイトル獲得で、 JRA重賞連続勝利年数を11に伸ばした。2着は逃げた8番人気のトロワゼトワル。 1番人気のアンドラステは3着だった。 滑走路のように長い新潟の直線で、再び大きく翼を広げた。人馬ともに待望の復活V。 検量室前に引き揚げてきた戸崎騎手は、サトノアーサーの首筋を ポンポンとたたき、真夏の熱闘をねぎらった。 「切れる脚を持っているし、直線の長いコースなので馬を信じて乗りました。 乗り難しさのある馬なのですが、よく勝ち切ってくれました」 出遅れは誤算だったが、慌てず後方2番手からじっくりと進んだ。 直線は鞍上の左ステッキに応えてグングン加速。メンバー最速の上がり 3ハロン33秒7の脚で、前を行く16頭をごぼう抜きにした。 戸崎騎手にとっては今年5月の戦列復帰後の重賞初勝利。 昨年11月のJBCレディスクラシックで落馬し、 右肘開放骨折の重傷を負った。騎手人生最大のピンチ。 それでもファンの応援を思い浮かべて 2度の手術の痛みや過酷なリハビリにも耐え抜いた。復帰後、 7回目の重賞挑戦で訪れた歓喜の瞬間。一瞬言葉に詰まった後、 「もう本当にとてもうれしいです。よく走ってくれたと(馬に)感謝したい」 と自身11年連続のJRA重賞Vに笑みを浮かべた。 サトノアーサーにとっては、戸崎騎手とのコンビで制した2018年エプソムC以来 2年2カ月ぶりの勝利。同年暮れに靱帯(じんたい)を痛めて長期休養を余儀なくされた。 その後は惜敗が続いていただけに「(脚元に)爆弾を抱えていて腫れものを 触るような扱いだったが、よく頑張ってくれた」と池江調教師は激走をたたえた。 この後は一旦、滋賀県のノーザンファームしがらきへ放牧に出される。 「ワンターンの1600〜1800メートルを使っていくことになると思う」とトレーナーは話しており、 秋は毎日王冠(10月11日、東京、GII、芝1800メートル)や、今年は阪神で行われる マイルCS(11月22日、GI、芝1600メートル)が目標になりそう。 大けがから立ち直った人馬が、今後の競馬シーンをさらに熱く盛り上げる。 |
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2019年8月11日(日曜) 2回新潟6日第54回 関屋記念 | |
《レース結果》 1 枠7橙 13 ミッキーグローリー 牡6 56.0 C.ルメール 1:32.1 2 枠7橙 14 ミエノサクシード 牝6 54.0 川島 信二 1:32.2 1/2 3 枠3赤 6 ソーグリッタリング 牡5 57.0 浜中 俊 1:32.2 アタマ 4 枠5黄 9 ディメンシオン 牝5 54.0 戸崎 圭太 1:32.2 クビ 5 枠3赤 5 サラキア 牝4 54.0 丸山 元気 1:32.4 1 1/4 《レース内容》 ルメール騎乗のディープインパクト産駒ミッキーグローリーが後方から鋭く伸びて優勝し、 1番人気に応えた。今後はシリーズ最終戦の京成杯AHには出走せず、 マイルCS(11月17日、京都、GI、芝1600メートル)を大目標にしたローテーションが組まれる。 偉大な父に贈る手向けのVだ。1番人気に推されたディープインパクト産駒の ミッキーグローリーが、先月30日に父がこの世を去ってから初の重賞ウイナーに輝いた。 「休み明けでなかなかリズムが戻ってこなくてエンジンがかかるのが遅かった。 でも、大外に出してからはよく伸びて前を捕まえてくれました」 ルメール騎手は自身初の新潟重賞制覇を振り返った。直線では前に壁ができて 万事休すかと思われたが、残り1ハロンで外に進路を取ると強烈な瞬発力を発揮。 先に抜け出していたミエノサクシードを一気にのみ込んだ。 土日で6勝を挙げたルメール騎手は今年89勝とし、英シャーガーC騎乗のために 不在だったリーディングトップの川田騎手との差を“7”まで詰めた。 1カ月前(7月14日時点)には21勝差だっただけに驚異的な追い上げだ。 「リーディング? もちろん、もちろん。このペースでいければ」と“奪首”をはっきりと視界に捉えている。 国枝調教師は2週連続での重賞V。レパードSはディープを所有していた金子真人オーナー のハヤヤッコで勝ち、今度はディープ産駒で決めた。 「もたもたしているから『ルメール、やる気あるのか?』と思ったけど、さすがだね。 レベルの高い馬だよ」と、骨折休養明けでも最高の結果を出した愛馬をたたえた。 今後の最大目標はマイルCSに置かれ、サマーマイルシリーズ最終戦の京成杯AHには向かわない。 富士Sなどの前哨戦を挟むかは、今後の状況を見て決められる。 「秋はまたGIレベルでいい結果を出せる馬だと思います」と鞍上は今後の活躍に太鼓判を押す。 ディープ産駒のJRA重賞205勝目を飾った大器が、父の名をさらに高めていく。 |
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2018年8月12日(日曜) 2回新潟6日11R 第53回 関屋記念 | |
《レース結果》 1 枠7橙 12 プリモシーン 牝3 51.0 北村宏司 1:31.6 33.4 488 +10 木村哲也 1 2 枠6緑 10 ワントゥワン 牝5 54.0 M.デムーロ 1:31.6 クビ 32.8 450 +2 藤岡健一 5 3 枠3赤 4 エイシンティンクル 牝5 54.0 和田竜二 1:31.8 1 1/4 34.6 500 -6 坂口正則 3 4 枠8桃 14 ヤングマンパワー 牡6 57.0 大野拓弥 1:32.0 1 1/2 34.2 538 +18 手塚貴久 11 5 枠5黄 8 ロードクエスト 牡5 56.0 三浦皇成 1:32.1 3/4 34.0 460 0 小島茂之 8 《レース内容》 北村宏司騎手騎乗の1番人気・プリモシーン(牝3、美浦・木村厩舎)が優勝。 勝ちタイムは1:31.6(良)。2着にはクビ差で5番人気・ワントゥワン(牝5、栗東・藤岡健厩舎)、 3着には1馬身1/4差で3番人気・エイシンティンクル(牝5、栗東・坂口則厩舎)が続いて入線した。 ディープインパクト産駒が1〜3着を独占した。 勝ったプリモシーンは未勝利勝ちからフェアリーS(G3)を連勝、 前走のNHKマイルC(G1)では勝ち馬から0秒2差の5着と健闘していた。 51キロの軽量を味方につけての勝利だったが、 古馬相手に完勝を決めたことで秋以降の活躍にも注目が集まることだろう。 |
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2017年8月13日(日) 2回新潟6日11R 第52回 関屋記念(GIII) | |
《レース結果》 1 2 3 マルターズアポジー 牡5 57.0 武士沢友治 1:32.2 34.3 528 0 堀井雅広 7 2 8 15 ウインガニオン 牡5 57.0 津村明秀 1:32.4 1 1/4 33.9 494 0 西園正都 4 3 5 10 ダノンリバティ 牡5 56.0 松若風馬 1:32.4 クビ 33.6 526 0 音無秀孝 5 4 6 11 ヤングマンパワー 牡5 57.0 石橋脩 1:32.5 1/2 33.6 532 +16 手塚貴久 6 5 1 1 ダノンプラチナ 牡5 56.0 蛯名正義 1:32.5 アタマ 33.0 492 +12 国枝栄 8 《レース内容》 武士沢友治騎手騎乗の7番人気・マルターズアポジー(牡5、美浦・堀井厩舎)が優勝。 ダッシュを利かせて楽々とハナに立ち、2番手以下を引き離した逃げ。 直線に入ってからも脚色は衰えず、後続もなかなか差を詰められず、 先頭で入線した。勝ちタイムは1:32.2(良)。 1馬身1/4差の2着には終始2番手を追走していた4番人気・ウインガニオン(牡5、栗東・西園厩舎)、 クビ差の3着には4番手追走からジワジワと末脚を伸ばした5番人気・ダノンリバティ (牡5、栗東・音無厩舎)が続いて入線した。 勝ったマルターズアポジーの近親にはダート重賞で活躍したワイルドワンダーがいる。 デビュー時から一貫して積極果敢に逃げる競馬を続け、 16年の福島記念(G3)で重賞初勝利、17年小倉大賞典で2勝目、そして今回で3勝目。 |
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2016年8月14日(日) 2回新潟6日11R 第51回 関屋記念(GIII) | |
《レース結果》 1 8 17 ヤングマンパワー 牡4 56.0 戸崎圭太 1:31.8 33.7 526 +12 手塚貴久 3 2 6 12 ダノンリバティ 牡4 56.0 松若風馬 1:31.8 クビ 34.2 522 +2 音無秀孝 7 3 4 7 マジックタイム 牝5 54.0 C.ルメール 1:32.0 1 1/4 33.1 470 -8 中川公成 1 4 3 5 ダンスアミーガ 牝5 54.0 石橋脩 1:32.0 ハナ 33.8 482 0 中竹和也 14 5 6 11 ロサギガンティア 牡5 57.0 M.デムーロ 1:32.1 クビ 34.6 532 -4 藤沢和雄 2 《レース内容》 戸崎圭太騎手騎乗の3番人気・ヤングマンパワー(牡4、美浦・手塚厩舎)が優勝。 勝ちタイムは1:31.8(良)。2着にはクビ差で7番人気・ダノンリバティ(牡4、栗東・音無厩舎)、 3着には1馬身1/4差で1番人気・マジックタイム(牝5、美浦・中川厩舎)が続いて入線した。 カレンケカリーナが出遅れ。その他の各馬は揃ったスタート。 ハナを切っていったのはなんとロサギガンティア。直後にダノンリバティが付け、 内からはピークトラム。この隊列で落ち着くかと思われたところに外からレッドアリオンが一気に交わして先頭へ。 ヤングマンパワーは好位の外目、ケントオー、マジックタイムは後方集団からレースを進める。 縦長の展開でレースは直線の攻防へ。残り400mでレッドアリオンは一杯に。 ロサギガンティアが持ったままで上がってくるが、いざ追い出されるといつものキレが無い。 替わって脚色が良いのはダノンリバティ。前を捉えにかかるが、 外からヤングマンパワーが一気に強襲。粘るダノンリバティをゴール前で グイッと交わして先頭でゴール板を駆け抜けた。 勝ったヤングマンパワーは昨年もこのレースに挑戦、3歳馬ながら3着と好走していた。 その後はオープンの壁に阻まれる競馬が続いたものの、 福島民報杯、谷川岳Sとオープン特別で連続2着し、 降級戦となった前走の多摩川Sを58キロのハンデも苦にせず1年3ヶ月ぶりの勝利を挙げていた。 昨年のアーリントンCに続く重賞2勝目で、秋のG1戦線に向けて貴重な賞金加算となった。 |
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2015年8月16日(日) 2回新潟6日11R 第50回 関屋記念(GIII) | |
《レース結果》 1 8 12 レッドアリオン 牡5 57.0 川須栄彦 1:32.6 33.3 480 -4 橋口弘次郎 2 2 4 4 マジェスティハーツ 牡5 56.0 森一馬 1:32.7 3/4 32.4 496 -2 松永昌博 6 3 7 10 ヤングマンパワー 牡3 53.0 松岡正海 1:32.8 1/2 33.0 540 +18 手塚貴久 9 4 5 6 アルマディヴァン 牝5 54.0 藤岡佑介 1:32.8 アタマ 32.7 484 -2 高橋文雅 8 5 6 8 アルバタックス 牡5 56.0 内田博幸 1:32.9 3/4 32.7 500 +4 石坂正 7 《レース内容》レッドアリオンはこれでマイル戦6勝目。 今春にGUマイラーズCを制しているし、格の違いを見せつけた格好だ。 素直に先行した川須騎手の判断も良かった。 前後半の半マイルが3秒2も違う“特異”と言ってもいいくらいの超スロー。 控えても競馬ができるタイプだが、脚質に幅が出てきたのはいい傾向。 次の京成杯AHも有力とみていいだろう。 2着マジェスティハーツはデキの良さと、直線でうまく外に出せたのが好走の要因。 秋は1800〜2000メートルくらいでさらに上昇が見込めそうです。 3着ヤングマンパワーも好位でうまく流れに乗れていた。 北海道での調整、プラス18キロの馬体重、速い馬場など、 決して有利な条件でなかったことを思えば大いに評価できる。 まだ3歳。こっちも秋が楽しみだ。 一方、不満が残るのはサトノギャラントです。デキはすごく良さそうでしたし、 直線でも突き抜けそうな手応えでしたが、この頭数で最も馬が密集するところを狙っては…。 まともなら2着はあったと思えるだけに、柴山の進路取りのミスと言わざるを得ない。 いずれにせよ力負けではないので、馬自身の評価を下げることはない。 7着カフェブリリアントは道中かかり気味だったのが敗因 牡牝の差もあるし数字上はヴィクトリアマイル5着だけ走れば足りるんだろうが、 今回は牡馬相手の重賞だから。直線でも脚があれば割ってこれたと思う。 不可解だったのは11着に沈んだスマートオリオン。あの位置取りでパッタリ止まるとは…。 まったく踏ん張れなかった。前回中京記念の激走で燃え尽きてしまったのだろうか。 |
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2014年8月17日(日) 2回新潟6日11R 第49回 関屋記念(GIII) | |
《レース結果》 1 7 13 クラレント 牡5 57.0 田辺裕信 1:32.5 33.8 494 -4 橋口弘次郎 4 2 4 7 ダノンシャーク 牡6 58.0 内田博幸 1:32.6 1/2 34.2 444 0 大久保龍志 1 3 1 1 サトノギャラント 牡5 56.0 北村宏司 1:32.7 3/4 33.6 498 +4 藤沢和雄 6 4 3 5 エクセラントカーヴ 牝5 54.0 戸崎圭太 1:32.7 ハナ 33.7 428 -2 堀宣行 8 5 2 4 ブレイズアトレイル 牡5 56.0 藤岡康太 1:32.9 1 1/4 34.3 494 +2 藤岡健一 10 《レース内容》 週中から天気が不安定だったのと同様、予想も、そして人気も雨に振り回された。 それにしても新潟の芝コースは不思議です。新コースになってから昨年までの 13年間の平均勝ち時計が1分32秒25。今年は稍重だったのに、それとほぼ同じ時計。 前後半4ハロンのラップ46秒5−46秒0が示すように、 スローな流れにならなかった要因もありますが…。 まずは1番人気に支持されたダノンシャークは不良馬場の安田記念で4着だった一方で、 1分31秒6という持ち時計もあった。だから唯一の58キロでも評価が落ちなかった。 しっかりとレースの流れに乗って能力通りの競馬をしました。 58キロを考えればよく頑張っていると思います。少し詰めが甘いのはいつものことですから。 ダノンを封じ込んだクラレントは中京記念(8着)で惨敗したことで4番人気と評価を落とした。 本来なら昨秋の毎日王冠でエイシンフラッシュ、ジャスタウェイに次ぐ3着と実績では一枚上。 中京と新潟では馬場の質が違うし、順当勝ちと言えるかもしれない。 クラレントは左回り巧者として知られていましたが、初めてながら新潟はぴったりでした。 前走ほど馬場が悪くならなかったし、インを突かない堂々たるレース運び。久々の完勝です。 サトノギャラントは道悪が嫌われて6番人気。ただ、意外と馬場が早く乾いたのが功を奏した。 エキストラエンドの大出遅れと違って、こちらはダッシュがつかなかっただけ。 前半でかなりのハンデがあったから、さすがに上がり次位の33秒6でも3着が精一杯だった。 本当に惜しい競馬でした。おっつけおっつけの追走で走破タイムは自己最高。 高い能力を示しました。もう少し前半を離されずに運べていたら1着まであったかもしれません。 そのサトノにハナ差のエクセラントカーヴ4着も力は見せた。 もともと昨年の京成杯AHでダノンシャークを破っている実力馬だし、 骨折明けを2度使われてだいぶ復調してきた。 パンパンの良馬場ならもっと前に来ていたでしょう。 5着のブレイズアトレイルも良馬場向きを考えれば、よく頑張っています。 ちょっと首をかしげてしまう負け方をしたのが2番人気のマジェスティハーツ12着。 ラスト1ハロン手前まで手応えは残っていたように見えたが、 そこからがさっぱり。中京記念からの中2週はこの馬には厳しいローテだったのかも。 それに息の入りにくい流れも影響したのでは。 この馬の持ち時計は1分34秒3という遅いもの。今日は2秒近くも速い決着でした。 |
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2013年8月11日(日) 2回新潟6日11R 第48回 関屋記念(GIII) | |
《レース結果》 1 1 1 レッドスパーダ 牡7 57.0 北村宏司 1:32.5 34.4 540 +8 藤沢和雄 4 2 8 16 ジャスタウェイ 牡4 56.0 福永祐一 1:32.7 1 1/4 33.2 506 +10 須貝尚介 1 3 2 3 レオアクティブ 牡4 56.0 横山典弘 1:32.7 ハナ 33.9 450 0 杉浦宏昭 3 4 6 12 ドナウブルー 牝5 54.0 内田博幸 1:32.7 アタマ 34.3 438 -4 石坂正 2 5 4 8 ワイズリー せん5 56.0 松山弘平 1:32.9 1 1/4 34.2 468 +12 松元茂樹 9 《レース内容》 レッドスパーダの見事な優勝。 3週目にしてはインコースの馬場が悪くなっていて 結果的には全体に時計がかかる決着になって良かったようです。 スパッと切れるタイプじゃなく平均的に脚を使うイメージ もちろん3歳春にG1のNHKマイルCで2着したように マイルでの実績上位の存在でもありました。 それにしても1年前とは全然違うレースでした。 去年は5ハロン58秒7→1分31秒5の決着でしたが、 今年は57秒9→1分32秒5ですから。 JRAとしては、今年は現場の要望もあって馬場を柔らかめに作ったらしい。 馬の負担を考えたことだし悪くない。 昨年の勝ち馬ドナウブルーあたりには向かない馬場だった。 2着はジャスタウェイ、出遅れるロスがあったが、 最後はとても届かないような位置から追い込んで来た。 プラス10キロで余裕残しだったことを思えば負けて強し。 1番中身が濃かったのはこの馬だろう。 自分でレースを作れないのが弱点ですけど、 この馬は秋以降に1戦級と走ってもノーマークにはできません。 逆に3着レオアクティブはこれで精一杯かな。 いい仕上がりだったし、内枠からロスなく乗られていた。 あとはフラガバッハ10着ですが、出遅れが痛かった。 それ以上に上がりの速い新潟が合わなかったのだろう。 |
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2012年8月12日(日) 3回新潟2日 11R 第47回 関屋記念(GIII) | |
《レース結果》 1 14 ドナウブルー 牝4 54.0 内田博幸 1:31.5 レコード 32.6 438 +2 石坂正 1 2 3 エーシンリターンズ 牝5 54.0 北村宏司 1:31.5 クビ 32.5 466 -8 坂口正則 5 3 9 スピリタス せん7 56.0 和田竜二 1:31.8 2 32.6 446 -4 岡田稲男 8 4 8 マイネイサベル 牝4 54.0 松岡正海 1:32.0 1 1/4 32.9 484 +6 水野貴広 4 5 7 ゴールスキー 牡5 56.0 石橋脩 1:32.0 ハナ 32.4 488 +2 池江泰寿 6 《レース回顧》 牝馬のワンツーフィニッシュは関屋記念47回の歴史史で6回目、 それにしても見事に牡馬をなで切りにしたものです。 しかも1分31秒5のレコードのおまけ付きだ。 前半5ハロンが58秒7、これは未勝利でも走れる時計で ましてやオープン馬にとっては全く無理のない助走。 そこからゴールまでの600mは全く坂がない。 だからラスト3ハロンも32秒8という速い上がりでまとめることができた訳です。 ドナウブルーは2着だったヴィクトリマイルで1分32秒5。 東京と違って新潟は平坦だから1分31秒台で走れるのは当然。 しかも当時より1キロ軽いのだから。 惜しい2着のエーシンリターズは直前の追い切りでこれでいいのか? と思うほどの猛時計、でもこれが正解でした。 マイナス8キロの馬体はちょうど良かったですし、 下見所でも非常に落ち着いていました。 春のメイSが強い勝ち方、2着ステラロッサを寄せ付けなかった。 母の父キャロルハウスのタフネスを受け継いでいるのではないでしょうか。 母エイシンサンサンも終わったかと思ったエリザベス女王杯で3着に好走しました。 3着スピリタスも時計的によく走っている。 2頭の爆走の影に隠れてしまったけど、マイネイサベルやゴールスキーの追撃を抑えた。 鞍上の和田がうまく乗った、絶妙な位置取りでこれ以上ないレースぶりです。 エアラフォンはプラス14キロ、2着に好走した昨年とそれほど変わらなかったが、 先行した2頭にこれだけ速い上がりをまとめられたら後続は打つ手なし 外枠の馬は内に潜り込めないから厳しい・・・。 スタートしてパッと2,3番手に付けた時点でドナウブルーとエイシンリターンズの 好走が決定付けられたわけです。 すべての条件が揃った中でのパフォーマンス。 しかし、この結果から、今後関屋記念を使いに来る牝馬が増えそうです。 |
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2011年8月7日(日) 3回新潟8日 11R 第46回 関屋記念(GIII) | |
《レース結果》 1 9 レインボーペガサス 牡6 56.0 安藤勝己 1:32.6 34.0 506 -2 鮫島一歩 4 2 12 エアラフォン 牡4 56.0 福永祐一 1:32.7 3/4 33.1 482 +12 池江泰寿 2 3 6 サトノフローラ 牝3 51.0 北村宏司 1:32.8 1/2 33.6 422 +6 堀宣行 3 4 11 マイネルクラリティ 牡5 56.0 田辺裕信 1:32.8 クビ 34.0 488 0 宮本博 7 5 5 セイクリッドバレー 牡5 56.0 丸山元気 1:32.9 クビ 33.7 490 0 高橋裕 1 《レース回顧》 マイネルファルケが1頭飛ばしていただけに、2番手以下は実に平凡なペース 先行した組にアドバンテージのある展開だった。 中でも一番うまく流れに乗れていたのが勝ったレインボーペガサスでした。 3歳時には重賞勝ちのほか皐月賞4着、ダービー5着など活躍した実力馬 復調した今回、これだけ有利な立ち回りができれば好結果が出たのも当然だろう。 2着は2番人気エアラフォン、自分のリズムで最後も良く伸びて来たが ちょっとゆったり構えすぎた感じ。でも上がりはメンバー最速でしたし、 能力的にはオープンでも十分通用することを示したと思います。 3着も後方から追い込んだサトノフローラ、 51キロとはいえ、キャリアや年齢を考えると褒められます。 展開に恵まれたら可能性はあると思っていましたが、今回は別にそうでもありませんでしたから。 初めて経験する古馬重賞の流れの中、良く頑張りました。 1番人気セイクリッドバレーは他馬に切れ負けする形で5着 2走前に新潟大賞典で重賞初制覇はしたものの善戦マンという印象が拭えない。 これまで脚を余し気味の競馬が続いていた印象ですが 今回は積極的に動いてのものですからね。 脚の使いどころが難しい馬なのかもしれません。 |
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2010年8月8日(日) 2回新潟8日 11R 第45回 関屋記念(GIII) |
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《レース結果》 1 16 レッツゴーキリシマ 牡5 56.0 北村宏司 1:32.9 33.2 476 -4 天間昭一 6 2 9 セイクリッドバレー 牡4 56.0 松岡正海 1:33.0 1/2 32.1 482 -12 高橋裕 2 3 17 リザーブカード 牡7 56.0 内田博幸 1:33.1 3/4 32.4 492 -8 栗田博憲 10 4 18 テイエムアタック 牡6 56.0 後藤浩輝 1:33.1 アタマ 32.0 498 -2 柴田光陽 13 5 13 タマモナイスプレイ 牡5 56.0 渡辺薫彦 1:33.1 ハナ 33.3 480 +8 南井克巳 5 《レース内容》 ここ数年、長い直線を利して差し・追込みを決める馬の好走が目立つ関屋記念 今年も、前走の湘南Sを豪快に差し切ったスピリタス、 前々走の新潟大賞典で2着に追い込んだセイクリッドバレー、 前走のエプソムC(3着)で長くいい脚を使ったキャプテンベガと、 いずれも末脚に自信を持つ馬たちが上位人気に推された。 が、レースは意外な決着を見ることになる。 スタートから間もなく、外からジワリジワリと前へ出たのはレッツゴーキリシマ。 やがてペースを握ると、後続に2〜3馬身ほどの差をつけ、 800m通過が48秒2という余裕を持ったペースでコーナーを回る。 直線では後ろから詰め寄られるかに見えたが、それも一瞬のこと、 残り400mの地点でムチが飛ぶと逆にリードを広げていく。 最後にセイクリッドバレー、リザーブカード、テイエムアタックなどが 外から追い込んできたものの、 結局はレッツゴーキリシマがそのまま1着でゴールへと飛び込んだ。 朝日杯フューチュリティS2着、京成杯オータムH2着など、 これまで重賞タイトルには惜しくも届かなかったレッツゴーキリシマ。 その念願を、昨年11月以来となる実戦をものともしない 鮮やかな逃げ切りで果たしてみせたのだった。 |