データーチェック
フェニックス賞の複勝率は46.3%
外枠有利
前走、上がり3位以内の馬
芝1200mかダート適正の高い種牡馬
平坦小回りだが上がりの速さが求められる


2020年9月6日(日曜) 2回小倉8日第40回 小倉2歳ステークス
《レース結果》
1 枠7橙 8 メイケイエール 牝2 54.0 武 豊 1:09.6
2 枠8桃 9 モントライゼ 牡2 54.0 川田 将雅 1:09.8 1 1/4
3 枠2黒 2 フォドラ 牝2 54.0 北村 友一 1:10.5 4
4 枠7橙 7 ルクシオン 牝2 54.0 松山 弘平 1:10.8 2
5 枠8桃 10 マルガイフリード 牝2 54.0 和田 竜二 1:10.8 ハナ

《レース内容》2番人気で武豊騎乗のメイケイエールが、大外から差し切って重賞初勝利を挙げた。
新種牡馬ミッキーアイルの産駒、武英智調教師、ともに重賞初タイトル。
今後は距離を延ばし、来春の桜花賞を目標に据える。
台風10号の接近により雨で煙ったターフを、メイケイエールが突き抜けた。
レース史上最多タイの4勝目を挙げた武豊騎手は、
笑顔で額の泥をぬぐいながら初コンビのパートナーをたたえた。
「いいレースができた。本当に馬が強かった。元気が良すぎて、抑えるのに苦労しましたね。
乗り味は抜群で、スムーズなレースではなかったけど、能力は相当高いと思います」
序盤は折り合いに専念したが、向こう正面では力みっぱなし。馬群の外から徐々に進出する
形になり、先行勢が荒れた内をあけて回った4コーナーでは大外に振られた。
それでも、実戦で初めて入った左ステッキに反応。重馬場をものともせずにストライドを伸ばし、
先に抜け出した1番人気モントライゼを捕えた。無傷の2連勝で
今年産駒がデビューした父ミッキーアイルに、重賞初Vをプレゼントした。
元ジョッキーの武英調教師にとっては開業3年目、延べ14頭目の出走での重賞初勝利。
レース後は、はとこの名手と笑顔で“エアグータッチ”をかわしたが、
「台風の影響がある中で、まずは無事にレースをして、無事に帰ることを考えていたので。
前日の札幌2歳Sで白毛馬初のJRA芝重賞Vを飾ったソダシは、
母シロインジャーのいとこ。波に乗る一族が、2日続けて、2歳重賞で輝きを放った。
2019年9月1日(日曜) 2回小倉12日第39回 小倉2歳ステークスGV
《レース結果》
1 枠6緑 10 マイネルグリット 牡2 54.0 国分 優作 1:10.5
2 枠4青 5 マルガイトリプルエース 牡2 54.0 和田 竜二 1:10.5 クビ
3 枠3赤 3 ラウダシオン 牡2 54.0 武 豊 1:10.6 1/2
4 枠8桃 13 ゼンノジャスタ 牡2 54.0 田中 健 1:10.7 1/2
5 枠5黄 7 カイルアコナ 牝2 54.0 川田 将雅 1:10.8 クビ

《レース内容》
3番人気のマイネルグリットがデビューから3連勝で重賞初制覇を飾った。
国分優騎手は2014年のオーミアリスに続く同レース2勝目。
クビ差2着に2番人気のトリプルエースが入り、1番人気のカイルアコナは5着に敗れた。
小雨がぱらつく小倉のターフで無敗の王者が誕生した。
マイネルグリットが3連勝で重賞初制覇。初コンビでVへと導いた
国分優騎手が、晴れやかな笑顔でパートナーをたたえた。
「思い通りに人気馬を見つつの競馬ができました。
馬の力を信じて早めにスパートしましたが、しっかり伸びてくれました」
発馬を決めたが、速い流れに慌てず中団をキープ。徐々にポジションを押し上げると、
4コーナーで馬場のいい外めへ。前夜からの雨でぬかるんだ重馬場も
苦にせず力強く脚を伸ばして、トリプルエースとの競り合いをクビ差で封じた。
「かわしてから長く感じましたが、一生懸命走ってくれて、ありがたいです」。
鞍上は2014年の同レースで、15番人気のオーミアリスで重賞初制覇。思い出の地で、
15年函館SS(ティーハーフ)以来となる3つめのタイトルを奪取し、夏を締めくくった。
10年の函館2歳Sで2着の母マイネショコラーデも管理した吉田調教師は、
「馬っぷりが抜けていました」とデビュー当初から素質を実感。「まだ成長を促しながらの中で
3連勝はすごいですね」と指揮官が感心すれば、鞍上も「まだ完成形じゃないし、
この先も楽しみが広がる素晴らしい馬」と飛躍に期待を寄せる。
今後は未定だが、マイルで初陣を飾ったように距離の融通性も証明済み。
無敗の小倉2歳王者が、秋はさらに大きなタイトルを狙いに行く。
2018年9月2日(日曜) 2回小倉12日11R 第38回 小倉2歳ステークスGV
《レース結果》
1 枠4青 6 ファンタジスト 牡2 54.0 武豊 1:08.9 35.4 464 +16 梅田智之 3
2 枠6緑 9 アズマヘリテージ 牝2 54.0 荻野極 1:09.2 1 3/4 35.3 454 +6 河内洋 13
3 枠5黄 8 ミヤジシルフィード 牡2 54.0 和田竜二 1:09.2 クビ 35.3 470 -14 川村禎彦 9
4 枠6緑 10 アーデントリー 牡2 54.0 太宰啓介 1:09.3 クビ 35.2 436 0 川村禎彦 12
5 枠1白 1 チュウワフライヤー 牝2 54.0 川又賢治 1:09.3 クビ 35.9 504 +4 大久保龍志 7


《レース内容》
武豊騎手騎乗の3番人気・ファンタジスト(牡2、栗東・梅田智厩舎)が優勝。
勝ちタイムは1:08.9(良)。
2着には1馬身3/4差で13番人気・アズマヘリテージ(牝2、栗東・河内厩舎)、
3着にはクビ差で9番人気・ミヤジシルフィード(牡2、栗東・川村厩舎)が続いて入線した。
勝ったファンタジスト半姉のコロラトゥーレは同じ梅田智之厩舎の管理馬で、
現役3勝の実績。ファンタジスト自身は7月15日の新馬戦(中京芝1200m)を制しており、
これで2連勝。ロードカナロア産駒は先週の新潟2歳ステークスを制しており、
この世代2頭目の重賞ウィナーに。馬主は廣崎利洋氏、生産者は日高町のShallFarm。
騎乗していた武豊騎手は昨年のアサクサゲンキに続いて連覇となった。
2017年9月3日(日) 2回小倉12日11R 第37回 小倉2歳ステークス(GIII)
《レース結果》
1 8 17 マル外アサクサゲンキ 牡2 54.0 武豊 1:09.1   35.7 450 -2 音無秀孝 3
2 7 14 アイアンクロー 牡2 54.0 浜中俊 1:09.3 1 1/4 35.6 430 +4 斉藤崇史 5
3 5 10 バーニングペスカ 牡2 54.0 川須栄彦 1:09.3 クビ 35.4 446 +2 松永昌博 7
4 5 9 ヴァイザー 牡2 54.0 北村友一 1:09.4 クビ 35.3 432 +12 高橋亮 2
5 1 2 イイコトズクシ 牡2 54.0 荻野極 1:09.4 クビ 35.2 470 -2 音無秀孝 12

《レース内容》
武豊騎手騎乗の3番人気・アサクサゲンキ(牡2、栗東・音無厩舎)が優勝。
勝ちタイムは1:09.1(良)。
2着には1馬身1/4差で5番人気・アイアンクロー(牡2、栗東・斉藤崇厩舎)、
3着にはクビ差で7番人気・バーニングペスカ(牡2、栗東・松永昌厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたモズスーパーフレア(牝2、栗東・音無厩舎)は7着に敗れた。
レースは掛かり気味に前へ行った1番人気のモズスーパーフレアを内から制して
藤田菜七子騎手騎乗のフローラルシトラスが速い流れを作る。
アサクサゲンキはその2頭見ながら3番手。馬群は大きな塊となって直線の攻防へ。
内、外、大きく広がっての追い比べはいち早く抜け出したアサクサゲンキに
アイアンクローがジリジリと迫ってくるが、馬体を併せるまでには至らず、
そのままアサクサゲンキが押し切った。
モズスーパーフレアは残り100mまで踏ん張りを見せたが、最後は力尽きた。
勝ったアサクサゲンキは、近親にノーリーズン、ヤマニンパラダイスといった
G1ウイナーがいる血統で、7月のデビュー戦から一戦毎にレースぶりが良化。
前走は4馬身差の快勝でここへ挑んだが、その勢いに加え、
同じ舞台で北九州記念を制した武豊騎手の巧みな手綱捌きで
一気に重賞ウイナーに上り詰めた。
2016年9月4日(日) 2回小倉12日11R 第36回 小倉2歳ステークス(GIII)
《レース結果》
1 3 4 レーヌミノル 牝2 54.0 浜中俊 1:08.0   34.6 464 +6 本田優 1
2 2 2 ダイイチターミナル 牡2 54.0 嘉藤貴行 1:09.0 6 35.2 422 +2 高市圭二 10
3 2 3 カシノマスト 牡2 54.0 川須栄彦 1:09.1 1/2 35.5 418 -2 蛯名利弘 4
4 7 13 キョウヘイ 牡2 54.0 高倉稜 1:09.1 クビ 34.7 416 0 宮本博 5
5 4 6 シゲルベンガルトラ 牡2 54.0 藤岡康太 1:09.2 1/2 35.5 440 -4 服部利之 8



《レース内容》
浜中俊騎手騎乗の1番人気・レーヌミノル(牝2、栗東・本田厩舎)が優勝。
2着には6馬身差で10番人気・ダイイチターミナル(牡2、美浦・高市厩舎)、
3着には半馬身差で4番人気・カシノマスト(牡2、美浦・蛯名厩舎)が続いて入線した。
押してナムラアイドルがハナを主張。人気のレーヌミノルは番手に控え、
カシノマスト、オールポッシブル、クインズサリナ、ハルクンノテソーロらが好位を追走。
淀みのない流れで3コーナーでは早くもナムラアイドルが一杯。
代わってレーヌミノルが先頭に立って直線に入る。
3馬身ほどリードをとったレーヌミノルを追って九州産馬カシノマストが詰め寄ろうとするが、
リードは広がる一方。終わってみれば6馬身差を付けて小倉2歳チャンプに輝いた。
際どくなった2着争いはダイイチターミナルがゴール前で
カシノマストを交わして2着に浮上。2〜3着は関東馬が占めた。
勝ったレーヌミノルは、姉にフローラSで3着に入ったダイワデッセーがいる血統で、
8月7日にこの小倉1200mでデビューして新馬勝ち。
ハイペースを楽に追走してアッサリと抜け出すセンスと中間の軽快な動きで
重賞のここでも1番人気に支持され、その期待にしっかりと応えて見せた。
今後は距離を延ばしてどういったレースを見せるか注目される。
また、騎乗した浜中俊騎手はこのレース4度目の勝利で単独最多勝となった。
2014年9月7日(日) 2回小倉12日11R 第34回 小倉2歳ステークス(GIII)
《レース結果》
1 4 8 オーミアリス 牝2 54.0 国分優作 1:08.4   34.3 440 -2 藤沢則雄 15
2 8 16 レオパルディナ 牝2 54.0 武豊 1:08.4 ハナ 35.1 412 0 高橋康之 1
3 7 13 スノーエンジェル 牝2 54.0 松山弘平 1:08.5 3/4 34.8 450 +8 浅見秀一 2
4 2 4 ゼンノイザナギ 牡2 54.0 北村友一 1:08.5 アタマ 35.1 470 -4 安田隆行 3
5 2 3 リッパーザウィン 牡2 54.0 D.ペロヴィッチ 1:08.6 クビ 35.6 490 0 矢作芳人 10

《レース内容》600通過33秒0。小倉2歳Sがこのぐらいのペースになると
だいたい差し決着になる。追い込みを決めたオーミアリスは遅いタイムで
新馬戦を同着で勝った馬だが、新馬戦のタイムが遅くても
それだけでは2戦目に軽視してはいけないという良い例となった。
ちなみに当時3着のシゲルチャグチャグは次走タイムランクBで勝っている。
今回に関してはきれいにハマったという印象もあるが、
ホワイトマズル産駒は逃げるか追い込むか、極端な競馬の方が力を出すことが多い。
今後も追い込みに徹するなら人気で信頼できるとは思えないが、
またどこかで大駆けする可能性を忘れないようにしたい。
1番人気レオパルディナがハナ差2着。小倉2歳Sで600m32秒台というのは
過去に3回あり、そういうペースで逃げ切り、あるいは4コーナー先頭から勝ったのは
メイショウボーラー、アストンマーチャン。今回は前半33秒0で、
しかもレオパルディナは4コーナー3番手だから
これら2頭のレベルにはないが、このペースで先行策から
ハナ差2着なら例年の勝ち馬レベルにはある。
3着スノーエンジェルは新馬戦とは一転して追い込みに回って好走した。
違うレース内容で連続好走できるのは能力の高さ。
4着ゼンノイザナギはジリジリという伸び脚。ダートに出てくると面白そうだ。
2013年9月1日(日) 2回小倉12日11R 第33回 小倉2歳ステークス(GIII)
《レース結果》
1 2 3 ホウライアキコ 牝2 54.0 和田竜二 1:08.8   35.5 444 -2 南井克巳 2
2 7 12 ベルカント 牝2 54.0 武豊 1:09.0 1 1/4 35.9 468 +2 角田晃一 1
3 1 1 ラブリープラネット 牡2 54.0 福永祐一 1:09.0 クビ 35.4 468 +2 五十嵐忠男 3
4 2 2 ダンツブロード 牡2 54.0 藤懸貴志 1:09.1 1/2 35.0 428 +6 山内研二 13
5 3 4 マル外エイシンキサナドゥ 牡2 54.0 松山弘平 1:09.4 1 3/4 35.8 530 0 野中賢二 5

《レース内容》
ホウライアキコが1着で今年の2歳重賞はこれで全て牝馬の勝利
デビュー戦よりちょうど1秒遅かったのはやはり馬場の影響です。
それにしても小倉はかなりの雨量だったのに、
極度に馬場が悪くならないから不思議です。
勝ち馬はデビュー戦は逃げ切りでしたが、追ってからがしっかりしていました。
2着ベルカントが押し切りそうなところをスルスル伸びる味のある競馬。
スピードの違い、完成馬の勝利だけど、内容は立派でした。
ヨハネスブルグ産駒の活躍が目立ちますね。
もちろん典型的な短距離早熟型で来年どうかとなると疑問ですが、
勝ち馬の武器は母の父がサンデーサイレンスという事、
桜花賞トライアルくらいまでは怖い気もします。
何よりデビュー1戦で1分8秒を切ったのはこの馬だけ。
もっともベルカントもあと2〜3戦したら勝ち馬を抜くんじゃないかと思わせるスケールがある。
返し馬ができないくらい幼くて、まだ競馬のスタイルができていませんが、
それでいてこの内容ですから。3着のラブリープラネットは馬場の悪いところを
突きながらも一旦は2番手、指し返されたけど強い競馬。
中京のデビュー戦も味があった。
この馬もいかにもマイル以下ってタイプ。それにしても先週、今週と
外を回った馬は見せ場まではありますが、結局はインを突いた馬優勢の決着。
道悪だとどうしても外がいいと思ってしまうのですが・・・
8秒台の決着で、そんなに悪い馬場ではなかったです。
ただエイシンキサナドゥ5着、マイネヴァリエンテといった他の人気どころは
馬場が堪えたような負け方。いずれにしても小倉2歳Sは勝ち馬としては
抜けてるってくらいでないと将来的な評価はできません。
マイネルエテルネルやダッシャーゴーゴーなど、距離が短い路線は別ですが・・・
勝ち馬もそういうタイプかも知れませんね。



2012年9月2日(日) 2回小倉12日11R 第32回 小倉2歳ステークス(GIII)
《レース結果》
1 5 マイネルエテルネル 牡2 54.0 和田竜二 1:07.9   34.8 464 +4 西園正都 2
2 6 クラウンレガーロ 牡2 54.0 酒井学 1:07.9 ハナ 34.5 440 -4 日吉正和 6
3 10 ラヴァーズポイント 牝2 54.0 小坂忠士 1:08.2 2 34.9 482 -2 境直行 7
4 9 エーシンセノーテ 牝2 54.0 佐藤哲三 1:08.4 1 1/4 35.5 418 +2 坂口正則 1
5 15 スイートドーナッツ 牡2 54.0 幸英明 1:08.4 クビ 34.8 452 +2 鈴木孝志 15

《レース回顧》
キャリアの浅い馬同士が走る2歳重賞はやってみないとわからない面が大きい。
3着以下を2馬身ほど突き放した今回の上位2頭も初戦の時計を
0秒9、1秒6と大幅に詰めてきた。

勝ったマイネルエテルテルは素質馬としてデビュー前から評判を集めていました。
今回は決して楽ではない競馬を克服しての勝利。
高いレースセンスを披露したように、2歳戦線でこれからも活躍を見込んでも良い。
ただし例年、早熟馬が多いのが小倉2歳Sの特徴。
本当の素質馬か今後見極めていく必要がある。

距離の克服もこれからのカギになりそうです。
1次登録を済ませているという英国ダービーというタイプではないでしょう。

2着のクラウンレガーロは新馬勝ち時計が平凡な1分09秒5、
ただし最後は流すぐらいの余力があったので、
大幅に時計を短縮できる余地があった。

初戦はいい調教代わりというところでしょう。
連闘でも反動はなく2戦目でスピードが引き出されました。

1番人気のエーシンセレーテは4着止まり。
1分08秒4は前走と同タイムだから、時計的にはここらが限界なのかな。
この馬は見た目にも典型的な短距離タイプですが、
今日の展開で2番手は厳しかったかもしれません。

それより初芝ながら前半3ハロンを32秒7で飛ばしたメイショウユウダチの
スピ−ドは覚えておいてよいでしょう。

穴人気になったマイネルヴァイザーは最後ばったり止まってシンガリ負けだ。
今回が5戦目と少し使い過ぎの点は気になったが・・・
自身の前半3ハロン通過が33秒0で、小柄な牝馬には厳しい展開でした。
何よりステイゴールド産駒にスプリント重賞はそもそも不向きだった。
2011年9月4日(日) 4回小倉12日     11R 第31回 小倉2歳ステークス(GIII)
《レース結果》
1 10 エピセアローム 牝2 54.0 浜中俊 1:08.8   35.0 462 +4 石坂正 2
2 11 マコトリヴァーサル 牡2 54.0 武豊 1:09.0 1 1/2 34.8 490 0 須貝尚介 1
3 13 ハギノコメント 牡2 54.0 小牧太 1:09.2 1 1/4 34.6 470 -4 松永幹夫 12
4 12 ヴェアデイロス 牡2 54.0 酒井学 1:09.3 3/4 35.3 422 +6 佐々木晶三 8
5 5 ゴーイングパワー 牡2 54.0 和田竜二 1:09.7 2 1/2 36.2 480 +8 岩元市三 4



《レース回顧》
牝馬のエピセアロームが強い勝ちっぷりを見せました。
本当は新潟2歳Sを使いたかったというのだから
1200mにどう対応するかがポイントだったんだけど
スタートが決って加速力も抜けていた。
4コーナーでは勢い余って外へ膨れる場面がありながら
先行馬を全て自分で潰して抜け出したのだから完勝という内容です。
大体、先細りになる例年の小倉2歳Sの勝ち馬とは違います。
距離もマイルまでなら大丈夫ですから今後も楽しみです。

2着には1番人気マコトリヴァーサルが追い込みました。
スタート自体は良かったのですが、後方に控える競馬
道中気を抜くようなシーンもあって、結果的に惜しいレースになりました。
最後は良く伸びましたが逃げ切った新馬戦とは一転
2戦目で差す競馬ができたのだからセンスは良い
収穫はあったと思います。

上位2頭はこの先も注目したい好素材だが、3着ハギノコメントが健闘
比較的馬場の良い外目を走れたことが大きい。
力の要る馬場でしたから内を通った馬は苦戦しました。
先行してバテたゴーイングパワーやアイラブリリあたりは
馬場に泣かされたクチですね。


2010年9月5日(日) 2回小倉8日     11R 第31回 小倉2歳ステークス(GIII)
《レース結果》
1 10 エピセアローム 牝2 54.0 浜中俊 1:08.8   35.0 462 +4 石坂正 2
2 11 マコトリヴァーサル 牡2 54.0 武豊 1:09.0 1 1/2 34.8 490 0 須貝尚介 1
3 13 ハギノコメント 牡2 54.0 小牧太 1:09.2 1 1/4 34.6 470 -4 松永幹夫 12
4 12 ヴェアデイロス 牡2 54.0 酒井学 1:09.3 3/4 35.3 422 +6 佐々木晶三 8
5 5 ゴーイングパワー 牡2 54.0 和田竜二 1:09.7 2 1/2 36.2 480 +8 岩元市三 4



《レース内容》
小倉2歳S(GIII)で、好ダッシュからハナを切ったのはシゲルキョクチョウ。デビュー戦、
2戦目のフェニックス賞、ともにこの日と同じ小倉・芝1200mを逃げ切っている馬だ。
狙うは快速を活かしての3連勝。直線に入ってもシゲルキョクチョウは粘りを発揮し、
ドレッドノートやバラードソングら好位勢を突き放して内ラチ沿いにゴールへと突き進む。
目論見は、間もなく果たされそうに思えた。

ここで外から猛然と伸びてきたのがブラウンワイルドだ。
ここまで、やはり小倉・芝1200mを2戦。デビュー戦で2歳コースレコードを叩き出し、
フェニックス賞が2着という戦績だ。
そのフェニックス賞では好位からシゲルキョクチョウに迫ろうとするも
2馬身半差及ばなかったのだが、今回は道中での位置取りをグっと下げ、
直線スパートに賭ける走りを披露した。これが奏功、
同じく中団から差したスギノエンデバーを引き連れるようにして鋭い末脚を繰り出すと、
最後はハナ差、ギリギリでシゲルキョクチョウを捉えて、
前走の結果を逆転してみせたのだった。