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マイラーズC

「ダノンヨーヨー中心」

阪神外回りは最後の直線が新潟、東京に次ぐ長さで
前が粘れないという訳ではないが、
先週の桜花賞は4F 47.2 - 3F 35.4で後ろの馬で決着
ペースに関係なく外差し有利な馬場状態でしょう。
(Bコース使用3週目)
また桜花賞が行われた午前中のレースより午後からのレースでは
後方から差して馬券になるケースが目立っていた。

例年の馬場だと逃げと内枠の差し馬狙いですが
今年は少し違うようなので・・。

重賞実績馬
リーチザクラウン
スマイルジャック
ダノンヨーヨー
アパパネ
キングストリート
ゴールスキー
ショウリュウムーン
ショウワモダン
コスモセンサー
ガルボ

11R 第42回 読売マイラーズカップ(GII)
◎ダノンヨーヨー
○アパパネ
▲ショウリュウムーン
△ゴールスキー
×スマイルジャック
注リーチザクラウン

本命はダノンヨーヨー東京新聞杯は0.3秒差に7頭が並ぶ混戦であり
実力どおりの結果ではなかった。
内が伸びる馬場でありながら、最後に押し上げた脚はG1級
外が伸びる阪神なら差しきれると判断した。
調教ではしっかりした脚捌きで馬体は太め感なく仕上がっている
今度は良いと思います。

対抗アパパネ
栗東に入厩済みで外枠18番でスム-ズな競馬ができそう。
負けたレースは内枠で、休養明けが走らないという訳ではない。
ヴィクトリアマイルに向けて仕上がりが良い、好戦可能と見ました。

ショウリュウムーンは京都牝馬ステークスで復活勝利、
チューリップ賞ではアパパネに先着しており同等の評価。

ゴールスキーの東京新聞杯3着はリスポリの騎乗ミス
外へ出すロスが大きく追い出しが遅れたもので
悲観する内容ではない。
調教は3頭併せのインかた伸びて意欲的な併せ馬を消化
前回とは中身が違うみたい。

スマイルジャックはとりあえず押さえておきます。

リーチザクラウンは道中の折り合いが鍵になりそう。

買い方は◎○▲△×BOX10点 ◎○▲~×3点 合計13点。

桜花賞

桜花賞は大波乱となった08年は例外で、コース改修後は
基本的に平穏になっている。

1番人気の複勝率は9割でG1の中でも屈指の堅実ぶりです。

前哨戦の中でもレベルの高いレースをピックアップして
考えていきたい。

ホーエルキャプチャーのクイーンC勝ち時計1.35.4秒
ダンスファンタジアのフェアリーS勝ち時計1.33.7秒
マルセリーナのエルフィンS勝ち時計1.34.4秒

まずクイーンCは稍重でのタイムでB評価程度ですが
前半47秒4→後半48秒という力量差が出やすいラップ構成を
先に仕掛けて振り切った、ペースを問わない自在なレースぶりは
G1でも大きな武器になりそう。

フェアリーSのタイムはS評価、前半45秒1→後半48秒6は
ハイペースだった面はあるが、昨年の勝ち時計を1秒1を上回る
ダンスファンタジアの潜在能力は疑いようもない。

エルフィンSのマルセリーナは47秒7→46秒7
馬場差はあるが昨年同様の流れでエイシンリターズ桜花賞3着以上
の期待ができる。
更にレッドディザイアとの比較でも勝ち時計が1秒6速く
自身の上がりは同じ34.2秒ですので強さは際立っている。

◎⑧マルセリーナ
○⑯ホエールキャプチャー
▲④ダンスファンタジア
△⑬ライステラス 
×⑮フレンチカスタス
注①フォーエバーマーク
注⑰トレンドハンター

余裕残しで勝ち続けてきたマルセリーナを本命に
良馬場なら。

ライステラスはレベルの高い京王杯2歳S4着馬、タイムはS評価。

フレンチカスタスは距離1F長いが粘り込みもありそう。

馬券は5頭BOX、⑧→①⑰ 合計12点。

阪神牝馬S
◎サングレアズール
京都牝馬S3着馬で1600→1400m距離はベスト
相手は
①カレンチャン
②グランプリエンゼル
⑮サワヤカラスカル

ニュージランドT
◎④グランプリボス
○⑤ディープサウンド
▲⑮ラトルスネーク
△⑯リアルインパクト
4頭BOX

マーチS
◎⑮インバルコ

第55回 産経大阪杯(GII)&ダービー卿チャレンジトロフィー(GIII)

11R 第55回 産経大阪杯(GII)

◎10.ダノンシャンティ
○15.エイシンフラッシュ
▲8.ヒルノダムール
△7.ドリームジャーニー
×5.キャプテントゥーレ
×13.ダークシャドウ
×2.リディル

ダノンシャンティのNHKマイルカップは1.31.4という
驚異的な日本レコードで圧勝。
高い能力がなければこのタイムは叩き出せないだろう。
叩き3戦目でようやく復調気配を見せている。
京都記念は行きたい素振りを見せて掲示板も危ないと思いましたが
強敵相手に4着、距離1F短縮は絶対に良い。
この後、海外遠征も視野に入れているので負けられない一戦。

エイシンフラッシュは去年は筋肉痛などでスムーズな競馬ができず
強い4歳世代のトップであり、阪神コース実績と
中間の攻め馬を見ても状態面の心配はなさそう。
最大の鍵は59キロの斤量さえ克服すれば、復活できそう。

ドリームジャーニーは去年は一度も勝利できず、
不本意な1年でした。
有馬記念ではブエナビスタを破っていることから、
G2ならば能力が違うと判断することもできる。
斤量58キロはむしろ有利だろう。

ダービー卿チャレンジトロフィー(GIII)

◎キングストリート
ここ2戦の内容を見る限り、マイル重賞戦で通用する能力は明確
57.5キロとハンデに見込まれてはいるが、決め手は上位。

○ダンツホウテイ
55キロの有利な斤量で勝負出来る、前走の1800m戦でも
しっかりと折り合いセイクリッドバレーやシルポート相手にも
先着した。
自身が最も得意とするマイル戦ならばさらなる期待も。

「その他の特別レース」
阪神9RマーガレットS
18.プランスデトワール

阪神10R難波S
4.タガノエルシコ

日経賞と中山牝馬ステークス

11R 第59回 日経賞(GII)

◎1.トゥザグローリー
○5.ペルーサ
▲6.マイネルキッツ
△9.ローズキングダム

良血トゥザグローリー、ダービー・天皇賞2着馬ペルーサなど、
強力な4歳有力馬勢が天皇賞に向けてのステップレース
非常に重要な1戦です。

トゥザグローリー有馬記念は14番人気で3着、
デビューは遅かったが、京都記念勝ちで完全に軌道に乗った印象
叩いたアドバンテージがあるので、4歳馬で1番手評価。

ペルーサもこの距離なら互角の扱い、

ローズキングダムは調教の内容がイマイチなのと
斤量59㌔で少し上位とは差がありそうな感じです。

中山牝馬ステークス(GIII)
◎レディアルバローザ
メンバー見ても先行馬が多数いてペースは早くなりそう。
レディアルバローザは調教での時計が好タイムで
動き自体は絶好、体にも張りがあり、
牝馬ながら落ち着き感と明らかに前走以上のデキ。
阪神1600外は力を十分に発揮できる舞台だろう。

高松宮記念と毎日杯

「ダッシャーゴーゴー中心」

11R 第41回 高松宮記念(GI)

◎13.ダッシャーゴーゴー
○4.キンシヤサノキセキ
▲5.ジョーノカプチーノ
△1.レッドスパーダ
×8.サンカルロ

阪神で行われる1200m戦は、スピードで押し切るのは簡単
でない。
最後にもうひと伸びできる1400m戦にも対応できる力が必要だろう。

本命はダッシャーゴーゴー、去年のスプリンターズSは
勝ち馬ウルトラファンタジにハナ差に迫る2着。
(惜しくも降着で4着でしたけど)
その前哨戦、セントウルSはグリーンバーディーを退けて優勝
昨秋以降のスプリント適正が開花している。

前走のオーシャンSは7割程度の仕上げと聞いています。
調教の動きは抜群に良く絶好調といえるデキですね。
枠は13番で、内枠有利の阪神コースですけど
不利を受けない枠でもあり、外々を回るようなロスがなければ
スプリント界の世代交代を果たす可能性は大きいだろう。

毎日杯

「レッドデイヴィス中心」

レッドデイヴィスのシンザン記念1.34.0はレコードタイム
2着は昨日スプリングS勝ち馬オルフェーヴルだけに
このメンバーでは負けられないだろう。

1番人気トーセンレーヴ単2.0倍の断然です。
ディープインパクト産駒が勝てば重賞1番人気での勝利は初。
ディープ産駒が5頭、ネオユニ産駒が4頭、タキオン産駒が4頭
昨日、リベルタスが崩れてしまったので
ディープ産駒の大将格になれるのか、楽しみな一戦でもあります。

スプリングステークスとフラワーC 2レース予想

11R 第60回 スプリングステークス(GII)芝・右 外

「リベルタス中心の馬券組み立て」

◎⑰リベルタス
○①ショウナンパルフェ
▲⑭リストザウイングス
△⑱サトノオー
×⑦ペルシャザール
×⑥オルフェーヴル
×⑬ダブルオーセブン

今開催は中山では無く阪神で行われるため施行条件が違いが
勝敗に大きく影響してきそうだ。

阪神1800mという条件は洋芝が混じり直線も長く
急坂も待ち受けるコースだから、かなりタフな条件と言えます。
マイルが限界の馬には1ハロンであろうと、
相当大きく響いてくだろう。

朝日杯勝ち馬「グランプリボス」がクラッシック路線か
マイル路線に進むのかは、この1戦の結果次第。

ベルシャザールやリベルタスあたりが前に付けるだろうが、
確たる逃げ馬が不在の1戦。

とはいえ皐月賞TRで賞金ボーダーライン1200万以下の馬は
仕掛けが自ずと早くなることも想定出来るので
直線での決め手勝負と考えたくなる所です。

阪神1800m外コースは外枠の差し馬有利ですから、
安定した末脚を発揮できるリベルタスが本命
手脚のバランスが非常に良く、マイルよりは距離延長歓迎。
エンジンの掛かりが遅いので中山→阪神はプラス。

対抗はショウナンパルフェ
二ノ宮厩舎には、既にクラシック路線を当確させたナカヤマナイトがいるが、ショウナンパルフェも順調なら重賞を獲ってたはず。
京成杯を無理せず自重したお陰で、今回は理想通りの
調整の仕上げ。先週、今週と本当にイイ動きでしたので、
この状態なら勝ち負けできそうです。

サトノオーとペルシャザールは共同通信杯は展開が向かなかった。
最後の伸び脚に見所があったサトノオーの巻き返し。
ディープ産駒人気馬の前走敗戦→好走のパターンも十分だろう。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

12R 第25回 フラワーカップ(GIII)1800m 芝・右 外

今年は番組変更により、桜花賞まで中一週。
正直なところ、出走各馬は桜花賞よりもオークス本命だろう。

確たる逃げ馬が不在で、いずれにしろペースはスロー、
折り合いを欠いた馬から、直線は脱落していくことになりそう。

牝馬路線はあの牝馬がいるから、陣営は勝てそうなところで
結果を出していかないとという勝負気配の漂う一戦です。

「気になるサトノフローラ」

新馬戦は大楽勝で、搭載エンジンの違いで9馬身もちぎって勝利。
その後は脚部不安でここまで休養を余儀なくされましたが、
戻ってからは、じっくり調整されてきました、バネの利いた
フットワークとしなやかな伸びは相変わらず特筆もので、
クラシック戦線への最後の大物となりうる存在です。

高松宮記念ジョッキーコメント

エーシンフォワードについて岩田康誠騎手

「先週目一杯やっているので、今朝の最終追い切りは反応を見るだけでした。元気で反応も良く、素晴らしい動きでした。動ける態勢にあると思っています。去年とも変わりないですね。香港のレースから休みを挟んで、うまくリフレッシュできたのではないでしょうか。1200mでも対応できる馬ですから、流れに乗っていいレースができれば。スプリント戦になっても勝てるだけの力がありますから。コースは申し分ありません。ロスなく回って直線に向けばいい弾け方をしてくれると思います。
馬も元気ですから、何とか頑張りたいです」

ダッシャーゴーゴーについて川田将雅騎手

「前走は久々のぶん返し馬からかなり気合いが乗っていて、レースでも行きたがりましたが、やや折り合いを欠きながらもしっかりと押し切ってくれました。58キロを背負っての結果ですから、今回に向けていい内容だったと思います。今年の高松宮記念は阪神で行われますが、この馬にとっては中京コースでやるよりも断然いいでしょうね。阪神のほうが競馬はしやすいでしょうし、重賞を勝っているようにコースには何の心配もありませんから。キンシャサノキセキは前走59キロであれだけの競馬をしていて今回は同斤量ですし、ジョーカプチーノは対戦していませんから、この2頭は気になります。それでも、この馬自体は上手にレースができるので、とにかく気分良くこの馬のレースをするだけだと思います。
去年のスプリンターズSは申し訳ない結果になってしまったので、ここで大きなタイトルを取りたいですし、安田厩舎2頭で、ドバイと日本で盛り上げたいです。そして被災地の方々に元気になってもらえるような、馬の素晴らしさを伝えたいと思います」

ジョーカプチーノについて藤岡康太騎手

「前走は出遅れてしまったので、折り合いに気をつけていました。思った以上の脚を使ってくれましたね。少し折り合いは欠きましたが58キロを背負ってあれだけの脚を使ってくれたのですから、自分自身にとって自信にもなりましたし、競馬の幅が広がったということで収穫がありました。ここまで強い内容で来ていますし、もうひとつタイトルを取らせてあげたいです。レースは前々で流れに乗る形かと思います。コース替わりも苦にしないでしょうし、気性的なところで1200mはいちばんレースがしやすいですね。一番の信頼を置くパートナーですし、あとは自分がしっかり結果を出すだけだと思っています」

サマーウインドについて庄野靖志調教師

「ここを目標に、順調に来ています。馬の調子は上向いていますし、いい結果を残せる状態にあると思います。JBCのあとに放牧に出し、年明けに厩舎に戻ってきました。久々の芝のレースですが特に調整を変えることもなく、気負うことなくやってきています。追い切りは、先週はジョッキーに乗ってもらって感触を確かめてもらいました。今週はレースまでに疲れを残さないように、坂路でサッとやりました。時期的に少し絞りづらいところもありましたが、レースには十分対応できると思います。距離自体は問題ないのですが、久しぶりの芝で一線級のスプリンター相手、しかもGIですからそう簡単ではないと思います。それでもこの馬の力を十分に発揮できたら、結果もいい方向に向くのではないでしょうか。血統的には芝をこなせるのは間違いないと思っていて、この馬もいつか芝で走らせたいと思っていました。それがこの舞台になりましたが、ここでどれだけやれるか楽しみです。」

ドバイ・調教状況と厩舎コメント

26日(土)にアラブ首長国連邦・ドバイのメイダン競馬場で行われるドバイワールドカップデー諸競走に出走する日本馬の状況は以下の通り。

★ドバイワールドカップ〔G1:オールウェザー(タペタ)2000m〕
●ヴィクトワールピサ(牡4 栗東・角居勝彦厩舎)
【調教状況】
 オールウェザー追い切り(ルーラーシップと併せ馬・松田全史調教助手騎乗)
 角居勝彦調教師のコメント
「今日はルーラーシップと2頭で併せ馬をしました。ヴィクトワールピサは中山の重たい馬場の前哨戦でも強い走りをしてくれましたので、ドバイのオールウェザー(タペタ)もこなしてくれると思います。体も引き締まって良い感じです。明日はウォーキング程度の調教を予定しています。」
●トランセンド(牡5 栗東・安田隆行厩舎)
【調教状況】
 オールウェザー キャンター1周(単走・山下久美調教助手騎乗)
 山下久美調教助手のコメント
「今日はキャンターで軽く1周流す程度に調教しました。馬は相変わらず元気一杯で順調です。明日、追い切る予定です。」
●ブエナビスタ(牝5 栗東・松田博資厩舎)
【調教状況】
 オールウェザー キャンター2周(単走・松田剛調教助手騎乗)
 松田博資調教師のコメント
「ドバイに来てからの調整は帯同スタッフに全幅の信頼をおいて任せています。土曜日は少し速い調教をしました。今日も栗東にいる時と同じように、いつもの調教ができており、馬体も良さそうです。明日追い切る予定です。」

★ドバイシーマクラシック〔G1:芝2410m〕
●ルーラーシップ(牡4 栗東・角居勝彦厩舎)
【調教状況】
 オールウェザー追い切り(ヴィクトワールピサと併せ馬・岸本教彦調教助手騎乗)
 角居勝彦調教師のコメント
「今日はヴィクトワールピサと2頭で併せ馬をしました。ルーラーシップは今日の調教でも軽やかな走りをしていましたが、そういった走りをしてくれる馬なので、ドバイの芝馬場も合っているように思います。これまで強い調教を3本ほどこなしているので、体も引き締まって良い感じです。明日はウォーキング程度の調教を予定しています。」

★UAEダービー〔G2:オールウェザー(タペタ)1900m〕
●レーザーバレット(牡3 美浦・萩原清厩舎)
【調教状況】
 オールウェザー キャンター1周(単走・稲垣幸雄調教助手騎乗)
 萩原清調教師の話
「明日の追い切りに備えて軽めの調教でしたが、馬はいつもと変わらない感じで安心しました。ドバイのオールウェザー馬場は若干柔らかい感触で、美浦トレセンのポリトラックの方がグリップ力があるように思います。」

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