データーチェック | ||||
ダート適正の高いサンデー系かヘイロー系 | <最低条件> | |||
穴を開けているのは6番より内の馬 | *芝の重賞で連対実績がある | |||
前走上がり最速の馬 | 前走、G1に出走 | |||
中11週以上の間隔を開けていた馬 |
<3歳馬に注目> | |||
難しい1番人気の取拾、札幌実績はあった方が良い | *さらに・・・芝1800以下の重賞で連対実績がある |
2020年8月2日(日曜) 1回札幌4日第68回 北海道新聞杯クイーンステークスGV | |
《レース結果》 1 枠1白 1 レッドアネモス 牝4 55.0 吉田 隼人 1:45.9 2 枠6緑 9 ビーチサンバ 牝4 55.0 福永 祐一 1:46.0 3/4 3 枠2黒 2 スカーレットカラー 牝5 56.0 岩田 康誠 1:46.0 クビ 4 枠8桃 14 シャドウディーヴァ 牝4 55.0 内田 博幸 1:46.1 クビ 5 枠4青 6 カリビアンゴールド 牝6 55.0 藤岡 康太 1:46.1 ハナ 《レース内容》 11番人気のレッドアネモスが、中団追走から馬群を割って突き抜けて、 重賞初制覇を飾った。吉田隼騎手はアドマイヤジャスタの函館記念に続いて、 北海道シリーズで重賞2連勝。2着は4番人気のビーチサンバが入り、 友道厩舎のワンツー。1番人気のスカーレットカラーは3着だった。 強風を切り裂いて、緑一面のターフを鮮やかに突き抜けた。 11番人気のレッドアネモスが、馬群の間から鋭く抜け出し重賞初制覇。 15番人気のアドマイヤジャスタで制した函館記念に続き、 初騎乗の伏兵馬で北海道シリーズ重賞2連勝を飾った吉田隼騎手が、喜びをかみしめる。 「うれしいです。札幌で重賞を勝ったことがなかったので、いい結果を出したいと 思っていました。能力のある馬ですし、結果を出せてホッとしています」 最内枠から好スタートを決めて、前半1000メートル58秒2の淀みない流れを 中団のインでリズム良く進む。手応え良く直線に向くと、 わずかに開いたスペースを突いて力強い末脚で抜け出した。 「敏感なところがあって馬混みを少し気にするようですが、 狭いところをこじ開けてくれました」と鞍上はパートナーをたたえた。 2着ビーチサンバとワンツーを決めた友道調教師は、「何もかもうまくいきました。 こういう洋芝も合いますね」と笑みを浮かべる。アネモスはデビューから芝を使われ 今回が8度目の重賞挑戦だったが、きょうだいにダートでの活躍馬が多く、 門別の交流GIII・ブリーダーズゴールドC(13日、ダ2000メートル)にも登録。 ダートへの転向を模索していただけに、うれしい誤算だろう。 あす4日に放牧に出る予定。次走は未定だが、「芝路線で行きたいですね。 賞金を加算できてよかった。ここ2、3走はちぐはぐな競馬が続いていた。 もともと能力はある馬なので」と、トレーナーはうっぷんを晴らす快勝劇に手応えを感じ取る。 夏の札幌で素質を開花させたレッドアネモスが、実りの秋に向けて確かな一歩を刻んだ。 |
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2019年7月28日(日曜) 1回札幌2日第67回 北海道新聞杯クイーンステークスGV | |
《レース結果》 1 枠8桃 13 ミッキーチャーム 牝4 56.0 川田 将雅 1:47.0 2 枠4青 6 スカーレットカラー 牝4 55.0 岩田 康誠 1:47.0 クビ 3 枠8桃 14 カリビアンゴールド 牝5 55.0 柴山 雄一 1:47.0 アタマ 4 枠7橙 12 ウラヌスチャーム 牝4 55.0 藤岡 佑介 1:47.2 1 1/4 5 枠7橙 11 エイシンティンクル 牝6 55.0 武 豊 1:47.3 クビ 《レース内容》 1番人気のミッキーチャームが1分47秒0のタイムで優勝。 4月のサンスポ杯阪神牝馬Sに続く2つ目の重賞タイトルを獲得した。 2着は5番人気のスカーレットカラー、3着は9番人気のカリビアンゴールドが入った。 真夏の陽気のもと、才媛が“ホームコース”で貫禄の違いを見せつけた。 札幌開幕を告げる夏の女王決定戦は、川田騎手に導かれた ミッキーチャームが道中4番手から直線、力強く抜け出した。 「無事に競馬を終えられて、何よりでした」 強烈な日差しに照らされた優勝インタビューで、殊勲の鞍上が安堵の表情を浮かべる。 実績上位の1番人気。しかし今回は初めて背負う56キロに加え、 レース前に気にしていた枠順は有利とは言えない外め13番。 「1コーナーまでが短いコース。内の馬の出方を見ながら運ぶしかなかった。 そんな中で、リズム良く取れたのがあのポジション。 道中も我慢ができて終始いい手応えで運べたし、 直線もいい雰囲気で加速できました」と“無事に”たどり着いた喜びの瞬間を振り返った。 これで洋芝の札幌&函館は4戦4勝。無類の北海道巧者ぶりに 「新聞でよく言うところの水が合うってことなんでしょう。輸送がない分、 本当にリラックスしていました」と中内田調教師も笑顔をみせる。 理想の滞在調整で馬体もプラス10キロとしっかりパワーアップ。 「レースでもいいところで我慢できたし、心身ともに成長しています」と、 キャリア11戦で2つ目の重賞を手に入れた愛娘をたたえた。 夏はこの一戦で切り上げ、秋は輸送距離の短い京都のエリザベス女王杯をターゲットに捉える。 「その前にレースを使うかどうかは、様子を見ながら考えます」とトレーナー。 あふれんばかりの才能を、秋の大舞台でも見せつける。 |
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2018年7月29日(日曜) 1回札幌2日11R 第66回 北海道新聞杯クイーンステークス | |
《レース結果》 1 枠7橙 9 ディアドラ 牝4 55.0 C.ルメール 1:46.2 33.7 490 前計不 橋田満 1 2 枠5黄 5 フロンテアクイーン 牝5 55.0 蛯名正義 1:46.7 3 34.4 460 -14 国枝栄 4 3 枠2黒 2 ソウルスターリング 牝4 56.0 北村宏司 1:46.7 クビ 34.7 488 +4 藤沢和雄 2 4 枠3赤 3 トーセンビクトリー 牝6 55.0 池添謙一 1:46.8 クビ 34.6 472 0 中竹和也 7 5 枠7橙 8 アンドリエッテ 牝6 55.0 国分恭介 1:47.0 1 1/4 34.7 476 +2 牧田和弥 9 《レース内容》 昨年の秋華賞馬でクリストフ・ルメール騎手騎乗のディアドラ(牝4歳、栗東・橋田満厩舎)が、 激しい2着争いを尻目に完勝。ドバイ遠征からの帰国初戦で休み明けだったが、 1番人気に応えた。タイムは1分46秒2(良)。2着はフロンテアクイーン(4番人気)、 3着はソウルスターリング(2番人気)だった。 レースはティーエスクライがハナを奪い、ツヅミモン、ソウルスターリング、 リバティハイツなどが続く形。3コーナー手前から、中団〜後方にいた馬が 先行グループとの差を詰めていった。直線で一旦先頭に立ったツヅミモンを ソウルスターリングがかわしたが、後方2番手を追走していたディアドラが 大外から直線で一気に脚を伸ばし、差し切った。 中団の後ろから伸びてきたフロンテアクイーンが3馬身差の2着で、 ソウルスターリングがさらにクビ差の3着。 ディアドラは、父ハービンジャー、母ライツェント、母の父スペシャルウィークという血統。 北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は森田藤治氏。 通算成績18戦6勝(うち海外1戦0勝)。重賞は2017年紫苑S・GIII、秋華賞・GIに 次いで3勝目。クイーンSは橋田満調教師、クリストフ・ルメール騎手ともに初勝利。 |
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2017年7月30日(日) 1回札幌2日第65回 北海道新聞杯クイーンステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 2 2 アエロリット 牝3 52.0 横山典弘 1:45.7 35.5 496 +18 菊沢隆徳 2 2 1 1 トーセンビクトリー 牝5 55.0 福永祐一 1:46.1 2 1/2 34.4 468 0 角居勝彦 6 3 4 4 クインズミラーグロ 牝5 55.0 藤岡康太 1:46.3 1 1/4 34.4 450 -10 和田正道 8 4 6 8 クロコスミア 牝4 55.0 勝浦正樹 1:46.5 1 1/4 35.1 418 +6 西浦勝一 5 5 8 13 エテルナミノル 牝4 55.0 蛯名正義 1:46.6 1/2 34.9 448 0 本田優 10 《レース内容》 横山典弘騎手騎乗の2番人気・アエロリット(牝3、美浦・菊沢厩舎)が大逃げを打ち、 直線では他馬を突き放して優勝。勝ちタイムは1:45.7(良)。 2馬身半差の2着は内から差を詰めた6番人気・トーセンビクトリー(牝5、栗東・角居厩舎)、 1馬身1/4差の3着には中団で脚をためた 8番人気・クインズミラーグロ(牝5、美浦・和田道厩舎)が続いた。 今春のヴィクトリアマイル(G1)を勝って1番人気に支持された アドマイヤリード(牝4、栗東・須貝尚厩舎)は、後方から伸びを欠いて6着に敗れた。 アエロリットが驚きの大逃げを打って古馬をねじ伏せた。 1コーナーまでに先頭に立つと、2番手以降を突き放して飛ばしていった。 前半1000m通過は58秒3。3コーナー過ぎから後続が差を詰めるが、 アエロリットは楽な手応えのまま直線へ。残り200mで再びリードを広げ、 2番手に上がったトーセンビクトリー以下に影をも踏ませない快勝。 コーナー4つの小回りコースでスピードの違いを見せつけた。 勝ったアエロリットは、馬体重プラス18キロも問題なく、NHKマイルCに続く重賞2勝目。 G1馬のクイーンS制覇は2001年のヤマカツスズラン以来。秋に向けて弾みをつけた。 馬主は有限会社サンデーレーシング、 生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「隕石(仏)」。 |
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2016年7月31日(日) 1回札幌2日11R 第64回 北海道新聞杯クイーンステークス(GIII) | |
レース結果》 1 2 2 マコトブリジャール 牝6 55.0 四位洋文 1:47.7 33.8 400 -2 鮫島一歩 9 2 7 11 シャルール 牝4 55.0 横山典弘 1:47.7 アタマ 34.0 464 +10 松永幹夫 1 3 1 1 ダンツキャンサー 牝5 55.0 勝浦正樹 1:48.1 2 1/2 34.0 480 -4 谷潔 11 4 4 4 レッドリヴェール 牝5 55.0 K.ティータン 1:48.2 クビ 34.1 434 -4 須貝尚介 8 5 3 3 テルメディカラカラ 牝4 55.0 C.ルメール 1:48.2 ハナ 34.2 476 +16 石橋守 5 《レース内容》 四位洋文騎手騎乗の9番人気・マコトブリジャール(牝6、栗東・鮫島厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:47.7(良)。 2着にはアタマ差で1番人気・シャルール(牝4、栗東・松永幹厩舎)、 3着には2馬身半差で11番人気・ダンツキャンサー(牝5、栗東・谷厩舎)が続いて入線した。 スタート後、マコトブリジャールがスッと前へ出るが、それを制してリラヴァティ、 さらにシャルールと同じ勝負服2頭がレースを引っ張り、 向こう正面に入るとリラヴァティが主導権を握る。シャルールは控えて2番手、 ウインプリメーラ、マコトブリジャールと追走し、ロッテンマイヤーは中団やや前め。 先頭から最後方のメイショウスザンナまで12〜3馬身で淡々とレースは進む。 残り800mからペースが上がると後方各馬も一気に差を詰め、大きな馬群となって直線へ。 一杯になったリラヴァティを交わしてシャルールが先頭に立つと、 2馬身ほどのリードをとるが、重心の低いフォームでマコトブリジャールがグングン差を詰め、 アタマ差捕らえたところがゴール。 3着には内をロスなく立ち回った11番人気のダンツキャンサーが入り、波乱の決着となった。 勝ったマコトブリジャールは、15番人気だった前走の福島牝馬Sに続いて重賞2連勝。 今回も9番人気と評価は低かったが、好位のインで前を見ながらジックリと脚を溜め、 直線では一完歩ずつシャルールに迫り、ゴール寸前で交わして札幌開催のオープニング重賞を制した。 鞍上の四位騎手は土曜日2勝、日曜日も3勝の固め勝ちで、 このレースも絶妙な追い出しが光る一戦だった。 |
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2015年8月2日(日) 1回札幌2日11R 第63回 北海道新聞杯クイーンステークス | |
《レース結果》 1 8 10 メイショウスザンナ 牝6 55.0 松田大作 1:47.1 34.1 470 -2 高橋義忠 7 2 2 2 レッドリヴェール 牝4 55.0 C.ルメール 1:47.1 クビ 34.6 430 0 須貝尚介 1 3 6 6 イリュミナンス 牝5 55.0 横山典弘 1:47.3 1 1/4 34.6 488 -2 松永幹夫 4 4 4 4 ノットフォーマル 牝3 52.0 黛弘人 1:47.3 アタマ 35.3 450 -6 中野栄治 6 5 5 5 フレイムコード 牝6 55.0 福永祐一 1:47.4 1/2 35.3 472 +10 谷潔 5 《レース内容》押し出された格好で1番人気のレッドリヴェールは2着確保。どうにか面目は保った。 今年はレベルがイマイチのメンバー構成でしたから人気になるのは仕方ないでしょう。 ただ、内容的にははっきりしない感じが強い。4角で反応が悪くて、 それでも勝ったかと思いましたが…。ほぼ立ち直ってきたけど、 まだ9割くらいなんですかね。確かにちょっと物足りない印象でした。 今後のさらなる前進に期待しましょう。 メイショウスザンナが突如として生き返ったポイントは 中山のターコイズSや福島牝馬Sともに3着でもう少しのところまで来てましたから、 不思議ではないんです。血統的にはタフな一族。 ちょっと足りなかったところを洋芝適性がうまく埋めてくれたんじゃないでしょうか。 能力がつかみづらいタイプで、まあ、これが典型的な夏競馬ではあるけど。 レースレベルがすごく高いわけではありませんし、 秋につながる可能性を感じる馬も少なかった。 夏のローカルではこういう結果も納得するしかありません。 次といえば、攻め量が少ないうえ、道中で厳しいマークを受けながら よく粘っていたノットフォーマルはそれなりに評価しておきたい。 今後も目を向ける価値はありそうだ。 |
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2014年8月3日(日) 1回札幌4日11R 第62回 北海道新聞杯クイーンステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 2 2 キャトルフィーユ 牝5 55.0 福永祐一 1:45.7 レコード 35.2 468 +4 角居勝彦 2 2 5 8 アロマティコ 牝5 55.0 三浦皇成 1:45.7 ハナ 34.4 462 -6 佐々木晶三 6 3 4 6 スマートレイアー 牝4 55.0 池添謙一 1:45.7 クビ 34.5 460 +2 大久保龍志 1 4 3 3 アイスフォーリス 牝5 55.0 N.ローウィラー 1:46.2 3 35.4 474 0 相沢郁 9 5 7 12 ディアデラマドレ 牝4 55.0 藤岡康太 1:46.3 1/2 35.3 440 -4 角居勝彦 3 《レース内容》 この春はもう一歩のところでタイトルを逃がしてきたキャトルフィーユが待望の重賞初制覇。 レコードのおまけつきです。前が引っ張る速い流れ、その中で早めにスパートをかけて アロマティコとスマートレイアーを封じ込んだのだから大したものです。 福永くんも巧く乗りました。2着アロマティコと3着スマートレイアーとの差はわずかだったけど、 要は道中の位置取りの差。そして2着と3着はロスなく乗ったのと大ざっぱに乗った差です。 アロマティコは前走の巴賞が技ありの一戦でしたけど、やはり平坦は走りますね。 秋のエリザベス女王杯でも昨年3着同様、期待できそうです。 一方のスマートレイアーはデキがあまり良くないように映りました。 もともとアロマティコは秋華賞3着でキャトルフィーユに先着している実力馬です。 スマートも含めてそれほど悲観する内容ではなかったと思う。 ただ、この3頭以外はあまり見所はありませんでした。 人気の一角だったディアデラマドレの5着は現時点での実力でしょう。 前走のマーメイドS勝ちはラッキーパンチだった印象が強いし洋芝の適正の差もあったのかもしれない。 |
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2013年7月28日(日) 3回函館2日11R 第61回 北海道新聞杯クイーンステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 5 5 アイムユアーズ 牝4 55.0 戸崎圭太 1:49.4 37.0 476 +6 手塚貴久 1 2 6 6 スピードリッパー 牝5 55.0 三浦皇成 1:49.4 クビ 36.4 464 +2 鹿戸雄一 8 3 1 1 オールザットジャズ 牝5 55.0 内田博幸 1:49.5 1/2 36.9 480 +16 角居勝彦 3 4 7 7 マルセリーナ 牝5 56.0 川田将雅 1:49.7 1 1/4 36.9 456 +8 松田博資 2 5 8 8 キャトルフィーユ 牝4 55.0 岩田康誠 1:50.0 2 37.2 472 +8 角居勝彦 4 《レース内容》 開催7週目で力のいる馬場になってきたかもしれないが 1分49秒4の勝ちタイムは平凡な印象、10Rの1000万特別と比べても 0秒6しか違わない。ちょっと物足りない、もちろん勝ったアイムユアーズは完勝でしたが・・・。 昨年に続く優勝ですけど1年前は52キロの軽量でしたから、 今年の秋を占うには当時より更にスケールアップした姿を見せてほしかった。 最低人気のスピードリッパーが2着に食い込んだあたりもレベルに疑問符が付くところだ。 ハンデ戦ならともかく別定戦ですから。もちろん3歳時の成績や函館実績など 終わってみれば激走の理由は探せるのだけど。 父がファルブラヴで半兄はポップロック、時計の掛かる馬場は合うのでしょう。 3着オールザットジャズはうまく流れに乗れていましたが、 プラス16キロで最後の切れがそがれた印象。 中央場所では物足りない馬なので、このローカル重賞は一番の狙い目だと思ったのですが。 4着マルセリーナも物足りなかった。 前走は復調を感じる競馬だったのだけど、15−15の調教しか出来ないように 芯の強さみたいなものが足りないように思います。 勝ち馬を含めて今回は秋へ向けてトーンの上がるようなレースではなかったです。 |
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2012年7月29日(日) 1回札幌4日11R 第60回 北海道新聞杯クイーンステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 8 アイムユアーズ 牝3 52.0 池添謙一 1:47.2 34.7 468 +24 手塚貴久 1 2 14 ラブフール 牝5 55.0 丸田恭介 1:47.2 クビ 33.7 472 -4 梅田智之 10 3 10 ミッドサマーフェア 牝3 51.0 蛯名正義 1:47.3 1/2 34.6 442 -10 小島太 4 4 13 レインボーダリア 牝5 55.0 木幡初広 1:47.4 1/2 34.7 456 -8 二ノ宮敬宇 3 5 2 オールザットジャズ 牝4 55.0 藤岡佑介 1:47.4 クビ 34.7 450 +6 角居勝彦 2 《レース回顧》 アプリコットフィズ、アヴェンチュラときてアイムユアーズ。これで3年連続3歳馬が勝った。 やはり斤量が軽いのはそれだけ有利です。昨年と比べて今年はさらに斤量面で 3歳馬が有利になりましたから。ミッドサマーフェアが51キロ。 1億円以上も賞金を稼いでいるアイムユアーズでさえ52キロ、この軽量は大きな利があります。 ダービーよりもオークスの方が勝ち時計が速かったように、今年の3歳牝馬はレベルが高い。 アイムユアーズはそのオークスで4着。ミッドサマーフェアは惨敗の13着だが1番人気に支持された馬。 今回のクイーンSは納得と言えば納得の結果だった。 それにしても数字以上、前走比24キロ増に馬体が成長して見えました。 レースに関しても池添は自信を持って乗っていた感じ。 好位から正攻法の競馬で後続を封じ込みましたから。 オークスで距離をこなしているし当然、秋華賞の有力候補でしょう。 余裕を持って馬体を作ってきたから上積みは十分あるだろうし、見通しは明るい。 一方のミッドサマーフェアは稽古が手控えられたのにマイナス10キロ 函館から輸送してきた分、思った以上に減らしてしまった感じですが、 3歳夏という時期的なことを考えればあまり褒められるものではない。見た目もギリギリに映りました。 それでも能力で3着まで押し上げた。今後は馬体の成長がカギになるだろう。 この3歳勢に割って入ったのがラブフール 何かとんでもない伏兵が穴を開けるような予感がしていたが、 福島牝馬6着ではコスモネオシンと同じような脚で追い込んでいた。 記録をさかのぼれば、3歳時に札幌で勝ち鞍を挙げていた馬。 オールザットジャズはうまいタイミングで抜け出してきたと思ったが、 最後の伸びは案外だった。福島牝馬1着と同じような競馬でした、が、 あの時は本当に素晴らしい状態でした、今回はひと息入ったレース。 本来が使いながら良くなっていくタイプなんでしょう。 ここが目標の馬もいましたが、半分ぐらいは秋へ向けてのステップといった 位置付けだったのではないでしょうか。 重賞3勝のフミノマージンは57キロを背負い、直線で進路を失って全く競馬にならなかった。 ただ、この馬も本来が叩き良化型、秋の府中牝馬S辺りを目標に 調子を上げて行くのではないでしょうか。それにしても夏競馬は難しい。 どうしても気になる馬がいない限り、手を出さない方が良いかも。 3歳馬の斤量差は大きいし、いっそのことハンデ戦にした方が面白味が増すかもしれない。 |
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2011年8月14日(日) 1回札幌2日 11R 第59回 北海道新聞杯クイーンステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 9 アヴェンチュラ 牝3 52.0 池添謙一 1:46.6 35.5 486 -4 角居勝彦 1 2 14 コスモネモシン 牝4 55.0 丹内祐次 1:46.6 クビ 34.8 460 +6 清水英克 10 3 4 アニメイトバイオ 牝4 55.0 蛯名正義 1:46.8 1 35.6 470 -6 牧光二 3 4 6 ブロードストリート 牝5 55.0 藤田伸二 1:46.8 アタマ 35.3 436 -14 藤原英昭 6 5 11 ショウリュウムーン 牝4 55.0 岩田康誠 1:46.8 ハナ 35.5 468 +8 佐々木晶三 4 《レース回顧》 3歳アヴェンチュラが連勝で重賞初制覇、内容的にも完勝で秋に向けて大きく視界が開ける結果でした。 キーポイントは直線の攻防だった。勢い良く上がってきた2着馬コスモネオシンに外から交わされ 本来ならジエンド、キャリア5戦だったアヴェンチュラが古馬の強豪に飲み込まれる・・・ 普通ならそんなシーンだった、それが盛り返しての差し切り勝ち。 ここが夏の始動戦だった馬が多かったにせよ、古馬のG1にも手が届こうかという面々が相手 順調さだけで勝っただけとは考えにくい。 時計も立派だった、開幕週でペースも流れていたとはいえ、レコードタイムなのだから文句なし。 兄弟フサイチホウオーのイメージからピークが短い印象もある血統ですが、 この馬はキャリアが浅い、まだピークを迎えていない気がします。 肉体的にも精神的にもまだまだ伸びシロがあるように思える。 秋華賞の有力候補の一頭として期待していいだろう。 2着コスモネオシンは従来の好位差しから一転して後方からのまくりで見せ場を作りました。 人気の盲点になっていたが、春には牝馬重賞で差のない競馬をしていましたから、 鞍上の決め打ちもハマって、この馬の良さが存分に生きた。 3着アニメイトバイオはインコースをうまく立ち回って完璧に乗られたが 直線伸び切れなかった。春にカムバックしてから今ひとつの印象 まだ本当のいい頃に戻り切っていない感じがします。 レディアルバローザは状態が一息だった。 やや急仕上げ気味の臨戦過程で馬体も8キロ増し、言い訳の余地を残した敗戦でした。 まだまだ見限ることはできません。 対して残念な結果に終わったのはシンガリ負けを喫したサンテミリオン 追い切りの気配は上々で復活を期待したのですが・・・ アプリコットフィズも含めてちょっと見通しは暗い、実戦での復調の兆しを見せてくれない限り 今後も手は出しづらい。 |
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2010年8月15日(日) 1回札幌2日 9R 第58回 北海道新聞杯クイーンステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 12 アプリコットフィズ 牝3 52.0 武豊 1:47.6 35.0 432 +10 小島太 2 2 2 プロヴィナージュ 牝5 55.0 佐藤哲三 1:47.8 1 35.0 520 0 小島茂之 3 3 8 カウアイレーン 牝4 55.0 横山典弘 1:47.8 ハナ 34.6 468 +18 和田正道 6 4 11 レジネッタ 牝5 55.0 池添謙一 1:47.9 3/4 34.6 444 -6 浅見秀一 7 5 1 ショウリュウムーン 牝3 52.0 四位洋文 1:47.9 ハナ 34.8 462 +16 佐々木晶三 5 《レース内容》 8月1日、落馬負傷からようやく戦列へのカムバックを果たした武豊騎手、 翌週には久々の勝利を挙げると、このクイーンS(GIII)では 復帰後初となる重賞制覇も成し遂げてみせた。 パートナーは、桜花賞で手綱を取る予定だったアプリコットフィズである。 マルティンスタークの逃げを、余裕たっぷりに2番手でマークするアプリコットフィズ。 3コーナーでは引っ張り切れないほどの手ごたえで前に出て行く。 舌がハミを越し、先頭に立つタイミングも早すぎるように見えたが、 ここからアプリコットフィズは粘りに粘った。直後から懸命に差を詰めようとするプロヴィナージュ、 内ラチ沿いに脚を伸ばすショウリュウムーン、外からはカウアイレーン、 馬群の中からレジネッタも追い込んでくる。 これらを振り切って、アプリコットフィズは真っ先にゴールを駆け抜けたのだった。 あらためてのコンビ結成を、最高の形で飾った馬と人。桜花賞5着、 オークスでは6着に終わったアプリコットフィズと、 今春のクラシックを“全休”した武騎手、 両者にとっての挽回のシーズンがスタートしたようである。 |