データーチェック | |||
前走1800m組が中心 | |||
サンデー系、1番人気を裏切る例は多いが馬券になりやすい | |||
ダートのリーディングでも上位にくるような種牡馬 | |||
マンハッタンカフェやネオユニヴァースなどパワーを備えたサンデー系 | |||
前走は札幌で上がり3位以内の馬 |
2020年9月5日(土曜) 2回札幌7日 第55回 札幌2歳ステークス | |
《レース結果》 1 枠8桃 13 ソダシ 牝2 54.0 吉田 隼人 1:48.2 2 枠5黄 8 ユーバーレーベン 牝2 54.0 戸崎 圭太 1:48.2 クビ 3 枠4青 6 バスラットレオン 牡2 54.0 坂井 瑠星 1:48.5 1 3/4 4 枠8桃 14 アオイゴールド 牝2 54.0 団野 大成 1:48.6 1/2 5 枠2黒 2 ヴェローチェオロ 牡2 54.0 大野 拓弥 1:48.7 クビ 《レース内容》 吉田隼騎乗で2番人気のソダシが好位追走から直線で力強く抜け出して快勝。 白毛馬としては史上初となるJRA芝重賞制覇を成し遂げた。 勝ちタイムの1分48秒2は2歳コースレコード。2着は5番人気 ユーバーレーベン。1番人気バスラットレオンは3着だった。 汚れなきニューヒロインの誕生だ。澄みわたる青空のもとで行われた札幌2歳S。 直線入り口でで先頭に立った白毛馬ソダシが1分48秒2のレコードタイムで 押し切り、新馬戦から無傷の2連勝で白毛馬初の芝重賞制覇を達成した。 「(勝てて)ほっとしています。4コーナーで2着馬(ユーバーレーベン)に 来られて早めに動く形になったけど、よくしのいでくれた」 涼しい顔でカメラの放列を浴びる“白い恋人”に目をやりながら、 吉田隼騎手がその走りをたたえた。 函館記念(15番人気アドマイヤジャスタ)、クイーンS(11番人気レッドアネモス)と 伏兵であっと言わせた今夏の北海道開催。最終ミッションはソダシとのタイトル獲得とばかり、 普段の調教からコミュニケーションを深めてきた。最高の結果に、 「2戦目で思ったよりハミ掛かりが良かったし、口向きもこれから課題になりそうだけど、 連勝する力がある馬。順調にいってほしい」と爽やかにほほ笑んだ。 「強かった。やばい。これ人気出ちゃうわ」。絶好の仕上げで快挙につなげた須貝調教師も 満面の笑み。「今後のことはオーナー(金子真人HD)と相談してじっくり考えたい。 もう賞金の心配はないし、ダート血統で選択肢はいろいろあるからね。 アイドルホースになりつつあるんで、大事にいきましょう」と先々に思いをはせた。 紅葉を迎える北の地を白く染めた才色兼備のシンデレラ。その可能性は無限大だ。 |
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2019年8月31日(土曜) 2回札幌5日第54回 札幌2歳ステークスGV | |
《レース結果》 1 枠5黄 6 ブラックホール 牡2 54.0 石川 裕紀人 1:50.4 2 枠8桃 11 サトノゴールド 牡2 54.0 武 豊 1:50.6 1 1/4 3 枠1白 1 マルガイダーリントンホール 牡2 54.0 池添 謙一 4 枠5黄 5 レザネフォール 牡2 54.0 三浦 皇成 1:50.9 ハナ 5 枠4青 4 カクチヨハネスボーイ 牡2 54.0 石川 倭 1:50.9 アタマ 《レース内容》 石川騎乗で5番人気のブラックホールが力強く差し切って快勝。重賞初勝利を飾った。 2着にサトノゴールドが入り、新種牡馬ゴールドシップ産駒が重賞初出走で ワンツーの快挙。1番人気ゴルコンダは6着に終わった。 馬名の通り、一気に他馬をのみ込んだ。5番人気のブラックホールが、 直線外から豪快に差し切って重賞初制覇。 新種牡馬の父ゴールドシップにも初タイトルを送った。 「前走はレース前に落鉄して、ぎこちない走りでも勝ってくれたように、 重賞でもやれると思っていました。小柄だけど、 バネがあり、一生懸命に走ってくれます」素質を信じた石川騎手のもと、 後方3番手を進んだ。3〜4コーナーで先団を射程に入れると、 直線残り200メートル過ぎに先頭に立ち 同じ父を持つサトノゴールドを1馬身1/4差振り切った。 検量室前では「ユキトー、おめでとう」というファンの声援に応え、左手でガッツポーズ。 「北海道ではなかなか勝てていなかったけど、最後に目立つことができました」。 今年のスプリングS(エメラルファイト)に続く自厩舎での重賞2勝目を喜んだ。 師匠の相沢調教師は、「イライラして見ていたよ。全然うまく乗っていない。 それでも勝つのだから、馬に力がある」と弟子に辛口ながらも、頬が緩む。 「難しいところがないし、体も小さい。ゴールドシップというよりは ステイゴールドらしさが出ているのかも。もう少し体が増えてほしいね」と今後の成長を期待した。 今後はホープフルS(12月28日、中山、GI、芝2000メートル)を視野に入れつつ、 来年に備える可能性もある。父は2011年の当レース2着ながら翌年に皐月賞、 菊花賞の2冠を制し、通算GI6勝。“父超え”を果たしたブラックホールも、 大きな飛躍が待っていそうだ。 |
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2019年8月25日(日曜) 2回新潟10日 第39回 新潟2歳ステークスGV | |
《レース結果》 1 枠3赤 6 ウーマンズハート 牝2 54.0 藤岡 康太 1:35.0 2 枠7橙 13 ペールエール 牡2 54.0 M.デムーロ 1:35.1 1/2 3 枠4青 7 ビッククインバイオ 牝2 54.0 大野 拓弥 1:35.4 1 4 枠1白 2 クリアサウンド 牝2 54.0 松山 弘平 1:35.6 1 1/4 5 枠1白 1 エレナアヴァンティ 牝2 54.0 内田 博幸 1:36.2 3 《レース内容》 1番人気のウーマンズハートがメンバー最速の上がり3ハロン32秒8で差し切り、 無傷の連勝で重賞初制覇。今後は阪神JFが大目標となる。 なお、ハーツクライは史上10頭目の産駒JRA全10場重賞制覇となった。 女傑を思い起こさせる極上の切れ味だ。道中8番手を進んだ 1番人気のウーマンズハートが真価を発揮。直線で内に切れ込む若さをのぞかせつつ、 ラスト3ハロン32秒8の末脚で抜け出した。 「この馬、やばいわ」。引き揚げてきた検量室前で、藤岡康騎手が興奮気味に語った。 デビュー2戦目で舞い込んだ騎乗機会。 冷静なリードで2週前のエルムS(モズアトラクション)に続く 重賞Vに導き「いかにスムーズに外に出せるかだと思っていた。 4コーナーの手応えの割にフラフラしてしまったけど、 それでしっかり差し切るのだから能力、ポテンシャルは間違いない」と将来性に太鼓判を押した。 衝撃の上がり3ハロン32秒0で差し切った新馬戦から、2戦続けて32秒台をマーク。 追われるだけ伸びるその末脚は6年前、ラスト3ハロン32秒5の切れ味で 圧巻のしんがりごぼう抜きを演じた、のちの桜花賞馬ハープスターと重なる部分もある。 「本当に切れる。種馬がハーツクライだというのもあるのだろうね」と 西浦調教師も感嘆の声をあげた。 これまでテイエムオーシャン(2001年桜花賞などGI3勝)、 カワカミプリンセス(06年オークスなどGI2勝)と名牝を管理してきた師の元へ、 久々に舞い込んだ才媛。再来年の春に定年を迎えるだけに、 ともに歩む1年半は蓄積したノウハウを発揮する時間となる。 「放牧に出して阪神JF(12月8日、阪神、GI、芝1600メートル)を目標にやっていきたい」 『女ごころ』というチャーミングな命名と裏腹な、男勝りの破壊力。 越後に現れた夏の2歳女王が、令和の桜花賞戦線を引っ張る。 |
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2017年9月2日(土) 2回札幌5日11R 第52回 札幌2歳ステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 7 11 ロックディスタウン 牝2 54.0 C.ルメール 1:51.4 36.1 490 0 二ノ宮敬宇 1 2 8 14 ファストアプローチ 牡2 54.0 蛯名正義 1:51.4 クビ 36.4 538 +6 藤沢和雄 4 3 5 7 シカク地ダブルシャープ 牡2 54.0 石川倭 1:51.4 アタマ 35.3 470 0 米川昇 7 4 1 1 シスターフラッグ 牝2 54.0 岩田康誠 1:51.7 1 3/4 36.3 496 0 西村真幸 5 5 4 6 コスモインザハート 牡2 54.0 柴田大知 1:51.7 ハナ 36.5 478 +8 西園正都 8 《レース内容》] C.ルメール騎手騎乗の1番人気・ロックディスタウン(牝2、美浦・二ノ宮厩舎)が優勝。 中団から4コーナーで先頭に並びかけ、直線でも鋭く伸びた。 勝ちタイムは1:51.4(良)。C.ルメール騎手はJRA重賞50勝目。 クビ差の2着には早め先頭から粘った4番人気・ファストアプローチ(牡2、美浦・藤沢和厩舎)、 3着にはアタマ差でホッカイドウ競馬の7番人気・ダブルシャープ(牡2、招待・米川厩舎)が追い込んだ。 勝ったロックディスタウンは、半姉のタガノエリザベート(2009年ファンタジーS)と キャットコイン(2015年クイーンC)に続き、3姉妹での重賞勝利となった。 現2歳世代が初年度産駒となる父オルフェーヴルは新種牡馬の重賞制覇一番乗りで、 新種牡馬の2歳重賞制覇は、2015年の東スポ杯2歳S(G3)を勝った ダノンシャンティ産駒のスマートオーディン以来。 馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は白老町の (有)社台コーポレーション白老ファーム。馬名の意味由来は「曲名」。 良いスタートを切れましたが、少し後ろのポジションが欲しいと思っていました。 道中は2着馬の後ろのちょうど良いポジションでリラックスして走れていましたし、 直線に向いてからもよく伸びてくれました。まだキャリア2戦でこれから 経験を積んでいけますし、2歳で長距離輸送を経験して大変でしたが、 2連勝で重賞を勝てて良かったです。 父のオルフェーヴルのような強い馬になってもらいたいです。 |
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2016年9月3日(土) 2回札幌5日11R 第51回 札幌2歳ステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 4 5 シカク地トラスト 牡2 54.0 柴田大知 1:49.9 36.0 456 0 河津裕昭 5 2 8 13 ブラックオニキス 牝2 54.0 城戸義政 1:50.3 2 1/2 35.9 408 0 加藤和宏 10 3 8 12 アドマイヤウイナー 牡2 54.0 岩田康誠 1:50.3 クビ 35.7 496 -8 須貝尚介 7 4 7 11 エトルディーニュ 牡2 54.0 原田和真 1:50.4 3/4 36.1 476 0 小桧山悟 9 5 5 6 フラワープレミア 牡2 54.0 江田照男 1:50.6 1 36.0 450 -6 池上昌弘 11 《レース内容》 柴田大知騎手騎乗の5番人気・トラスト(牡2、川崎・河津裕厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:49.9(良)。 2着には2馬身半差で10番人気・ブラックオニキス(牝2、美浦・加藤和厩舎)、 3着にはクビ差で7番人気・アドマイヤウイナー(牡2、栗東・須貝尚厩舎)が続いて入線した。 1番人気に支持されたタガノアシュラ(牡2、栗東・五十嵐厩舎)は8着に敗れた。 好スタートを切ったのはトラストで、そのまま押してハナを切る。 アンノートル、ジャコマルが直後を追走。アドマイヤウイナーが中団に控え、 コリエドールがその1馬身後ろ。1番人気のタガノアシュラはさらにその後ろのポジションで、 人気の一角インヴィクタも後ろから3頭目と人気上位勢は後方から競馬を進める形。 先頭のトラストは軽快な逃げをうち、1馬身半ほどのリードを保って直線へ。 逃げるトラストが後続を引き離し、リードが2馬身、3馬身と広がる。 中団後方で構えていた各馬に伸びがない。外からアドマイヤウイナー、 間を通ってブラックオニキスがジワジワ追い込んでくる。しかし、トラストは止まらない。 追いすがる各馬を尻目にそのまま2馬身半の差を付けて逃げ切り、 鞍上・柴田大知騎手からはガッツポーズが飛び出した。 勝ったトラストは中央初挑戦となった前走のクローバー賞では2着と敗れていたが、 今回はレース序盤からハナに立つ積極策で見事に重賞タイトルを手中に収めた。 札幌2歳Sで地方所属馬が勝利したのは03年モエレエスポワール以来13年ぶり3頭目。 オーナーの岡田繁幸氏の悲願とも云える地方所属馬のクラシック制覇に近づく大きな勝利となった。 |
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2015年9月5日(土) 2回札幌5日11R 第50回 札幌2歳ステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 7 11 アドマイヤエイカン 牡2 54.0 岩田康誠 1:50.8 35.9 492 -4 須貝尚介 2 2 6 10 プロフェット 牡2 54.0 C.ルメール 1:50.8 ハナ 36.2 456 +6 池江泰寿 1 3 3 4 クロコスミア 牝2 54.0 勝浦正樹 1:51.0 1 1/4 36.2 406 0 西浦勝一 8 4 4 5 ラヴアンドポップ 牡2 54.0 池添謙一 1:51.1 1/2 36.0 462 0 安田隆行 5 5 3 3 アラバスター 牡2 54.0 菱田裕二 1:51.5 2 1/2 36.3 474 -2 松田博資 3 《レース内容》 結果的には人気上位2頭のマッチレース。 この2頭は将来性も保証できる。 アドマイヤエイカンは馬体がしっかりしているし、 初戦の末脚の確かさ上がり35秒1を今回も生かして目標にした馬に競り勝った。 プロフェットも自分で勝ちに行っての惜敗。操縦性、センスの良さは目を引くものだった。 アドマイヤエイカンの場合は気が十分に入った調整を行い、 現時点の完成度を最大限に生かせた印象が強いです。 このレースは年によってレベルの高低がハッキリする傾向があるんですが、 プロフェットもいい馬なんですが、やっぱりハービンジャー産駒らしい 競っての弱さがある印象。それと3、4着のコスモス賞組と わずか0秒2〜3差だったんですよ。正直、その程度…。 個人的には上位2頭の今後の走りには大いに注目している。 他に気になる敗戦馬は完全に流れに乗り損なってた 6着のスパーキングジョイくらいでした。 |
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2014年9月6日(土) 2回札幌5日11R 第49回 札幌2歳ステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 2 2 ブライトエンブレム 牡2 54.0 田辺裕信 1:50.0 35.8 474 +10 小島茂之 5 2 7 11 マイネルシュバリエ 牡2 54.0 柴田大知 1:50.2 1 1/4 36.6 458 -4 和田正道 11 3 8 13 レッツゴードンキ 牝2 54.0 吉田隼人 1:50.2 クビ 36.4 454 +4 梅田智之 7 4 3 4 ミュゼエイリアン 牡2 54.0 藤岡康太 1:50.2 アタマ 36.0 472 +2 黒岩陽一 8 5 1 1 フォワードカフェ 牡2 54.0 蛯名正義 1:50.3 3/4 36.4 508 +2 小島太 2 《レース内容》ブライトエンブレムが大外を回って差し切り勝ち。 大物感のある勝ちっぷりで来春のクラシックに名乗りを上げた。 道中は最後方でしたから本当に長くいい脚を使いました。 最後は1馬身以上突き抜けたわけですから立派な内容です。 新馬勝ちの後、ひと息入れて馬体が10キロ増えていた点も好感が持てます。 そのデビュー戦も直線でとんでもない脚を使っている。 母ブラックエンブレムは秋華賞の勝ち馬。 楽しみな良血馬が出てきました。ただ、その一方で人気上位馬は総崩れ。 勝ちタイムの1分50秒0は水準級だが、全体のレベルはどうでしょう。 特に乱ペースや厳しい展開ではなかったことを考えると、ちょっと不可解です。 まあ、ほとんどの馬がキャリア1.2戦ですから仕方ない面もあるでしょう。 1番人気のミッキーユニバースはまだ体が緩いしカリカリしていた。 今回は素質だけでは通用しなかったということだろう。 スワートジョージはフラフラしてまだ若いです。 それにハービンジャー産駒は馬群がばらけての力勝負になると強いですが、 伸び伸び走れないような混戦向きではないと思います。 フォワードカフェは結果的に1番枠がアダになった。 最後まで押圧されるような感じで力を出し切れなかった。 対照的に2着のマイネルシュバリエは立ち回りが上手。 姉のマイネルグレヴィルが昨年のこのレースで2着だったが弟もレースセンスが良かった。 終わってみれば北海道デビュー組で5着以内に入ったのはレッツゴードンキだけ。 一方で福島デビュー組はACD着に好走しています。 さらに、1週間前の新潟2歳SでもBC着が福島組。 今夏の福島で勝ち上がった馬は今後も要注意です。 |
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2013年8月31日(土) 4回函館5日11R 第48回 札幌2歳ステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 1 1 レッドリヴェール 牝2 54.0 岩田康誠 1:59.7 41.3 426 +2 須貝尚介 2 2 4 6 マイネグレヴィル 牝2 54.0 柴田大知 1:59.7 クビ 42.0 458 0 和田正道 4 3 3 4 ハイアーレート 牡2 54.0 吉田豊 2:00.9 7 42.9 484 -4 大久保洋吉 6 4 2 2 ピオネロ 牡2 54.0 蛯名正義 2:02.0 7 43.9 478 +14 松永幹夫 7 5 6 10 マイネルフロスト 牡2 54.0 三浦皇成 2:03.1 7 45.0 474 -4 高木登 1 《レース内容》 レースは雨が降って泥んこの不良馬場で行われ、 バラバラとしたスタートからハナに立ったのはマイネグレヴィル。 1000m通過1.04.0が遅いのか速いのかもわからないほどの馬場でしたが、 上がり3F42.0、4F55.7とバタバタになった事を考えると、前半は少し速かったか。 それでも最後は4コーナーで5頭に絞られ、 逃げ粘るマイネグレヴィルを後方から脚を伸ばした レッドリヴェールが交わし切って勝利。 3コーナーからマクリ気味に動いた ピオネロ、マイネルフロストは直線でバタバタになって4・5着。 逆に内でジッと好位を追走していたハイアーレートが3着に。 勝ったレッドリヴェールも後方の内で脚を溜め、 4コーナーで一気に先団に取り付くと、 4コーナー出口で馬群を割って直線も良く伸びました。 道悪得意のステイゴールド産駒で勝ちっぷりも強かったのですけど、 これだけ激しい消耗戦になって疲れが心配です。 スタミナもありそうな血統ですし、無理使いせずオークスを目指して欲しいところ。 2着に粘ったマイネグレヴィルはブライアンズタイム産駒ですし、 厳しいレースだったとは言え使い減りするような事はないかな。 ただ、軽い馬場になるとどうかですが。 3着ハイアーレートも道悪走りそうな血統ですが、480kgある割には線が細い感じがしますし、 疲れを取るのも兼ねて成長を待った方がいいかも。 1番人気のマイネルフロストは道中から滑りまくっていましたね。 明らかに馬場に苦労している感じでした。 他の馬も途中で無理させない感じでしたし、 下位に敗れた馬でもこのレースの着順は無視してもいいかもしれません。 |
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2012年9月1日(土) 2回札幌5日11R 第47回 札幌2歳ステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 3 コディーノ 牡2 54.0 横山典弘 1:48.5 34.6 474 +4 藤沢和雄 3 2 11 ラウンドワールド 牡2 54.0 岩田康誠 1:48.8 1 3/4 34.3 428 +4 松田博資 1 3 5 エデンロック 牡2 54.0 三浦皇成 1:49.2 2 1/2 34.8 456 -8 小島茂之 9 4 2 ロゴタイプ 牡2 54.0 村田一誠 1:49.2 クビ 35.6 468 +8 田中剛 8 5 8 コスモシルバード 牡2 54.0 木幡初広 1:49.2 ハナ 34.9 480 -6 高橋祥泰 7 《レース回顧》 レコードにコンマ1秒差の快勝劇、初戦の印象通りにコディーノが器の大きさを示した。 この時期から暮れにかけての2歳重賞は、過去との比較が指標になります。 例年よりも1ヶ月施行が早い馬場ですから多少の割引は必要ですが、 それでもA評価をつけられます。 過去の勝ち馬と比べても遜色ありません。このレースの1番時計は ロジユニヴァースの1分49秒1で2位がジャングルポケットの1分49秒6なんです。 つまり、ダービー馬となった2頭を上回った。 この時期の1800mを速い時計で乗り切れるのは能力の証明だし、 馬体も実にしっかりしている。出世する可能性が相当に高い。 この時計でラスト1ハロン11秒3をマークしているのも優秀、 スケール、能力ともにG1級だ。唯一の心配は、母系の燃える気性が 今度、どう出てくるかだけだろう。 負けましたけど、ラウンドワールドも評価を下げなくていいでしょう。 1戦ごとに馬体が減ってる点が心配でしたが、小さく細く見せない体付き。 完成度もかなり高い感じがします。 ただこの時期に荒削りな競馬をしたことが今後どう影響するのか心配です。 見せ場なく沈んだトーセンパワフルはパドックでも実戦でも変に堅苦しい印象を受けた。 この1戦だけでは見限れません。納得いかない内容だけどローテーションなど 見直す余地はある、初戦内容、馬っぷりは本当に素晴らしいので今後も目が離せない。 他ではエデンロック、大事に大事に育ててきたから面白い存在になりそうです。 |
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2011年10月1日(土) 2回札幌7日 11R 第46回 札幌2歳ステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 11 グランデッツァ 牡2 55.0 秋山真一郎 1:50.8 36.4 492 0 平田修 1 2 6 ゴールドシップ 牡2 55.0 安藤勝己 1:50.9 1/2 35.6 500 +4 須貝尚介 2 3 7 マイネルロブスト 牡2 55.0 松岡正海 1:50.9 クビ 35.9 486 0 高橋裕 5 4 8 ベストディール 牡2 55.0 横山典弘 1:51.2 2 36.5 458 +4 国枝栄 3 5 5 ヒーラ 牝2 54.0 四位洋文 1:51.5 2 37.0 422 +10 森秀行 7 《レース回顧》 レベルの高いメンバー中でグランデッツァは見事な勝ちっぷり 着差こそ半馬身差でも、内容は4角先頭で押し切る横綱相撲 改めてスケールの大きさを感じさせた。 例年だと1分50秒を切れば来春につながる感じですが、 この日は稍重で馬場差も1秒程度は楽にあった。 このレースをステップにトップホースになっていった馬達と同レベルだ。 マルセリーナの弟、流れる血も一流だけど それ以上に馬っぷりもあって、あか抜けている。 この馬場でバランスを崩すシーンがあって勝つのだから 来年のクラシックが意識できる器です。 アグネスタキオン産駒はディープスカイなどの大物が出ていますが もっと上に行きそうな気がします。 2着ゴールシップ、この馬の強さも目を引きました。 この流れの出遅れも道中で挽回できると思いましたが 鞍上は焦らず直線勝負を選択、 馬場の良い外めを通っていたらもっと際どかった。 この2頭はクラシック級と言えそうです。 ジャングルポケットやロジユニヴァースなどがこのレースから出て 全体レベルが高くなってきた印象を受けます。 |
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2010年10月2日(土) 2回札幌7日 11R 第45回札幌2歳ステークス(GIII) |
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《レース結果》 1 13 オールアズワン 牡2 55.0 安藤勝己 1:49.8 35.8 468 +4 領家政蔵 3 2 11 アヴェンチュラ 牝2 54.0 池添謙一 1:49.9 3/4 35.7 474 +2 角居勝彦 2 3 2 アドマイヤセプター 牝2 54.0 四位洋文 1:50.2 1 3/4 36.0 440 -8 橋田満 1 4 6 ルルーシュ 牡2 55.0 北村宏司 1:50.2 クビ 36.5 498 +4 藤沢和雄 4 5 4 ギリギリヒーロー 牡2 55.0 武幸四郎 1:50.3 3/4 36.6 418 +2 荒川義之 6 《レース内容》 札幌2歳S(GIII)では、アドマイヤセプターが1番人気、アヴェンチュラが2番人気に推された。 前者はアドマイヤグルーヴの娘でデビュー戦は7馬身差の圧勝、 後者はトールポピーの全妹でメイクデビュー阪神を3馬身半差で突破、 いずれも高素質を見せつけた良血牝馬である。 だが、牡馬の意地か、この2頭を封じ込めて3番人気のオールアズワンが勝利、 札幌2歳王者の称号を手にすることとなった。 5〜6番手の外を手応えよく追走したオールアズワンは、 最終コーナーでも大外を通って馬なりのまま進出、先頭に並びかけながら直線へと向かう。 そこから力強いラストスパートで一気に抜け出すと、 懸命に追撃するアヴェンチュラを3/4馬身振り切り、 さらにその1馬身3/4後方にアドマイヤセプターを置いて1着ゴールを果たした。 デビュー戦は2着に甘んじたものの、2戦目に3馬身半差で初勝利を挙げ、 そしてこのレースでは早めに抜け出す堂々の競馬で重賞初制覇。 良血素質馬を打ち破ったことも自信となるはずで、 2歳戦線の主役候補に躍り出た勝利といえそうだ。 |