データーチェック
人気で信頼するならG2以上の実績
真ん中より内枠有利
前走マイル戦組が優勢
サドラーズウェルズなどの欧州型ノーザンダンサーやトニービンの血
近2走以内に4コーナー5馬身以内の競馬をした馬
高速マイルや切れ味を身上とする血統の馬は合わない
中山金杯組は不振
休み明けOK
6歳以上の高齢馬は2003年を除く9回で必ず連対


2020年3月1日(日曜) 2回中山2日 第94回 中山記念
《レース結果》
1 枠3赤 3 ダノンキングリー 牡4 56.0 横山 典弘 1:46.3
2 枠7橙 7 ラッキーライラック 牝5 55.0 M.デムーロ 1:46.6 1 3/4
3 枠4青 4 ソウルスターリング 牝6 54.0 北村 宏司 1:46.6 クビ
4 枠1白 1 インディチャンプ 牡5 58.0 福永 祐一 1:46.7 1/2
5 枠5黄 5 ペルシアンナイト 牡6 57.0 池添 謙一 1:46.9 1

《レース内容》横山典弘騎乗で1番人気のダノンキングリーが3番手から伸びて快勝した。
今後は優先出走権を得た大阪杯でGI初制覇を目指す。昨年に続いてラッキーライラックが2着で、
同レース史上初の3連覇をかけて出走したウインブライトは7着に終わった。
静まり返った中山の空気を、鋭く切り裂いた。GI馬5頭を差し置いて
1番人気に推されたダノンキングリーが横綱相撲でV。歴代4位タイの
26年連続JRA重賞制覇を決めた横山典騎手は、満足げな笑みだ。
「位置取りは考えた通り。直線での手応えも良かったです。GIを勝つ力は十分にありますよ」
道中は先行2頭から大きく離れた3番手をキープ。残り1ハロンで前をとらえて先頭に立つと、
後続は尻尾すら捕まえられなかった。絶妙な仕掛けのタイミングは、
52歳の大ベテランならでは。中山記念5勝目は、歴代単独最多となった。
GIこそ未勝利ながら、昨年の日本ダービーでクビ差2着、皐月賞でアタマ+ハナ差3着。
4歳世代でも屈指の実力の持ち主だ。「まだ百点満点とはいきませんが、上々の競馬をしてくれました。
今後は様子を見ながら大阪杯に向けて調整していきます」と萩原調教師。
悲願のビッグタイトル獲得へ、機は熟した。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、JRA史上初の無観客開催となった週末。
歓声も表彰式もないなか、鞍上は無人のスタンドに目をやりながら「うれしいのは変わりないけど、
やっぱり勝っても寂しい。大勢のお客さんがいる前で、また大きいところを勝ちたい」とつぶやいた。
 桜咲く仁川で、地鳴りのするような大歓声の下で、今度こそ王位に君臨する。 
《レース結果》
1 枠1白 1 ウインブライト 牡5 57.0 松岡 正海 1:45.5
2 枠3赤 3 ラッキーライラック 牝4 53.0 石橋 脩 1:45.5 クビ
3 枠6緑 7 ステルヴィオ 牡4 57.0 丸山 元気 1:45.5 アタマ
4 枠8桃 10 スワーヴリチャード 牡5 58.0 M.デムーロ 1:45.7 1 1/4
5 枠7橙 9 エポカドーロ 牡4 57.0 戸崎 圭太 1:45.7 アタマ

《レース内容》松岡正海騎乗で5番人気のウインブライトが連覇を果たした。
タイム1分45秒5(良)。このあとは芝2000メートルのGI路線で、大阪杯(3月31日、阪神)、
香港のクイーンエリザベス2世C(4月28日、シャティン)が視野に入る。
GI馬5頭の最先着は2着のラッキーライラック。1番人気のディアドラは6着に敗れた。
もう本物だ。GI馬5頭がそろった伝統のGIIは、ウインブライトがタイトルホルダーたちを撃破して連覇。
引き揚げてきた松岡騎手も馬上で何度も両手を突き上げた。
 「思っていた展開で、エポカドーロの後ろのいいところでレースができました。テン良し、中良し、
しまい良し。馬が成長していたし、自信を持っていました」
マルターズアポジーが飛ばす縦長の隊列を4番手で追走した。後続も息を入れにくい流れの中、
3〜4コーナーで追われつつ直線は外めへ。後続の追い上げを受け止めながら力強く脚を伸ばすと、
先に抜け出したラッキーライラックをゴール寸前にクビ差とらえた。
これで中山1800メートルで4戦全勝と舞台巧者ぶりもさすがだが、
レースレコードに0秒6差の1分45秒5も優秀。「完成度が上がり、スピード勝負にも対応してくれました」。
パートナーをたたえた主戦ジョッキーは、ブライトで制した中山金杯の翌日に中山で右尺骨を骨折。
1カ月のスピード復帰で2週前追いから調整を施してきただけに、喜びはひとしおだ。
 「外から正攻法の競馬で勝てたのは大きい。やっと大きいところに行けるのかな、と。
GIに入っても負けないようにやっていきたい…そう思える自信はつきました」
デビュー時から40キロ超もビルドアップし、過去最高馬体重の492キロ。畠山調教師が愛馬の充実ぶりに
大きな手応えをつかめば、オーナーでクラブ法人ウインの岡田義広代表も
「GI馬のような脚を使ってくれました。強くなっていますね。ステイゴールドの成長力はすごい」と舌を巻いた。
 いよいよGI取りへ。馬の状態を見つつ、大阪杯、
香港のクイーンエリザベス2世Cの両方、もしくはいずれかを見据える。
2018年2月25日(日曜) 2回中山2日11R 第92回 中山記念
《レース結果》
1 枠5黄 5 ウインブライト 牡4 56.0 松岡正海 1:47.6 34.9 474 -6 畠山吉宏 2
2 枠8桃 10 アエロリット 牝4 55.0 横山典弘 1:47.6 クビ 36.2 504 +18 菊沢隆徳 5
3 枠7橙 8 マルターズアポジー 牡6 56.0 柴田善臣 1:47.6 アタマ 36.6 528 +6 堀井雅広 6
4 枠2黒 2 マルチサクラアンプルール 牡7 57.0 蛯名正義 1:47.8 1 1/4 34.9 490 -4 金成貴史 4
5 枠4青 4 ペルシアンナイト 牡4 57.0 M.デムーロ 1:47.9 クビ 34.4 482 -6 池江泰寿 1

《レース内容》
松岡正海騎手騎乗の2番人気・ウインブライト(牡4、美浦・畠山吉厩舎)が優勝。
勝ちタイムは1:47.6(良)。2着にはクビ差で5番人気・アエロリット(牝4、美浦・菊沢厩舎)、
3着にはアタマ差で6番人気・マルターズアポジー(牡6、美浦・堀井厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたペルシアンナイト(牡4、栗東・池江寿厩舎)は5着に敗れた。
過去に一度もハナを譲ったことのないマルターズアポジーがここも逃げる。
ぐんぐんと飛ばして、これに少し離れて付いていくのがアエロリット。
更に大きく離れたところにディサイファ、また間隔をあけてウインブライト、サクラアンプルール、
マイネルハニー、後方集団にヴィブロス、マイネルサージュ、ペルシアンナイト、ショウナンバッハが並ぶ。
前半1000mが59.2秒と速く、かなりの縦長となり、後続の馬にとっては動き出すのが難しそうな展開。
4コーナーにかけて徐々に差が詰まり、直線勝負。4角では手応えよく
3番手に位置していたウインブライトがアエロリット、マルターズアポジーに並びかけ激しい追い比べ。
マルターズアポジーも最後まで踏ん張り、アエロリットも差し返してきたが、
急坂を上がったところでウインブライトが抜け出した。
勝ったウインブライトの全姉は現在18戦全てで松岡騎手が騎乗し、
15年阪神JF(G1)と新潟2歳S(G3)で2着があるウインファビラス。畠山吉宏厩舎にとっても縁のある血統
2017年2月26日(日) 2回中山2日11R 第91回 中山記念(GII)
《レース結果》
1 1 1 ネオリアリズム 牡6 57.0 M.デムーロ 1:47.6   34.3 514 +15 堀宣行 3
2 5 5 マル地サクラアンプルール 牡6 56.0 横山典弘 1:47.7 3/4 33.8 484 +4 金成貴史 8
3 7 9 ロゴタイプ 牡7 58.0 田辺裕信 1:47.8 1/2 34.5 498 +4 田中剛 7
4 6 7 アンビシャス 牡5 57.0 C.ルメール 1:47.8 クビ 33.8 466 0 音無秀孝 1
5 3 3 ヴィブロス 牝4 54.0 内田博幸 1:47.9 1/2 34.4 424 +10 友道康夫 4

《レース内容》
M.デムーロ騎手騎乗の3番人気・ネオリアリズム(牡6、美浦・堀厩舎)が優勝。
勝ちタイムは1:47.6(良)。2着には3/4馬身差で8番人気・サクラアンプルール(牡6、美浦・金成厩舎)、
3着には半馬身差で7番人気・ロゴタイプ(牡7、美浦・田中剛厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたアンビシャス(牡5、栗東・音無厩舎)は4着に敗れた。
先行争いを制したのはロゴタイプ。この真後ろでネオリアリズム、もう一列後ろにリアルスティール、
ヌーヴォレコルト、ヴィブロス、もう一つ後ろにアンビシャスとサクラアンプルール。
ロゴタイプの作り出すスローペースを嫌ったのか、3角手前でマイネルミラノとネオリアリズムが交わし、
4角手前ではロゴタイプが再び動き出して直線へ。ネオリアリズムが外に持ち出しつつ力強く伸び、
後方の内で脚を溜めていたサクラアンプルールが猛追、
ロゴタイプが何とか粘って3着を守り切った。アンビシャスは勝ち馬と
0秒2差の4着、リアルスティールは見せ場を作ることなく終わった。
勝ったネオリアリズムのきょうだいは、11年安田記念や15年にオーストラリアの
ジョージライダーSを制したリアルインパクト、オーシャンS勝利など短距離戦線で活躍した
アイルラヴァゲインなどがいる。重賞初勝利を挙げた昨年の札幌記念では
モーリスの追撃を凌いでのもの。ここでも先行力を武器に強敵を負かしてみせた。
鞍上のミルコ・デムーロ騎手は、土曜のアーリントンCに続き中山記念も2年連続で勝利。
これで2月重賞は5勝目。管理をする堀調教師も
京都記念(サトノクラウン)、ダイヤモンドS(アルバート)、そして今回と3週連続で重賞勝利。

2016年2月28日(日) 2回中山2日11R 第90回 中山記念(GII)
《レース結果》
1 7 9 ドゥラメンテ 牡4 57.0 M.デムーロ 1:45.9   34.1 502 +18 堀宣行 1
2 8 10 アンビシャス 牡4 55.0 C.ルメール 1:45.9 クビ 33.6 464 +6 音無秀孝 4
3 2 2 リアルスティール 牡4 55.0 福永祐一 1:46.0 1/2 34.1 508 +8 矢作芳人 2
4 5 5 フルーキー 牡6 56.0 戸崎圭太 1:46.3 1 3/4 34.2 492 +2 角居勝彦 6
5 7 8 マル外レッドレイヴン 牡6 56.0 柴田善臣 1:46.3 ハナ 34.0 516 +4 藤沢和雄 8

《レース内容》2冠馬ドゥラメンテが堂々の快勝。絶対能力の違いというか。
3〜4コーナーのまくっていく速さは流石だった。ゴール前はクビ差まで詰め寄られたが
そのあたりは休み明けの分だろう。完調なら2.3馬身は離して勝っていただろう。
期待通りの復活劇、レース前は8分くらいの話も伝わってきましたが、さすがに堀厩舎。
もちろんまだ完調手前でしょうけど、2段加速でケリをつけました。
最後は脚があがりましたが、その分、この後に良化の余地があるということでしょう。
2.3着馬とは2キロの斤量差があったが、それも難なく克服。やっぱり格が違う。
先輩の皐月賞馬もいたけど、瞬間的なスピードで完全に上回っている。
勝ち時計の1分45秒9も立派。中山の1800mは強力なメンバーが揃うと
流れを問わず厳しいレースになります。今回の中山記念がまさにそうだし、
力のない馬は最終的には脱落してしまいます。2着アンビシャスも展望が開ける内容でした。
一線級との対戦は昨秋の2戦だけでしたが、この結果ならトップクラスでやれます。
距離ももっと延ばせそうな気がします。上がり3ハロンは最速の33秒6.本当にいい脚を使うし、
坂上からのスピードは素晴らしかった。3歳時はクラシックに出走しなかったら、まだまだ成長しそうだ。
一方、リアルスティールの評価は微妙です。もともと2000m前後がベストでしょうし、
ドゥラメンテより2キロ軽い55キロなら好勝負できると思いましたが・・・。
大負けしている訳じゃないですが、キャリアを考えるとアンビシャスの方が
今後の伸びシロは大きいかも知れません。終わってみれば4歳馬3頭が上位独占。
ログタイプ、イスボラニータが着外だから確実に世代交代は進んでいる。
今後は4歳世代が古馬戦線を引っ張っていくことになりそうだ。
2015年3月1日(日) 2回中山2日11R 第89回 中山記念(GII)
《レース結果》
1 4 4 ヌーヴォレコルト 牝4 54.0 岩田康誠 1:50.3   35.6 448 +4 斎藤誠 3
2 6 7 ロゴタイプ 牡5 57.0 C.デムーロ 1:50.3 クビ 35.8 498 -2 田中剛 2
3 8 11 ステファノス 牡4 55.0 A.シュタルケ 1:50.5 1 1/2 35.6 470 0 藤原英昭 4
4 5 5 マイネルフロスト 牡4 55.0 松岡正海 1:50.6 クビ 35.8 486 +2 高木登 5
5 8 10 イスラボニータ 牡4 57.0 蛯名正義 1:50.7 1/2 36.0 482 +10 栗田博憲 1

《レース内容》ヌーヴォレコルトがイスラボニータ、ロゴタイプなどの牡馬相手に金星を挙げた。
直線で内に突っ込んだ岩田のファインプレーというか、
ギリギリのプレーも大きかったと思うが、この馬自身が強いのも間違いない。
もともと崩れがなくてすごい馬だとは思っていましたが、今回は強い。
岩田騎手の進路取りの是非はともかく、あの狭いところをひるまずに入って行けたのは立派です。
次はヴィクトリアマイルを予定とか。東京ならマイルでも、という気もするが、
ただ距離的にベストかと聞かれるとどうでしょう。今回の競馬とは要求されるものが全く違ってくると思います。
1番人気に推されたイスラボニータは5着まで。
休み明けでプラス10キロという仕上がり以上に、雨でぬかるんだ馬場が影響したと思う。
正攻法の競馬でうまく流れに乗っていたように見えましたからね。
それでいて内容的には完敗ですから、道悪でしょうね。
ただ評価は下げないまでも、昨秋から負け癖がついたような感じがするのはちょっと嫌ですね。
ロゴタイプは2着。勝ちパターンの競馬ではあったが、1月の中山金杯2着と同じでどうも最後の詰めが甘い。
一時のスランプは脱した感じですけどね。このあたりが超のつく一流馬との差かもしれません。
立ち回りが上手で崩れないけど、横綱のように“ドンと来い”というタイプではない。
ステファノスが3着。昨年もイスラボニータと差のない競馬をしていた馬だが、地道に力をつけている。
3コーナーから来そうな格好をしての結果ですからね。頑張っていると思います。
あとの馬はちょっと差があった印象。4着マイネルフロストもメイチの競馬でここまでだから。
惜しむらくは馬場だな。面白いメンバーが揃っていただけに、できれば良馬場でのレースが見たかった。
2014年3月2日(日) 2回中山2日11R 第88回 中山記念(GII)
《レース結果》
1 3 4 ジャスタウェイ 牡5 58.0 横山典弘 1:49.8   36.6 502 +6 須貝尚介 2
2 5 9 アルキメデス 牡5 56.0 岩田康誠 1:50.4 3 1/2 36.9 482 -4 藤原英昭 4
3 3 5 ロゴタイプ 牡4 58.0 C.デムーロ 1:50.4 ハナ 37.1 500 +12 田中剛 3
4 8 15 マイネルラクリマ 牡6 56.0 柴田大知 1:50.4 クビ 37.3 488 0 上原博之 11
5 1 1 ヴェルデグリーン 牡6 57.0 田辺裕信 1:50.7 1 3/4 36.9 476 0 相沢郁 7

《レース内容》
1番人気のトウケイヘイローがゲートでトモを落としてまさかの出遅れ。
さらに1〜2角ではかかって、外から一気に先頭に立つという予想外の展開となった。
出遅れは仕方ない面があるとしても、1番人気にしては危ない要素があると思いました。
距離1800mは初めてですし、特殊な条件、たとえすんなりに逃げたとしても、
2000mに比べると息が入りずらかったと思います。もちろん今回は自滅のような競馬で
真偽は分かりませんが・・・。対照的に勝ったジャスタウェイは文句のない強さ。
今日はカンパニーの中山記念の再現VTRのようだった。
好位を取りに行って直線抜け出すという競馬だ。1800mって特殊な距離で
スペシャリストの領分だったりします、今回に限っては馬ではなく騎手が
スペシャリストでした。ジャスタウェイと並んでG1馬の底力を見せてくれたのがロゴタイプ。
結果は3着だったが、久々で58キロを背負っていたことを思えば大したもの。
復活したと見ていいと思う。2頭とも次のドバイが楽しみになってきた。
2着アルキメデスは56キロ、連勝の勢いもあって2着に食い込んだが
あくまでG2レベル。1.3着のG1とは差があったように思う。
朝日CCでアルキメデスと小差だったマイネルラクリマが今回も差のない4着ですから。
5着のヴェルデグリーンも同じようなものでしょう。
馬場適性の差もあった感じです。4角で3番手まで押し上げたエアソミュールが
あれだけ止まったのを見ると、かなり悪かったのでは。
ダイワマッジョーレやカレンミロティックも見せ場はなかった。
朝から雨が降り続いて相当にタフな馬場だったのだろう。
そう考えるとやはり久々、58キロで力を見せた1.3着馬は立派。
G12頭がG2レベルとの違いを見せつけた1戦でした。
2013年2月24日(日) 2回中山2日11R 第87回 中山記念(GII)
《レース結果》
1 15 ナカヤマナイト 牡5 57.0 柴田善臣 1:47.3   35.3 486 -4 二ノ宮敬宇 2
2 10 ダイワファルコン 牡6 56.0 北村宏司 1:47.3 クビ 35.5 514 0 上原博之 3
3 9 シルポート 牡8 57.0 松岡正海 1:47.3 ハナ 37.3 504 0 西園正都 8
4 14 タッチミーノット 牡7 56.0 横山典弘 1:47.4 3/4 34.8 504 -2 柴崎勇 1
5 4 トーセンレーヴ 牡5 56.0 W.ビュイック 1:47.6 1 1/4 35.3 468 +2 池江泰寿 5

《レース内容》
例によってシルポートが後続馬群を引き離して逃げる展開。
後続馬群を先導するダイワファルコンを見ながら好位でレースを進めたナカヤマナイトが、
直線、ダイワファルコンの外に併せて並ぶようにしてシルポートを追撃し、
ゴールではきっちりと2頭を差し切りました。
上がりは35秒3。昨秋のオールカマーに続いて重賞は3勝目です。
これで中山コースは7戦して4勝2着2回。全6勝のうち4勝が中山です。
また、距離1800mは4-2-1-0。中山芝の1800mは本当に強い。
有馬記念7着(中山の着外はこの1走のみ)以来の競馬でしたが、
得意のコースということもあり、問題なかったようです。
中山以外ではなかなか結果が残せていませんが、
本格化も期待される明け5歳。次走に注目です。
クビ差の2着ダイワファルコンと3着シルポートはハナ差。
ダイワファルコンはナカヤマナイトとのたたき合いには遅れをとりましたが、
ぎりぎりシルポートはつかまえました。こちらも有馬記念10着以来の競馬。
昨秋のオールカマーでは今日と同じくナカヤマナイトの2着。
なかなか勝ち切れません。今日は斤量で1キロ優位だっただけに
勝ちたかったレースでした。
シルポートは昨年のこのレースで2着、
今年は惜しいところで3着でした。昨年はここを2着して、
次走の京都・マイラーズカップを優勝しています。
今年も同じステップでしょうか。注目です。
2012年2月26日(日) 2回中山2日   11R 第85回 中山記念(GII)
《レース結果》
1 3 フェデラリスト 牡5 56.0 蛯名正義 1:47.3   34.4 528 -4 田中剛 3
2 1 シルポート 牡7 57.0 松岡正海 1:47.4 3/4 37.1 500 0 西園正都 7
3 2 リアルインパクト 牡4 57.0 岩田康誠 1:48.1 4 35.3 512 +10 堀宣行 4
4 6 ネオヴァンドーム 牡5 56.0 内田博幸 1:48.3 1 1/4 35.0 498 +4 藤原英昭 9
5 4 ネオサクセス 牡5 56.0 大野拓弥 1:48.4 1/2 35.2 472 +8 古賀史生 11

《レース回顧》
先週は、週中に降った雨の影響で、土曜は不良馬場。
気温が低くて日差しもあまりなかったので、日曜になっても重までしか回復しなかった。

レースはシルポートが“らしい大逃げを打ち、なかなかおもしろい競馬になった。
3ハロン目からピッチを上げていき、ここから7ハロン目までの1000mを57秒5で走らせる。
これは馬場を考えると相当に速い数字だ。

直線残り200mに来ても後続との差が6馬身以上あった。しかし、
最後はさすがに脚が上がってバタバタになり、
鋭く伸びてきたフェデラリストに差される結果となった。それでも着差は3/4馬身で、
3着には4馬身の差をつけていた。気持ちの良い競馬っぷりだった。

さて、中山金杯に続いてG2も制覇したフェデラリスト。インでじっくりと脚をタメ、
直線は周りが伸びあぐねる中で一頭だけ切れる脚を使った。
母は名牝ダンスパートナーで、父はアメリカでGIを2勝したエンパイアメーカー。
520キロを超える大型馬だが、緩さが抜けて本物になっている。
実戦もそうだが、ウッドで軽快に好時計をマークしたウッドの追い切りも素晴らしかった。
選出されればドバイワールドカップに挑むとのこと。期待はふくらむばかりだ。

3着は12月の阪神カップ以来の実戦だったリアルインパクト。
勝負どころで反応が悪くなりながら渋太く馬券に絡んだ。
陣営はレース前から「太め残り」と話していて、当日の馬体重はプラス10キロの512キロだった。
走り自体も少しギコチなかったが、それでも崩れないあたりはさすがです。

トゥザグローリーはブービーの10着という結末、
仕上がっていなかったとか、道悪適性がなかったとかではない。
息が切れるという現象は起こっておらず、単に頭を上げて走るのを拒否していた。
要するに気持ちの問題かも。まだ気持ちの面に波がある。
次はドバイシーマクラシック。いい競馬をしてもらいたいものだが…。
2011年2月27日(日) 2回中山2日   11R 第85回 中山記念(GII)


《レース結果》
1 9 ヴィクトワールピサ 牡4 58.0 M.デムーロ 1:46.0   33.9 512 0 角居勝彦 1
2 3 キャプテントゥーレ 牡6 58.0 小牧太 1:46.4 2 1/2 34.9 452 -12 森秀行 4
3 4 リーチザクラウン 牡5 58.0 武豊 1:46.4 ハナ 34.0 512 -6 橋口弘次郎 3
4 1 マルカボルト 牡4 56.0 F.ベリー 1:46.6 1 34.8 484 -12 羽月友彦 6
5 12 レッドシューター 牡6 57.0 横山典弘 1:46.8 1 1/2

《レース回顧》
予想通り、終わってみればヴィクトワールピサの強さばかりが際立ったレースでした。
道中は余裕たっぷりに後方を追走すると、直線では
ただ1頭次元の違う脚を繰り出して一気の差し切り。
上がりはメンバートップの33秒9。
極めつけはレースの上がり4Fで計時された11.4 - 11.7 - 11.1 - 11.7というラップ。
11秒台が連続でマークされ、尻上がりに速くなるような展開を大外から差し切りですから。
これは役者が違ったとしか言い様のない結果ですね。
有馬記念とはまた違った強さを見せつけ、ドバイへ向けて最高の壮行戦となったようです。

2着は2馬身半差で逃げたキャプテントゥーレ。
外から追い込んできたリーチザクラウンをハナ差、凌ぎ切りました。

4歳勢はマルカボルトが4着まで。ちょっと期待はずれでしたが、
アロマカフェにしろミッキードリームにしろ久々の競馬で、次走以降も注目したいと思います。
2010年2月28日(日) 2回中山2日   11R 第84回 中山記念(GII)


《レース結果》
1 3 トーセンクラウン 牡6 57.0 江田照男 1:51.7   37.3 474 -2 菅原泰夫 13
2 5 テイエムアンコール 牡6 57.0 浜中俊 1:52.5 5 38.1 466 -12 柴田政見 12
3 10 ショウワモダン 牡6 57.0 後藤浩輝 1:52.5 クビ 38.1 538 +8 杉浦宏昭 5
4 4 セイクリッドバレー 牡4 56.0 三浦皇成 1:52.5 ハナ 38.0 488 +8 高橋裕 8
5 9 ドリームサンデー 牡6 57.0 戸崎圭太 1:52.6 1/2 39.1 502 -4 池江泰郎 6

《レース内容》
前日から断続的に降った雨のために不良馬場で行われた中山記念(GII)
1番人気は1000万 1600万の特別戦を連勝中のキングストリート
2番人気はAJCC2着のシャドウゲイト、
3番人気は東京新聞杯3着のアブソリュートが推された。

先手を取ると思われたシャドウゲイトがスタートで、
つまずき後方からと、いきなり波乱の展開に。
レースはモエレビクトリーが逃げ、不良馬場にしては速いペース
直線で2番手にいたドリームサンデーが抜け出すが、内から力強く伸びたのは
13番人気のトーセンクラウンだった。

2着は後方から追い込んだ12番人気のテイエムアンコールが入り
3連単53万円台の大荒れでした。