データーチェック | |||
基本的に上位人気が強い | |||
穴なら前走条件戦の血統馬を3着に狙う | |||
前走、大敗からの巻き返しはない |
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勝ちきれない1番人気馬 | |||
軸は札幌2歳Sが最適 |
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ネオユニヴァース産駒 |
2020年11月28日(土曜) 5回阪神8日第7回ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスGV | |
《レース結果》 1 枠7橙 8 ワンダフルタウン 牡2 55.0 和田 竜二 2:01.6 2 枠8桃 9 ラーゴム 牡2 55.0 武 豊 2:01.7 3/4 3 枠6緑 6 マカオンドール 牡2 55.0 岩田 康誠 2:01.8 3/4 4 枠5黄 5 グロリアムンディ 牡2 55.0 福永 祐一 2:02.0 1 5 枠7橙 7 ダノンドリーマー 牡2 55.0 岩田 望来 2:02.0 ハナ 《レース内容》3番人気のワンダフルタウンが差し切って重賞初制覇を飾った。 2着は2番人気のラーゴム。1番人気のグロリアムンディは4着だった。 持続力ある末脚だ。3番人気のワンダフルタウンが、鮮やかに差し切って重賞初制覇を決めた。 「思ったより展開も向いて、きっちり力を出し切ってくれました 前走を意識して早めに踏んでいって、最後まで長く脚を使ってくれました」 持ち味を最大限に引き出した和田竜騎手が、笑みを浮かべながら振り返る。序盤は後方で運び、 3コーナーあたりから外めを通って進出。直線では馬場の大外から力強く脚を伸ばし、 ゴール寸前でラーゴム(2着)を3/4馬身かわした。 デビュー前の育成段階から評価は高かった。6月の阪神新馬戦ではのちに 東スポ杯2歳Sを勝つダノンザキッドに敗れたが、2戦目に 新潟芝千八の2歳コースレコードをマークして初勝利。4戦目でタイトルをつかんだ。 「ルーラーシップ産駒にしてはおとなしくて扱いやすいし、丈夫。2歳馬にしては全てが優秀」と 高橋忠調教師は総合力の高さを強調する。次走にはホープフルSも視野に入ってきそうだが、 「使うかどうかは1週間くらい馬の様子を慎重に見ていきたい」とトレーナー。 一方、デビュー戦から手綱を取っている鞍上は「先々が楽しみ。長くいい脚を使えて、 決め手もしっかりしているし、頼りになる相棒」と今後に向けて期待を膨らませた。 これでデビューから4戦全て、上がり3ハロンの時計はメンバー最速(タイ記録も含む)。 いずれ迎える大舞台でも、この末脚が大きな武器となるに違いない。 |
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2019年11月23日(土曜) 5回京都7日 第6回 ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスGV | |
《レース結果》 1 枠8桃 8 マイラプソディ 牡2 55.0 武 豊 2:01.5 2 枠6緑 6 ミヤマザクラ 牝2 54.0 O.マーフィー 2:01.8 2 3 枠4青 4 ロールオブサンダー 牡2 55.0 松山 弘平 2:02.3 3 4 枠1白 1 トウカイデュエル 牡2 55.0 秋山 真一郎 2:02.7 2 1/2 5 枠3赤 3 ジャストナウ 牡2 55.0 菱田 裕二 2:03.4 4 《レース内容》 武豊騎乗で1番人気のマイラプソディが差し切り勝ち。無傷のV3で重賞初勝利を飾った。 次走は未定。この日、自身4年ぶりのJRA年間100勝を達成した武豊騎手は、 自身が命名した馬で今年6度目の重賞勝ちとなった。2馬身差の2着は2番人気のミヤマザクラ。 群雄割拠の2歳世代にまた1頭、大物が現れた。マイラプソディが、 2馬身差で鮮やかに差し切って無傷のV3。武豊騎手が笑みを浮かべる。 「着差はなかったですが、今後につながる走りができました。まだまだ伸びそうですね。 精神面も幼いし、馬体ももっと良くなると思います」 道中は後方で脚をため、3コーナー手前から進出。4コーナー3番手で直線に向くと、先に抜け出した ミヤマザクラをきっちりととらえた。上がり3ハロンは、2位に0秒6差をつけて 最速の35秒9。文句なしの内容で、クラシック候補に名乗りを上げた。 今年重賞6勝目となった名手にとっても、思い入れの深い一頭だ。マイラプソディは、 オーナーサイドに依頼を受けて自ら名付けた経緯がある。さらにこの日は、8Rをスマートアルタイルで制し、 2015年以来4年ぶり22度目のJRA年間100勝を達成。50代での達成は増沢末夫、 岡部幸雄ともに引退に続いて史上3人目の快挙だが、「これで満足というわけではないですし、 自分なりにベストを尽くして、もっともっと頑張らなくてはと思っています」と貪欲だ。 米ダートGI勝ち馬の母に、父ハーツクライという良血馬。新馬戦こそ2着と3/4馬身差だったが、 その後は5馬身差、2馬身差の圧勝で非凡な素質を示している。5頭出しのジャパンCに向けて 弾みをつけた友道調教師も「京都の小回りが心配だったけど、 エンジンがかかってからはしっかりと脚を使ってくれたね」と目を細めた。 次走は未定だが「東京とか、広いコースの方が合うだろうね」とトレーナーは早くも 来年のクラシックも意識する。無傷の進撃が果たしてどこまで続くのか。 50歳になってますます円熟味を増してきた天才が、 自ら名付けた素質馬とのコンビでクラシック戦線をリードしていく。 |
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2018年11月24日(土曜) 5回京都7日 11R 第5回 ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス | |
《レース結果》 1 枠1白 1 クラージュゲリエ 牡2 55.0 J.モレイラ 2:01.5 33.8 476 +14 池江泰寿 1 2 枠6緑 6 ブレイキングドーン 牡2 55.0 福永祐一 2:01.6 1/2 34.0 488 +18 中竹和也 4 3 枠2黒 2 ワールドプレミア 牡2 55.0 武豊 2:02.2 3 1/2 34.5 464 -8 友道康夫 2 4 枠8桃 8 ミッキーブラック 牡2 55.0 C.デムーロ 2:02.4 1 1/4 35.0 472 +2 音無秀孝 3 5 枠8桃 9 ショウリュウイクゾ 牡2 55.0 浜中俊 2:02.5 1/2 34.7 486 +12 佐々木晶三 5 《レース内容》 J.モレイラ騎手騎乗の1番人気・クラージュゲリエ(牡2、栗東・池江寿厩舎)が優勝。 勝ちタイムは2:01.5(良)。2着には半馬身差で4番人気・ブレイキングドーン(牡2、栗東・中竹厩舎)、 3着には3馬身半差で2番人気・ワールドプレミア(牡2、栗東・友道厩舎)が続いて入線した。 1コーナーでハナを取り切ったスズカカナロアがゆったりしたペースでレースを先導。 ミッキーブラックは4番手、その後ろにブレイキングドーン、ワールドプレミア、クラージュゲリエと 人気どころが中団から後方を追走する。坂の下りから馬群が凝縮して直線の脚比べ。 スズカカナロアを交わしてミッキーブラックが抜け出そうとするが、すぐ外にいたクラージュゲリエ、 ブレイキングドーンの2頭が後続を一気に突き放す。 長く続いたマッチレースは内にいたクラージュゲリエがゴール前で ひと伸びしてゴール。クラシックに向けて大きな1勝を手に入れた。 勝ったクラージュゲリエは、半兄に京成杯を勝ったプロフェットがいる血統で、 デビュー戦でコンビを組んだJ.モレイラに戻って重賞初制覇。 前走の札幌2歳Sでは随所に若さをのぞかせていたが、今回は馬体もひと回り大きくなって 、心身ともに成長。ブレイキングドーンとの長い追い比べを力でねじ伏せた。 |
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2017年11月25日(土) 5回京都7日 11R 第4回 ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 6 6 グレイル 牡2 55.0 武豊 2:01.6 34.0 492 -2 野中賢二 2 2 2 2 タイムフライヤー 牡2 55.0 C.デムーロ 2:01.6 アタマ 34.2 460 +2 松田国英 1 3 1 1 ケイティクレバー 牡2 55.0 小林徹弥 2:02.0 2 1/2 35.0 438 -4 目野哲也 5 4 4 4 アイトーン 牡2 55.0 国分恭介 2:02.5 3 35.4 474 -6 五十嵐忠男 7 5 7 7 シスターフラッグ 牝2 54.0 岩田康誠 2:02.9 2 1/2 35.1 494 -2 西村真幸 6 《レース内容》 武豊騎手騎乗の2番人気・グレイル(牡2、栗東・野中厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:01.6(良)。 2着にはアタマ差で1番人気・タイムフライヤー(牡2、栗東・松田国厩舎)、 3着には2馬身半差で5番人気・ケイティクレバー(牡2、栗東・目野厩舎)が続いて入線した。 最内枠のケイティクレバーが淡々とした流れの逃げを打つ。 断然の1番人気に支持されたタイムフライヤーは3番手、グレイルはそれを見る形の4番手で ジックリと脚を溜める。やや縦長の展開は坂の下りでグッと凝縮され、 ケイティクレバーに番手追走のアイトーンが並びかけて直線の攻防へ。 内ラチ沿いで二の脚を使うケイティクレバーをタイムフライヤーが満を持して交わす。 そのまま押し切ろうかといったところを馬場の真ん中からグレイルが猛追。 一完歩毎にその差が詰まり、アタマ差捕らえたところがゴール。計ったような差し切りを決めた。 勝ったグレイルは、兄に今年のダービー卿CTを勝ったロジチャリスがいるハーツクライ産駒で、 10月22日のデビュー戦に続く2連勝での重賞初制覇。 |
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2016年11月26日(土) 5回京都7日11R 第3回 ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 3 3 カデナ 牡2 55.0 福永祐一 2:02.6 33.6 460 +2 中竹和也 3 2 8 9 ヴァナヘイム 牡2 55.0 A.シュタルケ 2:02.8 1 1/4 34.1 474 -4 角居勝彦 1 3 8 10 マル外ベストアプローチ 牡2 55.0 川田将雅 2:03.0 1 1/4 34.5 472 -4 藤原英昭 6 4 5 5 ワンダープチュック 牡2 55.0 武豊 2:03.1 3/4 34.3 478 +2 河内洋 8 5 4 4 ソーグリッタリング 牡2 55.0 M.デムーロ 2:03.1 アタマ 34.6 480 -2 池江泰寿 7 《レース内容》 福永祐一騎手騎乗の3番人気・カデナ(牡2、栗東・中竹厩舎)が優勝。 勝ちタイムは2:02.6(良)。2着には1馬身1/4差で1番人気・ヴァナヘイム(牡2、栗東・角居厩舎)、 3着には1馬身1/4差で6番人気・ベストアプローチ(牡2、栗東・藤原英厩舎)が続いて入線した。 アダムバローズが先手をうかがうも、マイネルザウバアが譲らずにこちらがハナを切る。 プラチナヴォイス、ヴァナヘイムも好位のポジションで流れに乗り、 カデナは後方3番手から決め手勝負を選択する。 少頭数の2歳戦とあってレースは緩やかに流れ、馬群はひと塊で直線へ。 マイネルザウバアが経済コースから粘りを見せるが、 それをヴァナヘイムがあっさりと捕らえて先頭。しかし、その外から勢いの付いた カデナが一直線の伸びでヴァナヘイムを交わしてゴールに入った。 勝ったカデナは、兄に京王杯SCを勝ったスズカコーズウェイがいる血統で、 2勝目が嬉しい重賞V。デビュー戦からディープインパクト産駒らしい 鋭い切れ味を見せていたが、初の重賞の舞台でも その自慢の切れを存分に披露。クラシック参戦へ大きな賞金上積みとなった。 |
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2015年11月28日(土) 5回京都8日11R 第2回 ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 4 4 ドレッドノータス 牡2 55.0 武豊 2:01.3 34.0 464 -6 矢作芳人 3 2 1 1 リスペクトアース 牡2 55.0 戸崎圭太 2:01.3 アタマ 34.2 548 +4 小笠倫弘 5 3 3 3 アドマイヤエイカン 牡2 55.0 岩田康誠 2:01.5 1 1/4 33.9 502 +10 須貝尚介 1 4 7 10 ジョルジュサンク 牡2 55.0 幸英明 2:01.5 クビ 33.7 494 +4 鮫島一歩 7 5 2 2 ケルフロイデ 牡2 55.0 M.デムーロ 2:01.6 1/2 34.1 468 -4 加藤征弘 4 《レース内容》 武豊騎手騎乗の3番人気・ドレッドノータス(牡2、栗東・矢作厩舎)が優勝。 2着にはアタマ差で5番人気・リスペクトアース)、3着には1馬身1/4差で1番人気アドマイヤエイカン。 ロライマが出遅れて後方から。リスペクトアース、ドレッドノータス、 ダンツプリウスらが先手をうかがうが、コーナーワークでリスペクトアースがハナを切る。 ドレッドノータスは2番手に控え、ダンツプリウス、ケルフロイデ、キャノンストーム、 オンザロックス、ウインテンダネスが先団を形成。 少し差が開いてアドマイヤエイカン、その内にいたウインクルサルーテが動き出すと2つの集団が1つになる。 前の隊列は変わらず、坂の下りでアドマイヤエイカンがポジションをアップ。 好位の4番手まで上がって直線へ。そのまま前を捕らえる勢いにも見えたが、 先行したリスペクトアースとドレッドノータスが内でもうひと伸び。 最後は2頭の一騎打ちとなり、ドレッドノータスがアタマ差交わして重賞初制覇を飾った。 勝ったドレッドノータスは、ともに重賞3勝を挙げたディアデラノビアを母に、 ディアデラマドレを姉に持つ良血馬で、デビュー戦に続き僅差を制して2連勝。 鞍上の武豊騎手はエアスピネルでデイリー杯2歳S、 スマートオーディンで東スポ杯2歳Sを勝っており、2歳重賞で騎乗機会3連勝を果たした。 |
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2014年11月29日(土) 5回京都8日第1回 ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 6 6 ベルラップ 牡2 55.0 W.ビュイック 2:04.8 34.8 490 -2 須貝尚介 6 2 3 3 ダノンメジャー 牡2 55.0 小牧太 2:04.8 クビ 34.4 478 0 橋口弘次郎 2 3 5 5 シュヴァルグラン 牡2 55.0 内田博幸 2:04.9 クビ 34.3 468 0 友道康夫 5 4 1 1 フローレスダンサー 牝2 54.0 川田将雅 2:05.1 1 1/4 34.9 484 -2 松田博資 4 5 8 8 アイオシルケン 牡2 55.0 和田竜二 2:05.3 1 1/2 35.6 464 0 西橋豊治 7 《レース内容》京都2歳Sは今年から重賞に昇格。昨年までと比較しても好メンバーが揃っていた。 それだけに1番人気のティルナノーグが見せ場なく7着に負けるとは。 混迷の2歳戦線にようやく“本物”が登場したと思っていたんですが…。 上位馬が上がり34秒台なのに、スタートからずっと後方のまま。 デビュー2連勝の内容から渋馬場が影響した、という理由だけでは片付けられない。 逆に勝ったベルラップは1000メートル通過63秒1のスローペースを見越したビュイックの好騎乗が光った。 勝ち時計が遅いのは緩ペースでしたからね。展開が大きく味方したのは否めません。 2着ダノンメジャーは野路菊Sでベルラップに圧勝している。 ベルラップ以上という評価は変わらないが、直線の不利がなくても届かなかっただろう。 このペースで後方からしか運べないのはどうでしょうか。 確かに素質は見せてくれましたが、勝ち馬同様に課題が残ります。 4着フローレスダンサーは馬っぷりがいいし、距離にも対応できた。牝馬同士なら面白い存在になりそう。 3着シュヴァルグランの内田博は今後を考えて脚を測ったようなレース。 早めに勝ちにいけば上位2頭とはもっと差がなかったでしょう。 それでも1〜3着馬はまだ関脇止まりでしょうか。 能力を見せていないティルナノーグは次走をじっくりチェックすることにしよう。 |
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2013年12月21日(土) 5回阪神7日11R 第30回 ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 1 1 ワンアンドオンリー 牡2 55.0 C.ルメール 2:04.3 34.8 474 +8 橋口弘次郎 7 2 6 12 アズマシャトル 牡2 55.0 松山弘平 2:04.5 1 1/4 35.1 484 -2 加用正 8 3 2 3 サトノアラジン 牡2 55.0 戸崎圭太 2:04.6 3/4 34.9 518 +6 池江泰寿 1 4 3 6 ミヤビジャスパー 牡2 55.0 池添謙一 2:04.6 クビ 34.7 498 -2 笹田和秀 11 5 4 7 タガノグランパ 牡2 55.0 北村友一 2:04.6 ハナ 34.6 486 -6 松田博資 10 《レース内容》 レースは大方の予想通りセセリが先手を奪い、1000m通過が1.03.6 1200m1.16.5とゆったりしたペース。4コーナーでペースが上がって馬群が固まってくると、 直線の追い比べに。道中は中団に構えたワンアンドオンリーが直線で鋭く斬れて差し切り勝利。 2着にも中団からアズマシャトルがしぶとく伸び、後方にいたミヤジジャスパーが大外ぶん回して4着、 タガノグランパが内ラチ沿いを突いて5着と、ペースは速くなかったのも関わらず差しの競馬になりました。 やや重馬場でしたし、先に動いた方が次々と交わされる感じでしたね。 勝ったワンアンドオンリーは前走の東京スポーツ杯2歳Sでは期待していたのですが、 今回は内回りコースで最内枠と捌くのが難しいと思っていました。 それが3・4コーナーで上手く抜け出しそうな馬の後ろにつけて、 直線でもスムーズに進路を確保したルメールJの好騎乗でした。 ハーツクライ産駒ですけど、母父タイキシャトル、5代母コートリーディー一族で近親に皐月賞馬 ノーリーズンら活躍馬も多く出ている血統で、案外器用さがあるのかも。 適性が微妙だと思っていたワンアンドオンリーとは違い、2着のアズマシャトルは最後まで迷った馬。 新馬戦の勝ちっぷりも強かったですし、前走の千両賞でも展開が 朝日FS3着と好走したウインフルブルームに向いただけでしたからね。 1番人気だったサトノアラジンは、中団から直線で前が詰まりながらも3着。 前半控えたと思ったら向こう正面で行く気を見せたり、チグハグなレースでした。 それでも直線で前が開いてからは良い脚を使いましたし、 能力があると見るべきか、気性的に危なっかしいと見るべきか・・・ 2番人気となったモンドシャルナは直線で伸びてはいるものの6着。 まだ2戦目だったとは言え、ディープインパクトの弟にちょっと期待し過ぎな感じかな。 4コーナーで外へ膨らんだミヤジジャスパーにあっさり交わされていますからね。 それでもジリジリとは伸びていますし、距離がもっと伸びた方が面白いかも。 朝日FSはマイラーが多そうな感じでしたし、現状ではラジオNIKKEI杯2歳S組と黄菊賞組、 それにエリカ賞を勝ったバンドワゴン、京都2歳Sを勝ったトーセンスターダムあたりが クラシック争いになるかな〜。 |
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2012年12月22日(土) 5回阪神7日11R 第29回 ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(GIII) | |
《レース結果》 1 7 エピファネイア 牡2 55.0 福永祐一 2:05.4 34.4 486 -2 角居勝彦 1 2 4 バッドボーイ 牡2 55.0 C.ウィリアムズ 2:05.5 1/2 34.6 496 +6 河内洋 5 3 6 キズナ 牡2 55.0 武豊 2:05.5 クビ 34.5 492 +4 佐々木晶三 2 4 3 アクションスター 牡2 55.0 C.ルメール 2:05.7 1 1/2 34.5 462 -4 音無秀孝 4 5 5 アドマイヤドバイ 牡2 55.0 池添謙一 2:06.0 1 3/4 34.7 448 +4 橋田満 6 《レース内容》 無敗対決はファンの評価通りの1番人気エピファネイアが勝利。 来年を占う意味ではもう少し厳しいレースを見たかった気もするけど、この頭数では仕方ない。 底力を測りたかったところですが、適度に上がりもかかって負担の少ないレース内容。 マイルを1分33秒4で走ってしまった朝日杯FC組と比較すると先行きは明るいかも。 日米オークスを制した母シーザリオという血統通りの評価ができるってこと。 スマートな体型でお坊ちゃんタイプですが、しなやかさがあっていい馬。 ラスト300メートルの競馬でも素養が出ると言われますが、無理なくきっちり勝ったということがその表れです。 格好が良くて上品さも兼ね備えてる馬体、時計うんぬんよりもしっかりと3連勝を決めた事実を評価すべきレース 対象的なのがキズナ、負けるにしてもバッドボーイに差し返されたのは納得がいかない。 ここが勝ち馬との素養の差ですか、派手さはなくても結果をのこしておきたいのがこのレースですから。 緩い馬場の影響もあったかも知れないが、エピファネイアの方が明らかに役者が一枚上だった。 もう1頭のラウンドワールドに至っては見せ場もないとは・・・ クラッシック活躍馬はここで負けても必ず見せ場をつくったと思います。 せめて差を詰めてのゴールだったら良かったですが・・・。 1戦で評価を下げるのは危険かもしれませんが、確実にランクは下がります。 最後に一言付け加えれば、そろそろG2に格上げしても良いのでは。 歴史、伝統とかも大事ですが、クラッシックにつながるのは朝日杯ではなく、このラジニケ杯 真の最優秀2歳牡馬を選出する意味でもグレードアップが望まれます。 |
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2011年12月24日(土) 6回阪神7日 11R 第28回 ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(GIII) |
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《レース結果》 1 2 アダムスピーク 牡2 55.0 C.ルメール 2:02.4 35.1 466 -8 石坂正 4 2 3 ゴールドシップ 牡2 55.0 安藤勝己 2:02.6 1 1/2 35.3 502 +2 須貝尚介 3 3 13 グランデッツァ 牡2 55.0 秋山真一郎 2:02.6 ハナ 35.5 496 +4 平田修 2 4 12 トリップ 牡2 55.0 岩田康誠 2:02.9 1 3/4 35.6 500 -2 松田博資 1 5 10 ブライトライン 牡2 55.0 佐藤哲三 2:02.9 クビ 35.4 498 +2 鮫島一歩 8 《レース回顧》 クラシック路線を占う重要な一戦でしたが、 アダムスピークが見事な連勝を決めて重賞制覇。 体があるディープインパクト産駒が一躍候補に名乗りを上げました。 好位で運んで抜け出したグランデッツァを内から差し込む鮮やかで味のある勝ち方。 馬体もしっかりしているし、素質の高さは相当と見た。 時計自体は水準級でしたが、メンバー、距離を考えれば 朝杯FCよりも全体的なレベルは上ですからね。 強いと考えていた札幌2歳Sの1.2着を破って、さらに良くなる余地もあり 東京スポーツ杯2歳Sの勝ち馬ディープブリランテと並んで現在のナンバー1.2候補です。 札幌王者のグランデッツァも手堅いレース運びで内容は決して悪くなかったけど 気が良過ぎてスイスイ正攻法で行き過ぎた。 将来を見据えるとタメの利いた競馬を覚える必要があるかもしれません。 ズル賢さを覚えてくれれば一歩前進がありそうです。 2歳のゴールシップもやはり走ります。 脚の使いどころは最低だったと思いますが、それで最後にもうひと伸びしましたから 負けて強しの内容だったし、馬っぷり、競馬も迫力十分。 これも間違いなく候補の一角だ。 逆に評価を落とす敗戦となってしまったのがトリップなんだけど 最後のジリっぽさはクロフネの血かな。 牡馬の大物が出ない産駒の弱点が出てしまいました。 ただ条件が替われば違ってくる余地はあると思います。 このレースが来春、クラシックを論ずるベースとなる重賞になったと思います。 |
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2010年 12月25日(土) 5回阪神7日 11R 第27回 ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(GIII) |
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《レース結果》 1 8 ダノンバラード 牡2 55.0 武豊 2:02.2 34.7 460 -6 池江泰郎 4 2 2 オールアズワン 牡2 55.0 安藤勝己 2:02.2 クビ 35.2 478 +10 領家政蔵 2 3 3 コティリオン 牡2 55.0 C.ルメール 2:02.3 1/2 34.9 476 -2 橋口弘次郎 5 4 15 ウインバリアシオン 牡2 55.0 福永祐一 2:02.3 アタマ 35.5 512 +4 松永昌博 3 5 11 アドマイヤコリン 牡2 55.0 藤岡佑介 2:02.6 1 3/4 36.1 422 +2 橋田満 9 《レース内容》 数多くの素質馬が勝ち名乗りを上げ、勝馬頭数と勝利数の両方で 新種牡馬としてのJRAレコードを更新したディープインパクト。 手にしていなかった重賞タイトルも、 今年最後の2歳重賞・ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)で獲得することとなった。勝ち馬の名は、ダノンバラードである。 逃げ粘るアドマイヤコリンに、ナリタキングロード、ウインバリアシオン、 オールアズワンといった好位勢が襲い掛かり、 混戦となったゴール前。そこへ外から鋭く迫ったのがダノンバラードだ。 道中は中団馬群の真ん中でじっくりと力をため、4コーナーでは、 各馬が追い出しを始めたことで生まれた間隙を上手に利用して外へ持ち出し、 いざスパート。父譲りの瞬発力を繰り出して、オールアズワンをクビ差捉えて先頭ゴールを果たす。 クラシックと縁の深いこの一戦を制したことで、 ダノンバラードが浴びる視線はいっそう熱くなるはず。 管理するのは池江泰郎調教師、鞍上は武豊騎手。 父ディープインパクトの偉大さを誰よりも知る2人が、 その息子ダノンバラードを今後どのような高みへと導くのか、 期待して見守りたいところである。 |