データーチェック
1番人気馬は7連敗中
中団より前で競馬をしていた馬
2桁人気のサンデー系が穴を開ける
スタミナ寄りで芝2200m以上で成績を上げているような種牡馬


2020年9月6日(日曜) 3回新潟8日第56回 農林水産省賞典 新潟記念
《レース結果》
1 枠8桃 17 ブラヴァス 牡4 56.0 福永 祐一 1:59.9
2 枠3赤 5 ジナンボー 牡5 56.0 M.デムーロ 1:59.9 アタマ
3 枠8桃 16 サンレイポケット 牡5 54.0 荻野 極 1:59.9 クビ
4 枠4青 8 サトノガーネット 牝5 55.0 坂井 瑠星 2:00.0 1/2
5 枠2黒 4 サトノダムゼル 牝4 53.0 岩田 康誠 2:00.2 1



《レース内容》
2番人気のブラヴァスが馬場の外めを力強く伸びて差し切り。重賞初制覇で、
サマー2000シリーズ優勝を果たした。福永騎手は夏の新潟リーディングジョッキーに輝き、
1週を残してサマージョッキーズシリーズの優勝へ大きく前進した。
2着は3番人気ジナンボー。1番人気ワーケアは10着に敗れた。
かげろう揺らめく新潟外回りの直線。気温が33度を超える“熱戦”の末、良血の4歳が花開いた。
ブラヴァスが3度目の挑戦で重賞初制覇。逆転でサマー2000シリーズ王者にも輝いた。
「手応えは良かったし、何とか(前を)かわしてほしいと思いながら追っていました。
最後までわからなかったけど、(検量室前に)引き揚げてきたら
馬番が1着のところに書いてあった。勝てて良かったです」
アタマ、クビ差の接戦をものにした福永騎手は安堵の笑み。道中は中団で折り合いに専念し、
直線は馬場のいい外へ。キャリア最速となる上がり3ハロン32秒6の末脚を繰り出し、
内で逃げ粘るジナンボーをゴール前で捕らえ切った。
殊勲の鞍上は15勝で夏の新潟リーディングに輝き、
サマージョッキーズシリーズのタイトルもググッとたぐり寄せた。
「自分が見ていたところからは『ああ、負けた』と思ったけど、
スローで見たら勝っていた。(福永)祐一がうまく乗ってくれましたね」
新潟に駆けつけた“魔神”こと佐々木主浩オーナーは、ゆかりの血統馬の勝利を手放しで喜んだ。
自らが所有した母ヴィルシーナ(ヴィクトリアマイル連覇)、叔父シュヴァルグラン(ジャパンC)、
叔母ヴィブロス(ドバイターフ、秋華賞)はGIを制覇。「本当によく走ってくれますね。
この馬もGIを狙えるくらいになってくれれば」と夢をはせる。
昨年のユーキャンスマイルに続く連覇で歴代最多の4勝目を飾った友道調教師は
「まだ成長途上でいきなりGIは荷が重いかも。一歩ずつ上っていければ。
シュヴァルもこんな感じだったけど、さらに(完成が)一歩遅い感じ」と慎重。
そのぶん、伸びしろは無限大だ。叔父が世界を相手に頂点を極めたのは5歳秋。
ひのき舞台に立つその日まで、じっくりと素質に磨きをかける。
2019年9月1日(日曜) 2回新潟12日第55回 農林水産省賞典 新潟記念
《レース結果》
1 枠4青 7 ユーキャンスマイル 牡4 57.0 岩田 康誠 1:57.5
2 枠3赤 5 ジナンボー 牡4 54.0 M.デムーロ 1:57.5 クビ
3 枠3赤 6 カデナ 牡5 57.0 武藤 雅 1:57.8 2
4 枠7橙 15 ブラックスピネル 牡6 57.0 松若 風馬 1:57.9 1/2
5 枠2黒 4 フランツ 牡4 55.0 戸崎 圭太 1:58.0 クビ

《レース内容》
2番人気のユーキャンスマイルが中団から脚を伸ばして重賞2勝目を挙げた。
6番人気のジナンボーが2着、1番人気のレイエンダは10着。
なおサマー2000シリーズは優勝の得点を獲得した馬がおらず、
2006年の創設以来、初めて優勝馬なしとなった。
越後のラストサマーを彩ったのは、同じ勝負服2頭の叩き合い。
金子真人HDが馬主のユーキャンスマイルが、後方から直線で内めを通って伸び、
ジナンボーを下して重賞2勝目を飾った。
 「久々の2000メートルでも、力を付けていて追走も楽だった。4コーナーはインを突いたけど、
みんなが外へ行ったから楽に抜け出せました」
岩田康騎手は頼もしそうな表情だ。今回は天皇賞・春5着以来の実戦。2000メートル以下の
レースは昨年3月の毎日杯6着以来だったが、しっかりと対応した。
また有力各馬が馬場が悪い内めを嫌い直線では外に持ち出したが、
コースロスのない内を通り、徐々に馬場の真ん中へと誘導した鞍上の騎乗ぶりも光った。
左回りは、これで3戦全勝。友道調教師の「距離は少し短いけれど、
左回りで直線の長いコースなら」というレース選択もズバリと的中した。
「筋肉にメリハリがある大人の体になった。秋のGIは幸いなことに左回りなので」
トレーナーは天皇賞・秋→ジャパンCの路線を示唆。友道厩舎は天皇賞・秋にワグネリアン、
マカヒキの両ダービー馬、ジャパンCにエタリオウが参戦を予定し「GIですからね。
重なってもしかたない」と、うれしい悲鳴だ。
岩田騎手が「大きいところを狙える」と評価するユーキャンスマイル。
父がキングカメハメハで、馬主はキングカメハメハ、ディープインパクトと同じ。
この夏、この世を去った2頭の志を継ぐ実力馬が、秋のGI奪取に挑む。 
2018年9月2日(日曜) 2回新潟12日11R 第54回 農林水産省賞典新潟記念
《レース結果》
1 枠1白 1 ブラストワンピース 牡3 54.0 池添謙一 1:57.5 33.5 530 -2 大竹正博 1
2 枠4青 5 メートルダール 牡5 57.0 福永祐一 1:57.8 1 3/4 33.6 490 +20 戸田博文 6
3 枠4青 4 マルチショウナンバッハ 牡7 53.0 三浦皇成 1:57.9 1/2 33.9 452 0 上原博之 13
4 枠7橙 11 エンジニア 牡5 54.0 北村宏司 1:58.2 1 3/4 34.3 480 -2 牧光二 5
5 枠5黄 6 メドウラーク 牡7 56.0 丸田恭介 1:58.4 1 1/4 34.5 498 -10 橋田満 10



《レース内容》
池添謙一騎手騎乗の1番人気・ブラストワンピース(牡3、美浦・大竹厩舎)が優勝。
勝ちタイムは1:57.5(良)。2着には1馬身3/4差で6番人気・メートルダール(牡5、美浦・戸田厩舎
3着には半馬身差で13番人気・ショウナンバッハ(牡7、美浦・上原厩舎)が続いて入線した。
マイネルミラノがすんなりとハナを奪う。これにスズカディープやマイネルハニー、
スレアリスタ、セダブリランテス、その後ろにベアインマインド、ストーンウェア、
グリュイエール、エンジニアが続く。中団〜後方にはメドウラーク、
ブラストワンピース、ショウナンバッハ、最後方にメートルダール。
逃げ馬が作るペースは速く、外差しの戦いとなり、
大外からブラストワンピースが一気に抜け出すと、
そのすぐ内のメートルダールと馬群の中からショウナンバッハがこれに続く。
ブラストワンピースは外ラチ沿いまで持ち出して、後続を寄せ付けずに完勝。
勝ったブラストワンピースは新馬戦→ゆりかもめ賞→毎日杯(G3)を3連勝して
挑んだ日本ダービー(G1)では5着に敗れたが、秋に向けての初戦となる今回を圧勝。
ビッグタイトル獲得へ文句なしの再スタートを切った。
近親には09年日経賞(G2)を勝利、07年菊花賞(G1)と09年天皇賞・春(G1)での
2着などがあるアルナスラインがいる。
2017年9月3日(日) 2回新潟12日11R 第53回 農林水産省賞典新潟記念(GIII)
《レース結果》
1 1 1 タツゴウゲキ 牡5 55.0 秋山真一郎 1:57.9   34.6 486 +4 鮫島一歩 6
2 6 11 アストラエンブレム 牡4 56.5 M.デムーロ 1:57.9 クビ 34.1 474 +4 小島茂之 1
3 4 7 カフジプリンス 牡4 55.0 中谷雄太 1:57.9 ハナ 34.2 524 0 矢作芳人 12
4 8 17 ウインガナドル 牡3 52.0 津村明秀 1:58.0 1/2 34.7 458 +4 上原博之 10
5 4 8 フルーキー 牡7 57.0 北村宏司 1:58.0 ハナ 33.8 498 +6 角居勝彦 11



《レース内容》
秋山真一郎騎手騎乗の6番人気・タツゴウゲキ(牡5、栗東・鮫島厩舎)が優勝。
軽く追っ付けられながら2番手を追走、3〜4コーナーで徐々に逃げ馬に接近し、
ほぼ4角先頭と言える積極策から、新潟の長い直線で最後まで凌ぎ切った。
勝ちタイムは1:57.9(良)。
2着にはクビ差で1番人気・アストラエンブレム(牡4、美浦・小島茂厩舎)、
3着にはハナ差で12番人気・カフジプリンス(牡4、栗東・矢作厩舎)が続いて入線した。
大外枠のウインガナドルが好スタートから持ち前の逃げの競馬を展開。
少し離れた2番手をタツゴウゲキが追走し、カフジプリンス、アストラエンブレム、
ハッピーモーメント、ロイカバードらが先行集団を形成。
人気の一角マイネルフロストは中団外目、トーセンバジルは後方を追走。
3〜4コーナーで先行集団が一塊になり、直線では内外一杯に広がって末脚勝負。
一足先に抜け出したタツゴウゲキを後続が猛追。タツゴウゲキの外からアストラエンブレム、
内からカフジプリンスが接近してきたが、クビ差、ハナ差届かず。
タツゴウゲキが重賞連勝でサマー2000シリーズのチャンピオンとなった。
勝ったタツゴウゲキは、重賞挑戦2戦目となった前走の小倉記念(G3)で重賞ウィナーとなり、
返す刀でこの新潟記念で重賞連勝。サマー2000シリーズのチャンピオンとなった。
2016年9月4日(日) 2回新潟12日11R 第52回 農林水産省賞典新潟記念(GIII)
《レース結果》
1 8 17 アデイインザライフ 牡5 55.0 横山典弘 1:57.5   32.7 560 0 萩原清 2
2 7 14 アルバートドック 牡4 58.0 戸崎圭太 1:57.6 3/4 33.2 480 +4 須貝尚介 1
3 6 12 ロンギングダンサー 牡7 53.0 吉田豊 1:57.7 1/2 33.1 490 -2 勢司和浩 9
4 1 1 ベルーフ 牡4 57.0 田辺裕信 1:57.7 ハナ 32.8 486 0 池江泰寿 7
5 4 8 ルミナスウォリアー 牡5 55.0 柴山雄一 1:57.8 クビ 33.6 474 -4 和田正一郎 4



《レース内容》
横山典弘騎手騎乗の2番人気・アデイインザライフ(牡5、美浦・萩原厩舎)が優勝。
2着には3/4馬身差で1番人気・アルバートドック(牡4、栗東・須貝尚厩舎)、
3着には半馬身差で9番人気・ロンギングダンサー(牡7、美浦・勢司厩舎)が続いて入線した。
各馬揃ったスタート。外からクランモンタナが押して先行態勢をとるも、
内からメイショウナルトがそれを制してハナへ。マイネルミラノは3番手からの競馬。
アルバートドックは先行集団の後ろ、ちょうど中団からレースを進める。
内からダコールが上がって行き、ルミナスウォリアーは馬群の中。
アデイインザライフは後方から2番手、最後方にベルーフの隊列で流れる。
前はメイショウナルトが10馬身ぐらいの大逃げを打ち、大きなリードを保って直線へ。
残り400mでメイショウナルトの脚色が鈍り、2番手に上がっていたマイネルミラノ、
クランモンタナが襲いかかる。内から差を詰めるのはマジェスティハーツ。
外からは人気のアルバートドック、ファントムライトが追い込んでくる。
残り200mを切ってマイネルミラノが先頭に立とうとするが、
大外から伸びてきたのがアデイインザライフ。一気に前を捕えて先頭に立つ。
馬群の間からはアルバートドックが差を詰めてくるが、
最後まで伸び続けたアデイインザライフが先頭でゴールイン、初重賞制覇を飾った。
勝ったアデイインザライフは2歳12月の中山でデビュー、鮮やかな新馬勝ちを飾ると、
続く京成杯、弥生賞をともに3着と好走し、皐月賞にも挑戦(16着)。
その後、休養を挟みながら順調に力をつけ、今年3月の常総Sを快勝してオープン入り。
久々の重賞挑戦を快勝し、秋のG1に向けて弾みをつけた。
また、鞍上の横山典弘騎手はこの勝利で史上4人目の全10場重賞制覇となった。
2015年9月6日(日) 2回新潟12日11R 第51回 農林水産省賞典新潟記念(GIII)
《レース結果》
1 2 3 パッションダンス 牡7 56.0 M.デムーロ 1:58.2   34.3 512 +2 友道康夫 6
2 3 6 マイネルミラノ 牡5 56.0 柴田大知 1:58.2 アタマ 34.6 486 +8 相沢郁 9
3 2 4 ファントムライト 牡6 54.0 戸崎圭太 1:58.6 2 1/2 34.2 496 +2 藤原英昭 13
4 7 13 ロンギングダンサー 牡6 53.0 吉田豊 1:58.8 1 1/4 33.9 492 -2 勢司和浩 10
5 1 2 ラブイズブーシェ 牡6 57.0 田辺裕信 1:58.9 1/2 34.3 458 -2 村山明 14


《レース内容》
雨が明暗を分けた一戦だった。
時計1分58秒2は出たけど、見た目にかなり重い馬場でしたから。
それだけに鞍上の乗り方が大きく結果に影響した。
うまく生かし切ったのが1着パッションダンスと2着マイネルミラノだ。
ほぼ“行ったまま”の決着ですから。
パッションダンスはもともとが新潟巧者だし、
ジョッキーが積極的に運んだのも大きかった。
もちろん力もある馬だけど、何が勝因かといえば、
ジョッキーのクレバーな騎乗に尽きる。
マイネルミラノも距離がどうかと思っていたけど、
鞍上が乗れていたのもあるし、これも思い切った競馬が合っているんだろう。
「前に行ける」というだけで絶対的に有利な馬場でしたから。
直線の長さは関係なく、とにかく道中の流れひとつの馬なんです。
で、問題は敗れた人気馬たち。まず15、16着惨敗に終わった
アヴニールマルシェ、ミュゼスルタンの3歳馬2頭。ともにいいところがまったくなかった。
上位にベテラン勢が来たように、この馬場はキャリアの
少ない3歳勢には厳しかったのでしょう。
アルフレード7着はあの後方のポジションではどうしようもなかった。
スタートして寄られるシーンもありましたからね。仕方ないところでしょう。
メドウラーク9着はいい位置につけられたけど、地力負けなのか、馬場の影響なのか…。
マジェスティハーツ10着もこの馬場では力を出し切れませんでした。
さっきも言ったように雨や馬場が結果に大きく反映したレースだけに、
秋につながるとは言いにくいところ。
リズムが合わずに負けた3歳馬などは見直してあげたいけど…。
これだけ負けたんじゃ、ちょっと苦しいですね。
2014年9月7日(日) 2回新潟12日11R 第50回 農林水産省賞典新潟記念(GIII)
《レース結果》
1 7 13 マーティンボロ 牡5 56.0 N.ローウィラー 1:58.3   34.2 446 0 友道康夫 1
2 8 16 クランモンタナ 牡5 54.0 柴田善臣 1:58.3 クビ 34.6 476 0 音無秀孝 5
3 7 15 ラストインパクト 牡4 57.0 川田将雅 1:58.3 ハナ 34.0 490 -4 松田博資 3
4 7 14 トーセンジャガー 牡6 54.0 武士沢友治 1:58.4 1/2 34.4 490 0 木村哲也 17
5 4 8 アロマカフェ 牡7 55.0 田中勝春 1:58.5 1/2 34.5 478 +8 小島太 11

《レース内容》マーティンボロが1番人気に応えて勝つには勝ったが・・・
最後の直線で進路を見つけるのに苦労して複数の馬に迷惑をかけてしまった。
結果的に勝ったマーティンボロがサマー2000シリーズのチャンピオンになって
不利を受けたメイショウナルトがトップから2位に落ちたのでなおさらです。
不利がなければ、ほかの馬が勝っていたとかの問題じゃなくて、
ハッスルし過ぎたのでしょうけど、乱暴なプレーはダメです。
それこそ苦しい位置から馬群を割って勝ち切るあたりは、地力アップの証拠だろう。
これで中日新聞杯に続いて重賞2勝目。ひと皮むけて本格化ムードと見ていい。
5歳馬ですけど8月生まれ、南半球用ということで試験的に生産されたようですけど、
ほかの5歳より若いわけですから、まだ上積みもあるでしょう。
この勢いなら秋のG1戦線に加わってくる可能性もあります。
2着のクラウンモンタナも力をつけてきた。今回の同舞台だった昨年の信濃川特別の
勝ちっぷりが良かったし、ステラウインドが人気なら好勝負してもおかしくなかった。
もちろん、54キロのハンデの恩恵もあっただろう。
気配の良さも目立っていました。3着ラストインパクトも叩き2走目。
さすがに力のあるところを見せました。最後はハンデの差だろうが、
これも復調すればG1でも面白い存在になるかも知れない。
メイショウナルトは直線の不利もありましたが、1000m通過が59秒。
自ら厳しいペースに持ち込んでしまいました。
やはり、外回りのこのコースで逃げ切りは至難です。
案外だったのはユールシンキング。こちらは得意のコースだけに、
もっとやれると思ったが・・・。
仕上がっているように見えましたが、もともとポン駆けしないタイプなのかも。
重賞でトップハンデと条件も厳しかったです。
馬券的には珍しく平穏な新潟記念だったが、秋につながるとなると
勝ったマーティンボロとラストインパクト、それに今後の変わり身が見込める
ユールシンキングくらいでしょうか。
2013年9月1日(日) 2回新潟12日11R 第49回 農林水産省賞典新潟記念(GIII)
《レース結果》
1 3 4 コスモネモシン 牝6 52.0 松岡正海 1:58.9   34.2 466 +4 清水英克 10
2 6 9 エクスペディション 牡6 57.0 浜中俊 1:58.9 クビ 34.7 446 0 石坂正 8
3 5 8 ファタモルガーナ せん5 55.0 田辺裕信 1:59.1 1 34.8 484 +4 荒川義之 7
4 3 3 ダコール 牡5 56.0 内田博幸 1:59.2 1/2 34.7 458 -8 中竹和也 3
5 6 10 ニューダイナスティ 牡4 55.0 戸崎圭太 1:59.5 1 3/4 35.3 470 0 石坂正 1

《レース内容》
1〜3着までが下位人気(10、8、7)解釈が難しい結果になりました。
コスモネオシンは3年7ヶ月ぶりの勝利
あえて勝因を挙げるとしたら、人気がなく思い切った騎乗が出来た点でしょうか。
2000mは10回のチャレンジで初連対。道中じっくり運んだので
最後までスタミナが切れませんでした。
52キロの軽ハンデも利いただろうが、低迷していた6歳牝馬だから・・・
逆に自分の形で運べたニューダイナスティはだらしなかった。
道悪適正がなかったということか。
跳びが大きくて雨降りではアウト、5着といっても早々と脱落してしまいました。
2着に粘ったエクスペディションは追い切りを見ても良化している雰囲気が
なかったから一変まではどうかと思っていたけど・・・
これは展開が向いたクチ、前半の流れが遅かったですから。
当初から行く馬があまりいないメンバーでしたし、
浜中の好騎乗と言えるでしょう。
横山典、51キロ勢いと3拍子揃っていたブリッジクライム9着は
大外から伸びかけたが伸び切れなかった。
これがいわゆる壁というヤツだろう。
速い上がりの出にくい馬場でしたから、切れ味が生きる状況なら
結果も違ったでしょうが・・・それにしても格上挑戦のこの馬が2番人気。
これこそ他の馬で買いたい馬がいなかったことの証明です。
ダコール4着もいつも通りの着順だったし、とにかく秋につながるような
内容ではなかった。今週は久々にWIN5が1億超え。
サプライズ馬券に貢献したという事で夏競馬は締め括りました。
2012年9月2日(日) 3回新潟8日11R 第48回 農林水産省賞典新潟記念(GIII)
《レース結果》
1 1 トランスワープ せん7 56.0 大野拓弥 1:57.6   32.3 540 +12 萩原清 7
2 7 タッチミーノット 牡6 56.0 横山典弘 1:57.6 クビ 32.8 496 -14 柴崎勇 9
3 9 アスカクリチャン 牡5 57.0 内田博幸 1:57.7 クビ 32.6 492 +2 須貝尚介 8
4 10 エクスペディション 牡5 57.0 浜中俊 1:57.7 ハナ 32.6 450 0 石坂正 2
5 11 ムスカテール 牡4 52.0 北村宏司 1:57.7 クビ 32.9 484 -4 友道康夫 11

《レース回顧》
同年の函館記念と新潟記念を優勝した馬はいない。
コース、馬場がまるで違いますから、緩い流れになるとは思っていましたけど
前後半5ハロンで3秒2もの開きがありました。

ハンデ戦らしく上位6頭が0.1秒以内。
スローな流れ、1分57秒台の決着が混戦を生み出した。
トランスワープは高速馬場への対応を疑問視する声があったが、
体調の良さに重点を置けば、夏はデキが一番良く映りました。

タッチミーノットも頑張っていました。2着争いを制した内容は立派なもの。
これもデキが良かったように映りました。

結局、トランスワープを除く上位馬は前々で運んだクチ。
本来、後方待機策のムスカテールも今回は好位からだった。
スローになると見込んで積極的な競馬を心掛けた人馬のレ−スになりました。

中団から運んだトーセンラーは7着、展開が向かなかった。
それとも小回りの方が良いタイプなのか・・・
左回りが良くないというよりも脚の使いどころが難しいのでしょう。
斬れ味アイプではありますが、新潟のようなコースは合わない。不思議な馬です。

ナリタクリスタルは試し乗りという感じで後方から進めた前走の小倉記念が3着。
今回も同じ戦法を取ったが、結果的に裏目に出た。
同じ1分57秒台の決着でも小倉と新潟では質が違いますから、
まして58キロを背負ってはきついですね。
昨年のような先行策を取れば、また結果も違ったでしょう。

ステラロッサは下見所から何か元気がないように映りました。
前走の反動があったのかも知れない。

このレースは不思議と中1週では連絡みしない。
夏場の強行軍は厳しいのだろう、トランスワープは2度の激走で
秋までスタミナが続くかどうか。
ただ7歳にして今年の4勝目、なかなか出来る芸当ではありません。
素晴らしい充実ぶりです。
2011年8月28日(日) 4回新潟6日     11R 第47回 農林水産省賞典 新潟記念(GIII)
《レース結果》
1 5 ナリタクリスタル 牡5 57.5 武豊 1:59.1   33.8 478 0 木原一良 5
2 9 サンライズベガ 牡7 56.0 北村宏司 1:59.1 クビ 34.1 508 -8 音無秀孝 9
3 3 セイクリッドバレー 牡5 57.0 丸山元気 1:59.3 1 1/4 33.3 490 0 高橋裕 3
4 7 タッチミーノット 牡5 56.0 三浦皇成 1:59.4 クビ 33.6 492 0 柴崎勇 1
5 8 プティプランセス 牝5 50.0 武士沢友治 1:59.4 ハナ 33.1 460 +6 伊藤正徳 7



《レース回顧》
新潟記念はナリタクリスタルの連覇という結果に終わったが、
逃げ馬不在で何がハナを切るかが焦点だった
過去JRAのレースで逃げた経験のある2頭が
サンライズベガ→ナリタクリスタルの隊列を作り3番手以降が離れる展開に。
この時点で勝負あり、前半800mが例年より2秒近く遅い48秒1という時計で
予想どおりのスローになりました。

3番手以降は手応えが良すぎて金縛り状態
お釣りを残したまま直線を向いた2頭の1.2着となりました。
まさにローカルG3といった平凡な内容でした。

レース史上初の連覇達成とはいえ、ナリタクリタルにはG1を視野に・・・
とまで言えるレースではなかったのは確かだろう。
追い出してからの反応がイマイチな分、ジリジリ伸びる脚質で新潟コースは向いている。

3.4着のセイクリッドバレー、タッチミーノットは本当にジリである事を痛感させれた。
いずれも条件が揃い切らないと勝ち負けまでは至らないですね。
2010年8月29日(日) 3回新潟6日   11R 第46回 農林水産省賞典 新潟記念(GIII)
《レース結果》
1 8 ナリタクリスタル 牡4 55.0 幸英明 1:58.4   33.9 476 -4 木原一良 5
2 6 トウショウシロッコ 牡7 56.0 吉田豊 1:58.4 クビ 33.4 474 +2 大久保洋吉 10
3 5 サンライズベガ 牡6 55.0 松岡正海 1:58.4 アタマ 33.9 504 +6 音無秀孝 4
4 3 メイショウベルーガ 牝5 56.0 池添謙一 1:58.5 クビ 33.0 494 0 池添兼雄 2
5 7 スリーオリオン 牡5 55.0 内田博幸 1:58.5 クビ 33.8 460 +10 村山明 3



《レース内容》
直線の長いコースを舞台とする新潟記念(GIII)。
京都金杯2着、金鯱賞3着、前走・小倉記念3着など、
常に鋭い脚を見せ続けているスマートギアが1番人気に、
牡馬顔負けの切れ味で日経新春杯を制したメイショウベルーガが2番人気に推された。

が、1番枠から発走したテイエムプリキュアが楽にハナを切り、
イケドラゴンがゆったりと2番手、緩やかなペースとなり、
好位を楽に追走した馬たちが直線で抜け出してからしぶとく粘る展開となった。

まずはスリーオリオン、サンライズベガ、バトルバニヤン、ナリタクリスタルといった、
道中3〜6番手につけていた馬たちが叩き合いながら先頭をうかがう。
なかでも馬場の真ん中を伸びたナリタクリスタルの勢いはパワフルだったが、
これを追って外からトウショウシロッコ、マルカシェンク、メイショウベルーガ、
馬群を突いてスマートギアなども脚を伸ばしてきた。
ゴールでは0秒2差に8頭がひしめく大混戦である。

この争いを、ナリタクリスタルはクビ差凌ぎ切ってみせた。初勝利までに5戦を要し、
その後も条件クラスを一歩ずつ勝ち上がってきた馬が、
そのしぶとさを武器につかみ取った重賞初制覇だった。