データーチェック
ハンデ戦になってから1番人気馬は不振
2番人気以下で来るのは牡馬54キロ、牝馬なら52キロの馬
前走1400m以上の人気薄
浮上するのは末脚上位の馬
ハンデが3キロ以上下がった牡馬


2020年8月23日(日曜) 2回小倉4日 第55回 テレビ西日本賞北九州記念
《レース結果》
1 枠2黒 4レッドアンシェル 牡6 57.0 福永 祐一 1:07.8
2 枠5黄 10 マルガイモズスーパーフレア 牝5 56.5 松若 風馬 1:08.1 1 3/4
3 枠6緑 11 アウィルアウェイ 牝4 55.5 川田 将雅 1:08.1 アタマ
4 枠3赤 6 クライムメジャー 牡6 54.0 鮫島 克駿 1:08.2 1/2
4 枠7橙 15 アンヴァル 牝5 54.0 北村 友一 1:08.2 同着



《レース内容》
8番人気のレッドアンシェルが差し切って重賞2勝目をマーク。念願のスプリントGI出走へ
弾みをつけた。1番人気のモズスーパーフレアが2着、3着に
10番人気のアウィルアウェイが入った。
残暑厳しい小倉の空に、レッドアンシェルが力強い蹄音を響かせた。
トップハンデ57キロをものともせず、力強く差し切って重賞2勝目だ。
「今回からブリンカーを装着してもらいました。効果は返し馬の段階から顕著で、
いい脚を使ってくれると思っていた。ここ数戦、
追ってから頑張れなかったけど、いい走りをしてくれた。
大正解でしたね」という福永騎手にとって2010年の北九州記念(メリッサ)以来、
10年ぶりとなる小倉での重賞V。集中力を高めるために進言したブリンカー着用が奏功し、
庄野調教師とガッチリ握手をかわした。
モズスーパーフレアが前半3ハロン32秒4で快調に飛ばす中、中団のインを追走し、
3コーナー過ぎから抜群の手応えで進出。直線では前が壁になりかけたが、
わずかな隙間をこじあけて突き抜け、「久しぶりにこの馬のいいところを見た。
いい競馬でしたね」とトレーナーも目尻を下げた。
体調に問題がなければスプリンターズS(10月4日、中山、GI、芝1200メートル)へ直行の予定。
昨年のCBC賞で重賞初Vも、右前脚の脚部不安で7カ月の休養を余儀なくされ、
スプリンターズSへの出走はかなわず。今年もシルクロードS(18着)で
復帰したが体調が整わず高松宮記念を見送っただけに“今度こそ”の思いは強い。
「本来のパフォーマンスが発揮できれば、このメンバーでも引けを取らないと思っていた。
GIに向けて、順調に行ってくれれば」と鞍上の期待は大きい。
鮮やかに復活したスプリント重賞2勝馬が、さらなるビッグタイトルを狙う。
2019年8月18日(日曜) 2回小倉8日 第54回 テレビ西日本賞北九州記念
《レース結果》
1 枠8桃 16 ダイメイプリンセス 牝6 55.0 秋山 真一郎 1:08.2
2 枠3赤 5 ディアンドル 牝3 52.0 北村 友一 1:08.4 1
3 枠6緑 11 アンヴァル 牝4 54.0 藤岡 康太 1:08.4 クビ
4 枠7橙 13 マルガイモズスーパーフレア 牝4 55.0 松若 風馬
5 枠8桃 18 ミラアイトーン 牡5 56.5 浜中 俊 1:08.5 クビ

《レース内容》
9番人気のダイメイプリンセスが差し切り勝ち。昨年のアイビスSD以来となる
重賞2勝目を飾った。今後はスプリンターズSを目標に
、産経賞セントウルSを挟むかが検討される。秋山騎手は、
小倉競馬場の平地重賞レース完全制覇を達成。1番人気のミラアイトーンは5着に敗れた。
夏女が小倉で完全復活だ。6歳牝馬のダイメイプリンセスが鮮やかに差し切った。
「返し馬で具合がいいと思いました。久しぶりに乗せてもらって、
何とかしたいと思っていましたし、感謝しています」
秋山騎手が白い歯をみせる。前半3ハロン32秒7のハイペースのなか、
中団の外めを追走。3コーナー付近から進出を開始し、手応えよく直線へ。
鞍上が追い出すと鋭く反応し、上がり3ハロン34秒5の末脚で突き抜けた。
この勝利でジョッキーは河内(現調教師)、武豊に次ぐ、
史上3人目の小倉平地重賞完全制覇を達成だ。
昨年はアイビスSDで重賞初Vを飾り、北九州記念2着、スプリンターズS4着と
短距離の一線級で活躍。飛躍が期待された今年は低迷が続いたが、
ここにきて体調がアップ。「(体が)硬かったので、木曜から土曜まで運動だけにして、
それもよかったかもしれない。冬場は筋肉が落ちていたが、
前走あたりから戻ってきた」と森田調教師は勝因を語る。
サマースプリントシリーズは2戦を残して、カイザーメランジェと並んでトップ。
今後はスプリンターズS(9月29日、中山、GI、芝1200メートル)を目標に、
同シリーズ最終戦の産経賞セントウルS(9月8日、阪神、GII、芝1200メートル)を
挟むかが検討される。「勝ったし、サマースプリントを狙いたい気持ちもある。
このメンバーで外々を回って差し切ったし、楽しみ」と師の期待は大きい。
2018年8月19日(日曜) 2回小倉8日11R 第53回 テレビ西日本賞北九州記念
《レース結果》
1 枠3赤 5 アレスバローズ 牡6 56.0 菱田裕二 1:06.6 33.5 490 0 角田晃一 6
2 枠6緑 11 ダイメイプリンセス 牝5 55.0 秋山真一郎 1:06.8 1 1/2 33.9 502 0 森田直行 4
3 枠5黄 9 ラブカンプー 牝3 51.0 和田竜二 1:06.9 1/2 34.5 426 +2 森田直行 7
4 枠5黄 10 グレイトチャーター 牡6 53.0 松山弘平 1:07.0 1/2 33.7 484 -4 鮫島一歩 14
5 枠3赤 6 セカンドテーブル 牡6 56.0 水口優也 1:07.1 1/2 34.0 490 +8 崎山博樹 5



《レース内容》
菱田裕二騎手騎乗の6番人気・アレスバローズ(牡6、栗東・角田厩舎)が優勝。
勝ちタイムは1:06.6(良)。2着には1馬身半差で4番人気・ダイメイプリンセス(牝5、栗東・森田厩舎)
3着には半馬身差で7番人気・ラブカンプー(牝3、栗東・森田厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたダイアナヘイロー(牝5、栗東・大根田厩舎)は7着に敗れた。
好スタートを切ったラブカンプーがハナをうかがうも、それを制して最内から
ゴールドクイーンが先手を取る。連覇を狙うダイアナヘイローは好位のイン、
アレスバローズは中団、アサクサゲンキは後方5〜6番手から末脚にかける。
4コーナーで馬群がひと塊になると、いち早く抜け出したのはラブカンプー。
しかし、馬群をうまく捌いたアレスバローズがインから一気に突き抜けて先頭。
馬場の真ん中を伸びたダイメイプリンセスの追撃を振り切って、
アイビスSDワン・ツーのコンビを従えてゴールに入った。
勝ったアレスバローズは、前走のCBC賞に続く重賞2連勝で、
サマースプリントシリーズ制覇へ大きく近づく価値ある勝利。
手綱をとった菱田裕二騎手はデビュー7年目、93回目の重賞騎乗で嬉しい初勝利となった。
2017年8月20日(日) 2回小倉8日11R 第52回 テレビ西日本賞北九州記念(GIII)
《レース結果》
1 5 9 ダイアナヘイロー 牝4 53.0 武豊 1:07.5   34.6 476 +6 福島信晴 3
2 6 12 ナリタスターワン 牡5 55.0 幸英明 1:07.6 3/4 34.4 468 +6 高橋亮 14
3 8 18 ラインスピリット 牡6 56.0 森一馬 1:07.7 1/2 34.7 430 -6 松永昌博 15
4 7 13 キングハート 牡4 56.0 中谷雄太 1:07.7 ハナ 34.4 494 +2 星野忍 2
5 4 8 ファインニードル 牡4 55.0 M.デムーロ 1:07.7 アタマ 34.5 466 +2 高橋義忠 1




《レース内容》
武豊騎手騎乗の3番人気・ダイアナヘイロー(牝4、栗東・福島信厩舎)が優勝。
勝ちタイムは1:07.5(良)。2着には3/4馬身差で13番人気・ナリタスターワン(牡5、栗東・高橋亮厩舎)、
3着には半馬身差で15番人気・ラインスピリット(牡6、栗東・松永昌厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたファインニードル(牡4、栗東・高橋忠厩舎)は5着に敗れた。
大外のラインスピリットが好スタート。二の脚でアクティブミノルがハナを切り、
ダイアナヘイローもスムーズに好位に付ける。ファインニードルは先団を見る形で6〜7番手、
連覇を狙うバクシンテイオーは中団の外を追走。
馬群が一気に凝縮して直線に入ると、2番手にいたダイアナヘイローが武豊騎手のゲキに応えて先頭。
後方からナリタハリケーン、ラインスピリットがジリジリと差を詰めてくるも、
並びかけるまでには至らず、そのまま押し切った。
勝ったダイアナヘイローは、昨年1月に新馬勝ちし、続くエルフィンSで2着、
フィリーズRで4着とオープンでも好勝負を演じていた素質馬。
5戦目に500万クラスを勝った後は惜しい競馬が続いてなかなか1000万クラスを勝てなかったが、
6月に降級して再び500万クラスを勝つと、そこからトントン拍子で3連勝。
ここはフィリーズR以来の重賞挑戦となったが、目下の勢いそのままに力強い脚で4連勝を決めた。


2016年8月21日(日) 2回小倉8日11R 第51回 テレビ西日本賞北九州記念(GIII)
《レース結果》
1 6 9 バクシンテイオー 牡7 54.0 藤岡康太 1:08.5   34.2 474 -2 堀宣行 8
2 4 5 ベルカント 牝5 56.0 M.デムーロ 1:08.7 1 35.0 488 -2 角田晃一 1
3 6 8 マル地オウノミチ 牡5 54.0 川田将雅 1:08.9 1 34.8 480 +6 佐々木晶三 3
4 8 12 ジャストドゥイング 牡4 54.0 石橋脩 1:08.9 ハナ 35.3 544 -4 中竹和也 6
5 4 4 ベルルミエール 牝5 53.0 太宰啓介 1:08.9 クビ 34.5 474 +4 高橋亮 4



《レース回顧》
藤岡康太騎手騎乗の8番人気・バクシンテイオー(牡7、美浦・堀厩舎)が優勝。
勝ちタイムは1:08.5(良)。2着には1馬身差で1番人気・ベルカント(牝5、栗東・角田厩舎)、
3着には1馬身差で3番人気・オウノミチ(牡5、栗東・佐々晶厩舎)が続いて入線した。
ダッシュが良かったのは8枠の2頭ら。そこにベルカントも応じ、3番手をキープ。
他馬も取り付き、概ね一団で先頭集団を形成。
その一方でベルルミエール、バクシンテイオーらは2馬身ほど遅れ後方から。
3コーナー過ぎからベルカントが外から先頭に並びかけると、
プリンセスムーン、オウノミチらも追随。直線を向いてベルカントが先頭へ踊り出て、
押し切ろうとしたものの、外からバクシンテイオーが脚を伸ばし差し切り。ベルカントの連覇を阻んだ。
勝ったバクシンテイオーはこれがオープンクラスでの初勝利。
昨年の北九州記念でも6着に敗れていたが、7歳にして嬉しい重賞初制覇となった。
なお、サクラバクシンオー産駒は過去10年で4勝と相性の良さをみせている。
馬主は林正道氏、生産者は安平町のノーザンファーム。
馬名の意味由来は「爆進帝王」。騎乗していた藤岡康太騎手は
テン乗りのパートナーを導き、今年の重賞初勝利を手にした
2015年8月23日(日) 2回小倉8日11R 第50回 テレビ西日本賞北九州記念(GIII)
《レース結果》
1 2 3 ベルカント 牝4 55.0 武豊 1:07.3   33.7 490 +2 角田晃一 2
2 3 5 ビッグアーサー 牡4 55.0 藤岡康太 1:07.5 1 1/2 33.4 528 +2 藤岡健一 1
3 7 13 ベルルミエール 牝4 53.0 川島信二 1:07.6 1/2 33.8 468 +2 高橋亮 4
4 6 11 バーバラ 牝6 53.0 武幸四郎 1:07.8 1 1/4 33.2 438 +6 小崎憲 6
5 4 7 ミッキーラブソング 牡4 54.0 松山弘平 1:08.0 1 1/4 33.8 468 0 橋口弘次郎 5

《レース内容》
夏競馬ってことで勢いを重視して◎をベルルミエールにしたけど、
ベルカントにはかなわなかった。アイビスSDに続いての楽勝。
勢いもそうだけど、改めて平坦での高い適性を示した。
目下絶好調ですね。ここ2戦とも枠順にも恵まれましたし、馬も落ち着いてきました。
小倉は2歳時に新馬勝ちして小倉2歳Sでも2着。適性はあったし、
昨年のこのレースが1分07秒8で6着。これを0秒5縮めて勝ったのが成長だろう。
それに前半が32秒7で後半が34秒6の高速前傾ラップ。
離れた好位のインで我慢させた武豊のアシストも大きかった。
あとは坂のあるビッグレースで抜け出せるパンチ力を身につけられるかがカギでしょう。
でも非力感が抜けてきたので期待できそうです。
ビッグアーサーは5連勝中とはいえ重賞初挑戦。
戦ってきた相手関係を含めてベルカントの方が一枚格上だった。
それでも2着確保は立派だし、時計も0秒4詰めた。負けたけど悲観材料はない。
ベルカントと同じサクラバクシンオー産駒。モマれてモタつきましたけど、
馬群のインを突いて伸びたから収穫はありました。展望は広がったと思いますが、
サッと好位につけるセンスを磨きたいところです。GTはもっと厳しくなりますから。
3着ベルルミエールは伸びそうで伸び切れなかった。
この時計が限界なのかな。スピード競馬ではもうひとつ足りないってことだろう。
でも、1200メートルを2戦続けて使ったことで慣れはあった。
好位の外からうまく競馬を進め、自身の時計を大幅に詰めましたからね。
ただ、やっぱり坂のあるコースは少々気になります。
サドンストーム11着は本質的に速い馬場では走れない馬だし、
先行馬に厳しい流れでは出番がなかった。
外差しの決まる今の小倉で@番枠も不利。
このレースは上位3頭までが秋も注目ってことでいいと思います。
2014年8月24日(日) 2回小倉8日11R 第49回 テレビ西日本賞北九州記念(GIII)
《レース結果》
1 1 1 リトルゲルダ 牝5 53.0 丸田恭介 1:07.5   34.1 482 +6 鮫島一歩 8
2 4 8 メイショウイザヨイ 牝5 52.0 太宰啓介 1:07.5 ハナ 34.3 522 -2 小野幸治 13
3 4 7 カイシュウコロンボ 牡6 54.0 川島信二 1:07.6 1/2 33.7 490 +8 石橋守 17
4 7 14 アンバルブライベン 牝5 52.0 田中健 1:07.7 1/2 34.6 460 +10 福島信晴 15
5 5 10 バーバラ 牝5 53.0 武幸四郎 1:07.8 1/2 34.4 434 0 小崎憲 6

《レース内容》
丸田恭介騎手騎乗の8番人気・リトルゲルダが優勝。勝ちタイムは1:07.5。
2着にはハナ差で13番人気・メイショウイザヨイ、
3着には半馬身差で17番人気・カイシュウコロンボがて入線した。
アンバルブライベンが好ダッシュで先手を奪い、メイショウイザヨイが2番手をマーク。
その後は横に広がって、アイラブリリ、アルマリンピアらが追走。
リトルゲルダは好位のインに、人気のエピセアロームは中団に待機。
直線を向いてアンバルブライベン、メイショウイザヨイが並んで前で粘るも、
リトルゲルダもその外から追い上げる。後ろからはバーバラ、カイシュウコロンボも猛追。
混戦となるも、リトルゲルダがハナ差抜け出して勝利を収めた。
エピセアロームも追い上げを見せたが7着まで。
8番人気、13番人気、17番人気の決着で大波乱となった。
勝ったリトルゲルダはこれが重賞初勝利。2走前のシルクロードSでは13番人気ながら3着と激走。
半年ぶりの競馬となった前走アイビスサマーダッシュでは僅差の4着と好走してみせた。
一叩きして調子を上げた今回、低評価を覆して見事重賞タイトルを手にした。
2013年8月18日(日) 2回小倉8日11R 第48回 テレビ西日本賞北九州記念(GIII)
《レース結果》
1 4 7 ツルマルレオン 牡5 55.0 小牧太 1:06.7   33.4 516 +6 橋口弘次郎 6
2 7 13 ニンジャ 牡4 53.0 藤岡康太 1:06.8 3/4 33.2 460 -4 宮徹 5
3 8 14 バーバラ 牝4 53.0 高倉稜 1:06.9 1/2 33.9 440 0 小崎憲 2
4 4 6 ローガンサファイア 牝3 50.0 武幸四郎 1:06.9 クビ 33.0 436 +4 佐々木晶三 7
5 8 15 スギノエンデバー 牡5 57.0 福永祐一 1:07.0 1/2 33.6 450 -4 浅見秀一 4

《レース内容》
逃げたアイラブリリ(8着)が2、3ハロン目に10秒0→10秒6。
レコ−ド(アグネスワールド1分06秒5)より0秒2遅かったとはいえ、
勝ち時計の1分06秒7は速い。
アイラブリリはこんなに飛ばすタイプではなかったような・・・
この馬に喜んでついて行った馬はみんな潰れてしまいました。
後方グループによる絵に描いたような逆転劇。
ツルマルレオンは昨夏の小倉(北九州短距離S)で1分07秒3で走っていた。
それを考えれば時計の速い今年の馬場で0秒6程度詰めても当然だし展開もハマりました。
1〜5着馬は前後半33秒台で走った計算、平均的なラップを刻んだ馬たちは
上位に名を連ねたわけです。前走の小倉戦で1分06秒9で勝ってきたニンジャ2着や
バーバラ3着も再度、同じような時計で走った。
これも納得のいく結果、スギノエンデバー5着は57キロを背負っていたし
この上がり33秒6が限界かも。
バーバラはハイペースとみて一旦位置を下げた鞍上の好判断が光りました。
スギノエンデバーは体が絞れてデキが良さそうに映ったのですが・・・
一方、パドックでカリカリしていたのがマイネルテルテル7着
あれでは厳しいです。それとサドンストーム10着はどうしたんでしょう。
直線では内がポッカリと空いたんだが、まったく伸びなかった。
タイムトライアルは不得意なのだろう。結論を言うと
スプリンターズSにつながる内容とは言えない。
CBC賞でマジンプロスパーに子供扱いされたバーバラが健闘できたのだから。
勝ったツルマルレオンはG1に2回チャレンジして大敗していますし、
ニンジャもG1ではどうでしょうか。
坂の斤量増という大きな課題が待ち受けています。
いわゆる平坦コース特有のスピード決着だったという事でしょう。
2012年8月19日(日) 2回小倉8日11R 第47回 テレビ西日本賞北九州記念(GIII)
《レース結果》
1 16 スギノエンデバー 牡4 55.0 北村友一 1:06.9   33.8 444 +2 浅見秀一 8
2 7 シゲルスダチ 牡3 52.0 高倉稜 1:07.1 1 34.2 422 -2 西園正都 12
3 18 エピセアローム 牝3 52.0 武豊 1:07.1 クビ 33.7 476 +16 石坂正 6
4 12 コパノオーシャンズ 牝8 51.0 国分優作 1:07.1 ハナ 33.9 434 -4 村山明 17
5 4 ヘニーハウンド 牡4 56.5 川島信二 1:07.2 クビ 34.6 510 +2 矢作芳人 4

《レース回顧》
波乱・・・ハイペースというのはある程度想定していましたが、
3ハロン通過32秒2まで速くなるとは。
決着時計もレコードに0秒4と迫る1分06秒9、想定以上だった。

近5年の平均は前32秒5→34秒9でしたが、両方とも上回っての超高速決着。
これは芝の状態ではなく、レースレベルそのものが高くなってきているということでしょう。
サマーシリーズに対する意識が年々上がってきてるから、
日程的にスプリンターSにも結び付くからでしょう。
G1の前哨戦という立ち位置になってきた印象があります。

実際、厳しいレースでまだ伸びシロがありそうな馬が上位に来ました。
レースを振り返ると速い流れで、内ラチ沿いが少し傷んできたこともあって
典型的な追い込み競馬になりました。

人気のエーシン軍団が前で進んだこともあるけど、
この展開がスギノエンデバーにはドンピシャだった。
自分で動くよりも引っ張られた方が良いタイプ。
だから流れが早くなる小倉で良積を残している。

前走で立ち直り気配があり、かつパワーアップした印象です。
シゲルスダチは軽量、気楽な立場での台頭と思われますが、
馬体がよくなっていたエピセアロームは今後熱い視線を送りたいですね。

52キロも確かにあるけど、この3歳2頭は今後の短距離路線でうるさい存在になる。
他にも斤量、内容からヘニーハウンドも注目に加えたい。

エーシンダックマン、エーシンヴァーゴウはこの流れが全て、
ヴァーコウに関しては去年のデキに戻り切っていない感じ。
今後は体調判断が重要になってくる。
2011年8月14日(日) 4回小倉6日    11R 第46回 テレビ西日本賞北九州記念(GIII)
《レース結果》
1 15 トウカイミステリー 牝5 52.0 北村友一 1:07.2   33.6 462 +18 安田隆行 8
2 8 エーシンリジル 牝4 53.0 川田将雅 1:07.3 1/2 34.1 474 +16 高野友和 2
3 6 エーシンヴァーゴウ 牝4 55.5 田辺裕信 1:07.3 クビ 34.7 466 +2 小崎憲 1
4 3 テイエムオオタカ 牡3 54.0 和田竜二 1:07.4 1/2 35.0 480 0 石栗龍彦 3
5 10 ヘッドライナー せん7 58.0 幸英明 1:07.4 ハナ 34.4 492 0 西園正都 7



《レース回顧》
短距離ならではの激しい攻防が勝ちに行った馬とハマった馬の明暗がゴール前に出た感じ。
加えて高速馬場でありながら外出しが正解の馬場状況、これもレースに大きく影響した。

そう考えると3F32.4秒で引っ張って4着テイエムオオタカの粘りは立派だった。
しかも単騎でないから褒められます。
その流れに付いていったエーシンヴァーゴウも評価の下がらない3着でしょう。
ハンデ55.5キロの端数が最後の最後に利いた感じもする、内容的には勝ちに等しい内容でした。
この2頭は悲観する内容ではありません。

2着エーシンリジルはプラス16キロで非常に体つきが良く映った。
レースぶりに安定感も増して、今後も注目できる存在になった気がする。

こちらの頑張りを一蹴りしたトウカイミステリーですけど持ち時計を1秒以上詰めたのだから
滞在で体が戻って展開、馬場もドンピシャでした。
全てがうまく向いたことに間違いはありません。

こじつければ52キロ、夏向き牝馬とも考えられるけど、
あの直線の破壊力は驚異的だ。
3角あたりから有力馬が動き出しても我慢して4角をロスなく回ってきた。
あの我慢が最後の伸びにつながりました。
小倉は速いけど外が伸びる馬場、これを残り3週の教訓として馬券に生かしたい。



2010年8月15日(日) 2回小倉2日      10R 第45回 テレビ西日本賞北九州記念(GIII)
《レース結果》
1 4 メリッサ 牝6 52.0 福永祐一 1:07.1   34.0 484 -2 佐山優 5
2 18 スカイノダン 牝4 52.0 国分恭介 1:07.2 1/2 34.6 452 +6 大久保龍志 3
3 6 サンダルフォン 牡7 56.0 酒井学 1:07.3 3/4 34.4 538 0 松永幹夫 6
4 17 ストリートスタイル 牝5 52.0 北村友一 1:07.4 クビ 33.8 422 +4 坂口正大 11
5 8 デグラーティア 牝4 53.0 和田竜二 1:07.4 ハナ 35.0 482 +4 宮本博 1



《レース内容》
北九州記念(GIII)では、前走・北九州短距離Sを好タイムで制し、
小倉・芝1200mでの戦績を3戦3勝としたデグラーティアが1番人気に推された。
そのデグラーティア、内から逃げるケイティラブ、外から並びかけるコウエイハート、
この2頭を見る3番手で進み、直線では内を突いて抜け出しを図る。が、
前半3ハロンが32秒1というハイペース。ゴール前では後続の追撃に遭うこととなる。

まずはスカイノダン、サンダルフォン、ショウナンカザンら、デグラーティアを
目標として好位から中団でレースを進めた馬たちが前を追う。
その直後、ひときわ目立つ末脚を繰り出したのがメリッサだ。
道中の速い流れを中団の後方で待機し、コーナーでは馬群の間隙を縫って上手に追走・進出し、
直線では先行集団の間を割るように弾け飛ぶ。
最後は内で粘るデグラーティアを交わし、
スカイノダンの粘りも半馬身封じ込めての先頭ゴールとなった。

メリッサは、昨年の北九州短距離Sで芝初勝利とオープンクラスへの昇級を果たし、
続く北九州記念でも5着に追い込んだ馬。
その後は連敗中だったが、思い出の地、飛躍の季節で鮮やかに復活、
重賞初制覇を成し遂げたわけである。